日本代表シューターが、その実力を全米に見せつけた。

 現地時間4月4日、NCAA(全米大学体育協会)はトーナメントのファイナル4(準決勝、決勝)を2日後に控え、招待選手によるスラムダンクと3ポイントのコンテストを開催。3ポイントコンテストで、ネブラスカ大の富永啓生が優勝を果たした。日本人としては初の快挙だ。

 8選手が出場した3ポイントコンテストは、1分間で5箇所から5投ずつ、計25本を放って合計ポイントを競う形で実施(各スポットの最後の1本は2点扱いで30点満点)。1回戦から2選手が互いのコートで、同時に試技する対抗形式で行なわれた。

 富永は1回戦、15秒ほど時間を余らせて19点で最後のスポットに入ると、4本連続で沈めてラスト5秒は時間を待つ余裕ぶり。最後はゆっくりとマネーボールを放ち、すぐに後ろを振り向くステフィン・カリーばりの“ノールックショット”でネットを揺らすと、他の出場選手や実況も大興奮、全体トップの25ポイントで次ラウンドに駒を進めた。
  続く準決勝も各スポットの最後のシュートをすべて沈めるが、ラスト1投を残して相手が23点で富永は22点。しかしここでも抜群の勝負度胸を発揮し、ブザービーターでマネーボールを沈めて24点、決勝に進出した。

 迎えたファイナルは先に試技を終えた相手が17点。富永は最初の2つのラックで9点と好スタートを切ると、4箇所目を終えて16点。最後のラックでは2〜4本目を成功させて19点として勝利を決めると、ラストは再び時間を余らせてマネーボールを高々と試投。これは外れたが、会場中の視線を一身に集め、見事に優勝を飾った。

 自身最初で最後となったNCAAトーナメントは残念ながら1回戦で敗れたが、今季の躍進ぶりを象徴するような圧巻のパフォーマンスで“和製カリー”たる所以を見せつけた富永。明日は大学4年生の選抜選手による、オールスターゲームにも出場する。

構成●ダンクシュート編集部

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