レンジャーズのダルビッシュ有が16日(日本時間17日)、敵地でのロイヤルズ戦で後半戦最初の先発マウンドに立ち、6回3分の2を投げて6奪三振8安打3失点(自責点は2)で、勝ち負けはつかなかった。クオリティスタートを守ったが、守備の乱れにも足を引っ張られる不運な失点で1点のリードを許して降板した。チームが同点に追いついたことでダルビッシュに勝ち負けは付かなかった。ダルビッシュは、終始、踏み出した足元を気にしており、スパイクの歯が入らないほど異常に硬くて滑る敵地のマウンドにも苦しんだ。

 アンラッキーだ。その立ち上がりに、先頭のメリフィールドをピッチャーゴロに打ち取ったが、高いバウンド。打球はダルビッシュがジャンプして差し出したグラブをはじき、三塁前へ転がって内野安打となった。続く2番のボニファシオにも、ライト前ヒットを許して無死一、三塁。ここで3番、ケーンに対して投じたアウトコースのボールがひっかかり、ワイルドピッチとなりあっさりと1点を献上してしまった。

 3回に、ロビンソンの一発で同点に追いついてもらったが、その裏、二死から4番のホズマーを四球で歩かせ5番のムスタカスにライトオーバーのタイムリー二塁打を浴びた。また1点のリードを許す。

 だが、ここからのダルビッシュは粘り強かった。テンポを取り戻す。5、6回と6人でピシャリ。7回には、ナポリの一発で再び同点になった。しかしダルビッシュは、その裏、また二死からブテラにレフト前ヒットを許した。ベンチからピッチングコーチが出て間を取ったが、続くメリフィールドにも、インサイドのツーシームをレフト線に痛打された。この打球のクッションボールの処理をレフトのマザーラが戸惑っている間に、勝ち越しの1点を許してしまった。マザーラにエラーがつき、ダルビッシュの自責点にはならなかったが、球数が98球に達していたことで、ベンチは交代を告げた。

 1点を追うレンジャーズ打線は8回二死二塁から、マザーラがミスを取り返す同点タイムリーをセンター前へ放ち、ダルビッシュの負けが消えた。

 3−3で迎えた9回にレンジャーズはグリルがマウンドに上がったが、踏み出した足が滑るほど硬いマウンドにクレームをつけて、急遽、ステップする部分に土を入れて修復するという珍しいシーンが。ダルビッシュも、この異常に硬くて滑るマウンドに足を引っ張られたのかもしれない。

試合は、9回二死満塁からロイヤルズ、ケーンのなんでもないライトフライをデーゲームで太陽が目にはいったレンジャーズのチェ・シンスがグラブに当てて落球(記録はヒット)。レンジャーズが不運なサヨナラ負けを喫した。