松井珠理奈が公式YouTubeチャンネルを開設し、11月1日にその初回生配信を実施。配信の前後には取材機会が設けられ、松井がYouTubeについて、そして延期となっている自身の卒業について語った。

10月3日〜5日に開催された「SKE48 12th Anniversary Fes 2020〜12公演一挙披露祭〜」の最終日に発表されたYouTubeチャンネルの開設。「吾輩は珠理奈である。チャンネル名はまだ無い。」というチャンネル名でプレオープンし、ファンからそのネーミングが募集されていたが、その結果発表を初回生配信で行うことになった。

そんな生配信開始直前に、松井が取材に応じた。

■スタッフさんが大人数で、緊張してきちゃいました(笑)

――YouTubeチャンネルを開設したきっかけは何ですか。

このご時世なので皆さんおうちにいる時間が増えたりとか、自分も10月で卒業が決まってたんですけど、延期になってしまって今だからこそ、皆さんに楽しいことをお届けできたらいいなと思って始めました。

――初回を生配信にしたいと思ったのは?

見てくださる方のリアクションがすぐに分かるのはいいなと思ったし、生配信だからこそのドキドキ感を味わいたいなとも思いました。今までも生配信はやってきたので、そこは自分でも強いかなと思うので、そんな部分も見せられたらいいなと思います。

――チャンネル名をファンの方と決めるというのは松井さんの案ですか。

そうですね。YouTubeって自分の好きなことややりたいことを発信することが多いと思うんですけど、私は見てくださる方と一緒に作りあげるチャンネルにしたいと思ったんですよ。ちょっとでも他の人と違うことをしないとだめなのかなっていうのは大人数のグループでやってきて学んだことの一つなので。まずはチャンネル名を皆さんと一緒に決めたいなと思いました。

――今日はチャンネル名を決めるという内容ですが、今後やってみたいことは?

イベントをやってても「生で会えてうれしかった」っていう声が多いんですよ。YouTubeは画面越しではありますけど、皆さんと会えるような企画も考えられたらいいなと思います。たとえば今回だったら、チャンネル名が採用された人に会いに行くとか。何か頑張ってくれた人に会いに行くのは面白いかなと思います。

――他のAKB48グループのメンバーのYouTubeは見ていますか。

ゆきりん(柏木由紀)さんとか峯岸(みなみ)さんのは見てます。皆さんが衣装を着てやってる「踊ってみた」系を見るのは好きですね。私はあまり普通のことをしたくないので、やるとしたら何かひと手間加えて踊ってみたいなと思います(笑)。

――生配信直前の今のお気持ちをお聞かせください。

まずこの現場に来たときに、こんなにがっつりした撮影だと思ってなかったのでびっくりしました(笑)。スタッフさんがこんな大人数だと思ってなくて。もっとゆるい感じだと思ってたんですけど、入った瞬間緊張してきちゃいました(笑)。

でも、ありがたいことですね。他の仕事でもそうですけど、一人では何もできないので、こうやってたくさんの方に協力していただきつつ、見てくださる方にもたくさん力を貸していただいて作っていきたいなと改めて感じてます。

■他のメンバーに浮気しても戻ってくるのはここですよ(笑)

夜8時からの生配信がスタートすると、松井は「1・2・3・4・ご一緒に! 6・7・8・9・珠理奈〜!」とおなじみの自己紹介。すると、スタッフからクラッカーが打ち鳴らされ、そのサプライズにびっくりする表情を見せた。

コメント欄には海外のファンからのメッセージも寄せられ、英語でのあいさつも聞かせた松井。さっそくチャンネル名を決めることになり、ボードに列挙されたファンからの案を見渡して「海外の方にも分かりやすいように英語が入ってるのはいいですね」と語った。

「これは結構好きですね!」とほめたり「これ、そのままでしょ! 何も考えてないじゃん(笑)」とツッコミを入れたりしつつ、最終的に3つの案にしぼることに。

残った「Jurich」「JUTube」「珠理奈HOUSE」の3つの中から「珠理奈HOUSE」に決定。

選考理由は「仕事とか学校とかいろんな場所に行った後、絶対にこの家に帰ってくるっていう意味が込められてそうですてきだなと思ったので」と言いつつ「ファンの方って浮気するんですよ(笑)。『珠理奈だけだよ』って言って、他のメンバーのレーンにも並んでたり。それでも最後に戻ってくるのはここですよっていう意味も込めて」と冗談めかして笑った。

続いて、今後の企画として「MCマスコット総選挙」開催を発表。番組を進行するMCキャラクターのデザインをファンから募集するという。

松井からデザイン案の例として、トイプードルの「ワンダフルちゃん」が発表されると「これでいいじゃん!」「もっと絵が下手かと思ってた(笑)」といったコメントが続々と上がった。

