女優の清原果耶が、11月21日に広島・NTTクレドホール 第1会場で行われた広島国際映画祭に登場。藤井道人監督と共に、特別招待作品として上演された主演映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」の撮影エピソードなどを語った。

「小説すばる」(集英社)で新人賞を受賞するなど、多くの読者を魅了する作家・野中ともその小説「宇宙でいちばんあかるい屋根」(光文社文庫刊)を映画化した同作は、悩める少女・つばめ(清原)と、謎の老婦人“星ばあ”(桃井かおり)のひと夏の交流を描く物語。

今回、人生初めて広島を訪れたという清原は「私は“初”広島でドキドキしながら来たんですが、皆さんと楽しくこの映画を共有できたらと思います」とコメント。

また、同映画は9月4日に全国公開されたが、初日を迎えた時の気持ちについて聞かれ、清原は「桃井さんは残念ながら一緒に登壇(初日舞台あいさつ)はできなかったのですが、監督と無事に初日を迎えられて、とてもうれしく、ありがたいなという気持ちが一番大きかったです」と回顧した。


同作で14歳の少女を演じた清原は、演じる上で工夫したポイントを聞かれ「監督とは、すごく話し合いながら撮影をしたんです。それは役のことだけではなく、自分自身の中身のことなど。いろいろ話し合いながら、フラットな目線で役に向き合えるようにということは意識しながら撮影に臨みました」とコメント。

清原とは2年前に「デイアンドナイト」でもタッグを組んだ藤井監督。撮影時、15歳だった清原について藤井監督は「オーディションで初めて会ったんですが、すごくシンプルな顔でスッと来てバッと芝居をして帰って行ったんです。その時、隣の山田孝之さんが泣いていて(笑)。すごい出会いだったなって印象に残っています」と驚きの初対面エピソードを明かした。

さらに、自身が歌う主題歌について聞かれた清原は「主題歌を歌うことの重大さというかプレッシャーで、どうしようっていう気持ちがすごくあったんですけどCoccoさんがこの作品を見てつばめと同じ目線で歌詞も書き上げてくださったので、私がちゃんとつばめとしてお届けできたらと思い、挑戦させてもらいました」と語る。

続けて「さっきもエンドロールが流れるときに冷や冷やし過ぎて、一回楽屋に戻ろうかなと思ったんですけど(笑)。ちゃんと届いていればいいなと願うばかりです」と控えめに笑顔を見せた。

そして、レコーディング当時を振り返り「レコーディングの時もCoccoさんが来てくださって、私は緊張し過ぎてずっと肩が挙がっているような状態で目も合わせられず、本当にCoccoさんの曲が好きで『本人だ!』っていうのもありながら(笑)、でも『大丈夫だよ』って優しく声をかけてもらいながらなんとかレコーディングもできました」と、憧れのCoccoとの対面に緊張しきりだったことを明かした。

最後に、清原は「これから先、人生をたどっていく中でも忘れたくない、思い出したいと思えるようなそんな大切な作品になったので、見てくださった方々にもそう思ってもらえるような作品になってくれればなと思います」とあいさつし、イベントは幕を閉じた。