セリエAプレーオフ準々決勝、ペルージャが接戦を制して先勝! 石川祐希は短時間の出場で無得点。次戦は敵地で勝負の2戦目へ
【動画】石川祐希も出場!PO準々決勝ペルージャvsモデナ戦のハイライト
レギュラーシーズン上位8チームのみが出場を許されるプレーオフ。先のステージへ進むためには、3戦先勝(最多5試合)しなければならない。
今季のペルージャは、開幕から後半4節まで15連勝のあとに2戦を落とすも、続く4試合は再び白星を重ねて20勝2敗とし、レギュラーシーズンを終えた。2連覇を狙う初戦の先発メンバーは直近の同様に、司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、オポジット(OP)は元チュニジア代表ワシム・ベンタラ、ミドルブロッカー(MB)がアグスティン・ロセルとセバスティアン・ソレのアルゼンチンコンビ、リベロには元イタリア代表のベテランであるマッシモ・コラチ、OHはウクライナ代表オレフ・プロトニツキとポーランド代表カミル・セメニウクを起用。石川は2試合続けてのベンチスタートで第2、第3セットに途中出場した。
一方のモデナは9勝13敗で黒星が先行したが、筋肉系のトラブルで離脱中のMBイタリア代表ジョヴァンニ・サングイネッティに代わって出場機会を得た18歳の同胞パルド・マーティがここ数試合で異例の大活躍。レギュラーシーズン後半は、順位で上回るチヴィタノーヴァに3-1、ミラノに3-0で勝利するなどチームは調子を上げている。
ペルージャが武器のサーブでこれまでに積み上げたエース数はリーグトップの200本。モデナは148本で2位につけている。レギュラーシーズンとコッパイタリア準々決勝の対戦3回に完勝した昨季王者だが、この日は経験豊富なセッターのアルゼンチン代表ルチアーノ・デセッコ、得点ランク5位のOPオーストリア代表パウル・ブケッガーらを擁する古豪の奮闘に我慢の戦いを強いられることとなった。 第1セット、ペルージャはモデナのサーブと周到な準備が伺えるブロックにお株を奪われる形で追いかける時間が続く。19-24からジャンネッリのエース1本を含むサーブで相手のセットポイントを5度にわたり阻止して23-24まで巻き返すが、あと一歩届かずに先行を許した。
サーブミスが頻発して第2セットもリズムを掴みきれないペルージャだったが、再びジャンネッリのサーブで3連続ブレークを呼び込み逆転し、リードを2点とする。19‐17でセメニウクの打球がブロックに捕まると、チームは石川を起用するがワンポイントのみで再びベンチへ。その後、ベンタラのライト攻撃が次々と決まり3点差でセットポイントを迎える。すると、そこからモデナが猛攻を開始。ペルージャは3連続失点で接戦へ持ち込まれるが、相手のセット連取のチャンスを3度にわたり回避してセメニウクのブロックアウトで32-30。デュース7回の混戦を制して試合を振り出しに戻した。
第3セットは一進一退のなか12-12でプロツニスキに替えて石川を前衛へ投入。攻撃の機会はあったが得点に絡むことなく18-18でコートを降りる。以降、サーブミスが続いたモデナに対して、ペルージャは細かくブレークを重ねて白星へ王手をかける。
第4セットでは、1セット目の38%から2、3セットで50%台へアップしたアタック決定率を63%へと引き上げて中盤にリードを3点とする。さらにエース3本で相手に反撃の猶予を与えず。モデナの粘り強い攻守に手を焼きながらも、最後は相手を圧倒してペルージャが1勝目を挙げた。
短時間の出場にとどまった石川は、第3セットに後方からの難しいボールを打ち抜いたアタック一打はラインを割り、一度訪れたサーブもコートを捕らえることができずに無得点で試合を終えた。
アウェー開催のプレーオフ2戦目は、日本時間3月17日午前3時開始予定。ペルージャはその前に、日本時間3月12日午前4時30分開始予定のCEVチャンピオンズリーグ準々決勝(ホーム&アウェー方式)で、4強入りがかかるモンツァとのイタリア勢対決1戦目に敵地で挑む。
ほかのプレーオフ準々決勝の結果は、垂水優芽が所属するリーグ8位チステルナ(垂水は出場なし)が1位トレンティーノに0−3(23-25、19-25、14-25)のストレート負けを喫した。大塚達宣が所属する6位ミラノは3−2(27-29、25-23、18-25、25-23、17-15)でタイブレークを制して3位チヴィタノーヴァに逆転勝利を収めた。途中出場ながらチーム2位の16得点(アタック15、ブロック1)を挙げる活躍をみせた大塚はMVP(マンオブザマッチ)を受賞した。もう1試合は4位ヴェローナが5位ピアチェンツァに1−3(23-25、25-23、17-25、20-25)で敗戦。上位チームのうち、3位と4位が初戦を落とす結果となった。
第2戦は、全試合が日本時間3月17日の深夜から早朝にかけてそれぞれの対戦カード下位チームのホームで開催される。
取材・文●佳子S.バディアーリ
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