7月31日のトレード期限ギリギリで、レンジャーズからドジャースにトレードになったダルビッシュ有が4日(日本時間5日)、ニューヨークで行われたメッツ戦でドジャースとして初めて先発のマウンドに上がり、7回を3安打、10奪三振、無失点。チームは6−0で勝って今季7勝目(9敗)を挙げた。
 
 この華々しいデビューを全米メディアは大きく取り上げた。メジャー公式サイトは「ドジャー・ブルー(ドジャース)デビューでユウは(ドジャースの)望みを叶えてくれると証明した」という記事掲載。

「どうすれば、(現在)リーグで一番のこのチームがさらに向上できるか? 今日の試合はその答えでもあった。ダルビッシュを獲得したのは(ドジャースがプレーオフを戦う)10月に向けたものだ。彼の今日の勝利はドジャースを77勝32敗と45ゲームの貯金に導いた。そして、それ以上に大事なことは、ポストシーズンでクレイトン・カーショーのあとを投げ得る投手として、ポジティブな能力を見せられたことだ」とし、この日3打数無安打に終わったメッツの3番、ジェイ・ブルースの証言を紹介した。
 ここまで29本塁打を放っていてレンジャーズ時代のダルビッシュにも相性のいい主砲だ。

「彼(ダルビッシュ)はもう一人のエースとしての存在を手に入れた。彼は本番が始まれば頼りになる選手。野球界で最高の投手の一人だ。そんな投手をドジャースは得た」
 もう一人のエースというのは、現在故障者リストに入っているカーショーとダルビッシュの2人という意味だろう。ドジャースのポストシーズンに向けたダルビッシュへの期待を高めた。

 またこの日のダルビッシュの投球を振り返り、七回を投げ終えた時にはダルビッシュとデイブ・ロバーツ監督が抱き合った場面に触れた。

 ロバーツが「我々はエネルギーに満ち溢れていた。プレーオフのような雰囲気とは言いたくないが、コーチとして、また選手として我々がユウに対して感じた興奮は、すごいエネルギーに溢れていた。一度のスタートではあるが、我々が期待していたすべてを彼はやり遂げた」という力強いコメントを紹介した。

 ロスの地元紙オレンジカウンティ・レジスター紙は、「ユウ・ダルビッシュはドジャースでの初めての先発で、素晴らしい“Omiyage(お土産)”を持ってきてくれた」と洒落た書き出し。「これ以上いいことはない」というロバーツ監督の喜びのコメントを紹介した。