先週末に開催されたF1第14戦ベルギー・グランプリで、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は17番目にチェッカーフラッグを受け、後にジョージ・ラッセル(メルセデス)の失格によって順位をひとつ上げている。

【画像】米プロレーサー、リンジー・ブルワーの厳選フォトを一挙お届け! サマーブレイク前の最後の週末、パワーユニット(PU)の交換で計60グリッドの降格ペナルティーを受けたことにより、初日から決勝に向けたアプローチをとった角田は、予選18番手に終わり、最後尾スタートとなった決勝は、ハンガリーGPでは成功したワンストップの戦略も奏功せず、3戦連続のポイント獲得はならなかった。

 ただでさえ厳しいレースで、車に問題を抱えていたことも明かした角田の週末に対して、多くの各国メディアが低評価を下したものの、英国のモータースポーツ専門サイト『CRASH』 は「グリッド降格ペナルティーがあったため、角田の週末を正確に評価するのは難しい」として、10点満点の採点では意外にも及第点を上回る「6.5」を与えている。

 一方、同国のF1専門サイト『PLANETF1.COM』は「5.5」で、「“60番手”からスタートしたため、角田が順位を上げるのは最初から難しかったが、それでもチームメイトのダニエル・リカルド(9位から10位に繰り上げ)がポイント圏内フィニッシュを飾った中での16位は失望感が拭えない」と厳しい内容の寸評となった。

『Race Fans』の採点も「5」に止まり、「角田にとって厳しい週末となった。今季5基目のPUを使用したため、グリッド最後尾からのスタートが確定。最初のスティントではチームメイトとほぼ同じペースを維持したが、ワンストップ戦略はライバルたちほど効果的ではなかった。チームは彼のペースが制御不能な要因によって制限されていた可能性があることを示唆したが、それ何であるかが不明なため、彼の評価に対してこれ以上寛大になるのは難しい」と綴っている。

 続いてオランダのF1専門サイト『RN365』は、「角田はレース後、週末を通してペース不足に苦しんでいたことを明かしたが、それは彼のタイムシートを見れば明らかだ。この日本人ドライバーはスパでの週末、一貫してチームメイトよりも遅かった。そしてレース後、エンジニアから車に何か問題があったようだということを明かされている」と彼のレースウィークエンドを振り返り、採点はブービータイの「5」とした。
  スペインのF1サイト『F1i.com』も同採点で、寸評は「この週末の角田は、何もかもが上手くいかなかった。PU交換で60グリッド降格という大きなペナルティーを受けたことで、予選では何をしようとも最後尾グリッドに固定されてしまった(それでもQ1を突破できなかったのは良くなかったが……)」とネガティブな記述となり、さらに以下のように続けている。
 「レースでは、ニコ・ヒュルケンベルク(ハース)やローガン・サージェント(ウィリアムズ)を上回ることはできたが、RBドライバーとしては、状況を受け入れてこの1日を乗り切る以外に良い選択肢はなかった。リカルドがトップ10入りして見事にポイントを獲得した一方で、自身は手ぶらでレースを終えることになり、さらに悔しさが増したことだろう」

 スポーツ専門サイトの『sportskeeda』は「6」の及第点評価で、「60グリッド降格ペナルティーに対し、角田にできることはほとんどなかった。今季前半戦ではまずまずの成績を残した彼が、今後もこの調子を維持できることを期待したい」と、1か月後に始まる後半戦での活躍に期待を寄せた。

 最後に英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、今回もランキング形式で全ドライバーを評価し、角田は「17位」。予選については「グリッド降格ペナルティーで最後尾スタートが決まっていたため、彼のQ1のアタックも本気のものではなく、ここで数回の走行を見せた」、レースでのパフォーマンスに対する評価も厳しいものとなっている。

「決勝は何もかもが厳しい状況であり、ドライビングは快適なものではなく、序盤にサージェントを抜いた後は、ペースに苦しんだ。ワンストップ戦略をとったにもかかわらず、ヒュルケンベルク以外のドライバーには勝てず。ペナルティーを考慮したとしても、あまり良くないレースだった」

構成●THE DIGEST編集部

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