初回配信はそんなファンからのコメントのおかげもあって盛り上がりを見せ、予定時間を若干オーバーして終了。生配信後には現場を訪れたメディアの取材に再び応じた。

■コメントを追うのに必死だったのは今後の改善点ですね

――生配信を終えた率直な感想はいかがですか。

コメントが流れるのが早過ぎて、追うのに必死でした。自分で進行しつつ見なきゃいけなかったので。今後も生配信はやっていきたいと思っているので、そこは改善点かなと思います。ちょっと反省してます(笑)。

事前に思ってたのと違ったのは、チャンネル名を決めるときにもっと時間が掛かるかと思ったんですよ。いい案がたくさんあったし、その中から選ぶのは慎重にならなきゃって思ってたんですけど、意外にピンと来てすぐに決まっちゃったので、その後の尺をどうしようって思ってました(笑)。でも、何とか1時間しゃべれたので良かったなと思います。

――チャンネル名は「珠理奈HOUSE」に決まりました。

「珠理奈HOUSE」って見たときに、やっぱり家ってみんなお仕事が終わったりしたら帰って安らぐ場所だなと思って。いろんな時間を過ごした後、最後にこの「珠理奈HOUSE」に帰ってくるみたいなチャンネルになったらいいなと思ってます。

――今後の配信内容として、漫才をやってみたいとおっしゃってましたけど。

やりたいですね。漫才とかコントを芸人さんにちゃんと教えてもらって。今やりたいと思ってるのは、ジャングルポケットさんのエクササイズ(笑)。個人的にはぺこぱさんが好きなので…会いたいですね!(シュウペイポーズをしつつ)ジュリペイでーす!(笑)」

――配信中に卒業生の名前も挙がっていましたが、コラボしたいと思いますか。

卒業生の方々がチャンネルを始めたりしていて「コラボしたい」という話をしてくださってる方もいるので、それが実現できたらいいなと思います。皆さん、私と卒業生の方でどんなことをしてほしいのかなっていうのは気になりますね。久しぶりということもあるので、対談もいいかも知れないけど、せっかくやるんだったら何か企画をやりたいなと思うので、要望を送っていただけたらうれしいです。

■YouTubeは卒業後も続けます…私が飽きるまで!(笑)

――MVの監督もやってみたいとおっしゃってましたが。

プロデュース業にはすごく興味があって。この間もメンバー8人くらいでテレビの番組の企画を考えるみたいなのがあったんですよ。すごく楽しいなと思ったし、今までは自分のグループや自分をプロデュースすることが多かったですけど、違う誰かを輝かせてみたいっていう気持ちはあるので、MVは作ってみたいですね。グラビアのプロデュースもやりたいです。メンバーの体のことはよく分かってるので(笑)。

――プロデュースのことなら、秋元康先生に相談してみたり?

秋元先生に相談しちゃうと、似ちゃうじゃないですか。だから、あえてあまり相談したくなくて。でも、秋元先生だったらこういうことするだろうなっていうのはだいぶ分かってきたので、いいところは盗みつつ(笑)、オリジナリティーで勝負したいと思います。

――10月の卒業は延期になりましたが、確実にゴールは近付いています。今のお気持ちはいかがですか。

卒業が延期になっちゃって残念だなっていう気持ちもあるんですけど、延期になったからこそできたこともあって。昨日今日もファンの方と会うイベント(10月31日〜11月1日、愛知・AICHI SKY EXPOでの「現地でトーク会」)をさせていただいたんですけど、予定では10月5日に卒業してたので、そういうファンの方との会話もあまりできずに卒業しちゃってたはずなんですよ。

だから、それを考えると、ファンの方がたくさん「卒業前に会えてうれしかった」って言ってくださったので、そういう機会を作れたのは良かったなと思います。改めて自分が卒業するっていうことを実感しました。(卒業が)延期になってなかったらYouTubeをやろうという気持ちも、もしかしたら…なかったかも知れないですね。

――卒業を実感して、寂しくなってきたり。

あります、あります。すっごい寂しいですよ。自分の人生の半分をSKE48にいるので、それが当たり前の日常みたいな。SKE48でできているようなものなので、自分は。

――「卒業しないでほしい!」というコメントも上がっています。

そうやって言っていただけるのはうれしいですね。そう言われてるうちに卒業できて良かったなと思います(笑)。私自身も他のメンバーにSKE48を任せられるな、みんなの成長が見られてうれしいなと思ったときに卒業したいなと思ってたので、タイミング的にはちょうどいいのかなと思います。

SKE48は今、みんなが一つになっているのが感じられるし、私がお休みしていた時期でもSKE48は変わらずにどんどん進んでいったのを見ることができたので。切なくもあるけど、自分がいなくても大丈夫かなって思えるきっかけにはなったので、これからのSKE48が楽しみだなって思います。

――YouTubeチャンネルは卒業後も続けていきますか。

はい、もちろんです! 私が飽きるまで(笑)。

――ズバリ、登録者数はどれぐらいを狙いますか。

何年かかってもいいので、100万人は行きたい。金の盾が欲しいです!(笑)


取材・文=青木孝司