テニスの全英オープン、ウインブルドン選手権の女子シングルス決勝が現地時間の15日に行われ、第14シード、ガルビネ・ムグルサ(23、スペイン)が、9年ぶり9度目の決勝進出を決め、自己6度目の優勝を狙ったビーナス・ウィリアムス(37、米国)に7−5、6−0のストレート勝ちで初優勝を飾った。

 2012年にプロデビューしたムグルサは、昨年の全仏オープンでビーナスの妹セレーナ・ウィリアムスを破って優勝して以来、自己2度目のメジャーでのタイトルを手に入れた。
 
 英国の地元紙テレグラフは、ベネズエラ生まれのムグルサが初めてメジャー大会の決勝に勝ち進んだ2年前の同大会でセレーナに敗れた時のことに触れ、セレーナがムグルサの憧れの選手であったことを紹介した。
 
「2年前、私は決勝でセレーナに敗れた。その時、彼女は私に、いつか私も優勝すると思うと言ってくれた。そして2年後の今の私がいる」と、女子テニス界伝説の名選手であるビリー・ジーン・キングやマルチナ・ナブラチロワも見守ったスタンドの前で話したコメントを記載。コート上のインタビューでムグルサはさらに「今日はビーナスという素晴らしい選手を相手に最も厳しい戦いだった。私は彼女のテニスを見て育った。彼女と決勝を戦うなんて信じられない。自分が尊敬する選手を相手に戦えて最高」と話した様子を伝えた。

 37歳のビーナスは、1908年のシャーロット・クーパー・ステリー以来となる最年長での同大会優勝を狙っていたが、同じように37歳での優勝を狙った例が以前にもあり、それが1994年のナブラチロワ。その時にナブラチロワを破ったのが、今回ムグルサの代理コーチを務めているコンチタ・マルチネスだったという。

 ムグルサの通常のコーチの妻が出産間近なために、ムグルサのコーチとして見守っていた。それが、こういうめぐり合わせに繋がり、ムグルサは「彼女がナブラチロワを破り、私がビーナスを破ったなんて偶然。こういうことがいろいろあって、素敵」と話した。