東京都議選で第一党になった地域政党「都民ファーストの会」は24日、都議会内会派「都民ファーストの会東京都議団」の幹事長に、元民進党の増子博樹都議(文京区)を選出したと発表した。都議選では追加公認を含め55人が当選したが、増子氏は会見で「都民ファーストの会への責任も、都民の期待もかなり大きい。しっかり取り組んでいきたい」と語った。

 その他の会派役員は、政調会長に、自民党を離党して都民ファーストの会に合流した山内晃都議(品川区)、総務会長には、小池百合子知事の元公設秘書の荒木千陽(ちはる)都議(中野区)が就任した。増子氏も含めた3氏はそれぞれ党の幹事長、政調会長、総務会長も務める。会派団長には尾崎大介都議(北多摩第3)が就いた。

 都議選では都議会改革を掲げた同会だが、増子氏は「政策中心の会派ということで、都民に約束した議員提出議案の条例などスピード感を持って進めていきたい」とした。

 会見では、受動喫煙防止条例に関するプロジェクトチームの設置を発表。今後、同条例案の議員提出に向けて活動を進める。ただ「(同会派は)知事と同じ方向を向いているので、そこは齟齬のないようにしていかなくてはいけない」とも述べた。

 一部会派が求める豊洲市場移転問題の特別委員会設置について、増子氏は「常任委員会中心主義が都議会の基本」として、まず常任委で検討すべきだとの考えを示した。

 都議選後の会見では、小池知事が党内議論の「見える化」に言及した。この日の会見で増子氏は、会派内の議論は「基本オープンにして議論経過を公開する。テストケースとしていろいろやっていきたい」と述べた。

(取材・文:具志堅浩二)

《略歴》増子博樹(ますこ・ひろき) 亜細亜大卒。文京区議、文京区議会議長。都議会経済・港湾委員会委員長、民主党東京都連副幹事長、都議会防災対策特別委員会副委員長、東京都都市計画審議会委員。57歳。文京区選出。都議3期目