WBCの準決勝に向けてドジャース対日本の強化試合が19日(日本時間20日)アリゾナのグレンデールで行われ、日本がドジャースに2−3で逆転サヨナラ負けした。8回までの中継ぎ陣は順調だったが、9回を任された松井裕(楽天)が崩れた。打線の方も8安打を奪いながらも、2本の二塁打を放った筒香(横浜DeNA)以外は、手元で動くメジャー特有のピッチャーの球質に苦しんだ。準決勝で対戦する米国の先発はナショナルズで昨季16勝10敗、防御率2.83のロアークが濃厚でツーシームを武器にする右腕。動くボール対策は急務だ。

 日本は調子の上がらない青木(アストロズ)を6番に下げ、坂本(巨人)を3番に入れる新打線を試した。
だが、ドジャースの先発、オークスの手元で動くツーシームにてこずる。二回、先頭の筒香(横浜DeNA)が左中間を破る二塁打で出塁したが、後続が断たれ、3回もスタメン出場となった炭谷(西武)が一死からヒットで出塁したが、けん制死するなど、ちぐはぐな攻撃。

 逆に先発の武田(ソフトバンク)が4回、グティエスに左前打を許し、暴投で得点圏に進まれると、セグディンにセンター前へ先制タイムリーを打たれた。

 日本が反撃したのは、3番手のデイトンに代わってから。5回、鈴木(広島)が四球を選び盗塁を決め、田中(広島)が続けて四球を選んだ際に暴投が重なり、無死一、三塁とした。炭谷は二ゴロに倒れたが、併殺崩れの間に同点に追いついた。

 さらに6回、4番手のモローから筒香がレフト線二塁打で出塁すると代走の平田が三盗に成功。無死三塁で中田(日ハム)が、きっちりとセカンドの頭上を越すタイムリーを放ち1点を勝ち越した。

 日本は、武田から5回を岡田(中日)、6回を秋吉(ヤクルト)、7回を平野(オリックス)とつないだ。平野は二死からディクソンに左中間フェンス直撃の二塁打を浴び同点の走者を背負うが、その後を締めた。

 8回は牧田(西武)が素晴らしいテンポでピシャリと抑えたが、1点をリードした9回、連投マウンドに上がった松井裕(楽天)が二死一、二塁のピンチを作り、ディクソンにライトオーバーの逆転サヨナラ打を打たれて2−3でゲームセット。投打に課題を残して日本は2日後に迫った準決勝の米国戦に向けての最終調整を終えた。