去就が注目されているFAのイチロー外野手(44)に関して、米国のCBSスポーツは、メジャー移籍の可能性があることを伝え、移籍先の候補チームとして、マリナーズ、ダイヤモンドバックス、ホワイトソックス、ロイヤルズ、エンゼルス、メッツ、ジャイアンツの7球団をピックアップした。

 その中には古巣のマリナーズだけでなく、大谷翔平(23)が入団したエンゼルス、オリックスの平野佳寿(33)が契約したダイヤモンドバックスの2球団も含まれている。

 CBSスポーツは、23日にイチローが、故郷である愛知県豊山町で行われた「第22回イチロー杯争奪学童軟式野球大会」の閉会式での発言を受ける形で、「イチローは現役希望。『ペットショップで売れ残った大きな犬みたい』と感じている」との見出しでコメントをクローズアップする記事を配信した。

「イチローはFAで売れ残っているが、44歳になっても、まだスパイクをつるす計画はない。イチローは、この週末、日本で記者に対し、予算のないマイアミ・マーリンズが、2018年の契約オプションを破棄してから数週間がたった後も、プレーを続けることを希望していると語った」と紹介。子供達とのやりとりの他、壇上でダンスを披露したことまでを細かく伝えた。

 イチローは、この3シーズン、マーリンズの外野の控えとしてプレー。今季は外野の3ポジションでプレーし、215打席で打率.255、出塁率.318、長打率.332、3本塁打の成績を残している。

記事では「今オフのFA市場は動きが遅く、外野手は不足していないが、イチローを年俸の安い控えの外野手として起用できるメジャーのチームはありそうだ。彼の価値はフィールドでのプレーを超えたものがある。代打として助けになり、またこのスポーツにおいて世界で最も認められている選手の1人でもある」と、イチローの価値を説明した上で、メジャー契約の可能性が残されていることを言及した。

 そして移籍先の候補チームとして「すでに外野手は埋まっているが、シアトル・マリナーズとの再契約がイチローのシアトルで築いた歴史やシアトルでの人気から言えば理にかなっているかもしれない。他にもアリゾナ・ダイヤモンドバックス、シカゴ・ホワイトソックス、カンザスシティー・ロイヤルズ、ロサンゼルス・エンゼルス、ニューヨーク・メッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツが、移籍先の候補として浮かんでくる」 と記した。
 メッツは ライトのマイケル・コンフォルト(今季109試合、.279、27本塁打、68打点)が肩の手術を行い開幕に間に合うかどうか疑問視されているため、コマ不足であることは間違いない。
 スタントンのトレードに動いていたジャイアンツもレフトのジャレット・パーカー(今季 51試合、打率.247、4本塁打、23打点)、センターのゴーキース・ヘルナンデス(今季128試合、打率.255、 0本塁打、22打点)、ライトのハンター・ペンス(今季134試合、 打率.260、13本塁打、 67打点)と手薄だ。

 イチローの代理人のジョン・ボッグス氏はマーリンズを除く全29球団に打診を行っており、ウインターミーティング中には、マリナーズ、メッツという2球団を候補チームとして挙げ、「今季も代打という難しい立場で結果を残している。若い選手の見本となれる選手だから、年齢に関係なく、来季もメジャーでプレーできる可能性に自信がある」と見通しを語っていた。