ロンドン世界陸上の男子200m準決勝が9日(日本時間10日)現地で行われ、サニブラウン・ハキーム(18、東京陸協)が、第2組目で2位に入り決勝進出を決めた。日本勢の男子200mでの決勝進出は、2003年のパリ大会で銅メダルを獲得した末続慎吾以来、14年ぶり史上2人目の快挙となった。18歳と5か月の決勝進出はウサイン・ボルト(ジャマイカ)の持つ18歳11月か月の最年少記録を更新することになった。

 また上位2人がレーン逸脱で失格したため繰り上げで、準決勝進出を決めていた飯塚翔太(26、ミズノ)は1組で5位に終わり(20秒62)敗退となった。決勝は、明日、日本時間11日未明に行われる。

 雨が降り続ける悪条件の中、準決勝2組の9レーンで登場したサニブラウンは、大外レーンが持つ有利さを生かして前半から飛ばした。予選ではスタートで出遅れたが、それをカバーした。カーブを抜けたところでリチャーズ(トリニタードトバコ)が飛び出たが、金メダル候補のグレイク(ジャマイカ)の追い上げをかわして2位をキープして逃げ切った。記録は追い風0.3mで20秒43だった(自己ベストは20秒32)。

「まずは目標としていた決勝に行けた。これで満足せず、タイムもまだまだなので、もう一段階上げて、(決勝では)メダルに食い込める走りができればいいなと。明日は、いい天気になると思うので、今日、寝て、食べて、いいモチベーションになれば、もう一段階くらいギアを上げられると思う」

 100mではスタートでつまずき決勝進出はならなかったが、100mの日本記録保持者で、今回の日本選手団の監督である伊東浩司氏は、「世界的に見ても100mの予選での走りは価値があった」と成長度を高く評価していた。サニブラウンも、100m失敗のショックを引きずることなく見事に切り替て200mで結果を残した。

 また食中毒の胃炎のため予選を棄権、救済レースとなるタイムレースで20秒20の記録を出して準決勝進出を決めていた今季世界ランキング1位のI・マクワラ(ボツワナ)は、飯塚も出場した第1組目に走り、20秒14で右手を挙げて2位に入り決勝進出を決めた。