「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1 創刊から1980年代、伝説のはじまり」が18日から、森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6)で開かれる。

 会期を3回に分けてじっくりと紹介する。VOL.1は、創刊から急成長を遂げた80年代を支えた作品たち。『男一匹ガキ大将』(本宮ひろ志)をはじめ、『北斗の拳』(武論尊・原哲夫)、『DRAGON BALL』(鳥山明)、『キン肉マン』(ゆでたまご)、『キャプテン翼』(高橋陽一)など、60作品以上のヒーローたちが大集結する。

作品体感ゾーンで貴重な名場面原画や各種演出で世界観にどっぷり浸かる

 会場に入るとまずは「【シアターゾーン】伝説の始まり」で、創刊から80年代のジャンプで活躍してきたキャラクターたちの迫力ある映像でテンションMAXにしたまま、「【作品体感ゾーン】降臨!!ジャンプ超英雄譚」へ。同ゾーンは代表的な9名の漫画家による11作品を貴重な原画展示やそれぞれの演出を交えて紹介する。

 ジャンプの原点ともいえる『ハレンチ学園』(永井豪)、『男一匹ガキ大将』(本宮ひろ志)からスタート。その空間に立つだけで作品の世界観にどっぷりと浸れる。

 『キン肉マン』ゾーンでは、いきなりキン肉マンの巨大マスクが目に飛び込んでくる。近づいてよく見ると、肌色の部分はキン肉マン消しゴム(キンケシ)の集合体からなっている。80年代に人気を博した当時の金型からこの展示のために成型したキンケシ約3万体が使用されているという。また、名場面「マッスル・ドッキング」をジャンプ2色刷りカラー風に立像で再現。見応え十分だ。

 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は1976年に始まり、以降40年間一度も休載なく連載されてきたレジェンド的作品。同ゾーンでは、“遊びの名人”両さんの「懐かしい遊びがいっぱい『こち亀』スゴロク」と共に各年代で子どもたちに人気があった玩具なども展示している。

 「あべし!!!」「ひでぶっ!!」など、敵がやられる前に発する擬音語と世紀末の荒野での漢(おとこ)たちの闘いの美学を描いた『北斗の拳』。映像展示「世紀末名ゼリフ伝説!!」では、泣ける漢気あふれる言葉を復習でき、名場面「ラオウの最期」は巨大像に映像をミックスさせて臨場感を醸し出している。力強い画風ながら、細かい線や彩色が緻密な原画も美しい。