大阪の夏の風物詩「天神祭」は24日に宵宮を迎えた。「鉾流神事」で厳かに幕を開け、大阪市北区の大阪天満宮や天神橋筋商店街などは朝から浴衣姿の人などでにぎわいをみせている。

元気よく「催太鼓」の音響く

 同日夕方には天満宮で「催太鼓(もよおしだいこ)」が始まり、真紅の頭きんをかぶった願人たちが激しく太鼓を打ち続け、「ドンドン」と大きな低音を響かせては見物人から拍手と歓声がおくられていた。

 子どもとともにこの様子を見ていた、同市中央区の30代女性は「この低い音の響きは子どものころからみてるけどすごいですよね。うちの子ども(3歳)も喜んでくれてるので来てよかったです」とうれしそうに話していた。

全長16.2メートルもある船が宮入

 また、どんどこ船の宮入も行われ、全長16.2メートルもある船が陸揚げされ、子どもらを乗せて大阪天満宮に宮入。そのようすを見物に来ていた外国人観光客らが夢中になってカメラ撮影を行うなど、こちらもにぎわいをみせていた。

 この様子を見に来たという同区に住む70代の男性は「いつも子どもらが元気に宮入してくれるから、毎年暑くても見に来るねん」と話していた。

「天神天満花娘」の大阪締めに拍手と歓声

 商店街では華やかな衣装に身を包んだ「天神天満花娘」たちが、各商店主たちに商売繁盛の願いをこめて大阪締めを行う。

 各店で大阪締めを行うたびに周囲に多くの人だかりができ、カメラ撮影をする人のリクエストに応じて笑顔でこたえている。時は大阪締めをやった後に拍手とともに「かわいいぞー」という声もあがるなど、にぎやかなひとコマがみられた。

 大阪管区気象台によると、同日午後6時までに大阪市内では最高気温33.7度を観測するなど暑い一日となった。あす25日の天気は曇りの予報となっているが、朝の最低気温は28度、最高気温は34度の予想だという。

 25日の「本宮」は、多くの船が大川を行き交う船渡御(ふなとぎょ)や、奉納花火などが行われる予定となっている。
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