12月5日(土)に放送される柴咲コウが主演を務める「35歳の少女」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)の第9話では、進次(田中哲司)ら今村家に異変が起きる。

第8話(11月28日放送)では、すっかり心を閉ざした加奈(富田靖子)に、離婚を覚悟で望美(柴咲)ら時岡家の家族への本心を打ち明けた進次(田中)。第9話では、自分の今の家族のことを何とかしようと決意し、止める加奈を振り切り、達也(竜星涼)が引きこもる部屋に突入する。

部屋の様子を見て衝撃を受けた進次は、部屋にこもるのはやめるよう伝えるが、反発した達也と揉み合いになり、ついには取っ組み合いの大げんかに。馬乗りになって進次を殴り出した達也は、やがて長年溜め込んでいた気持ちを初めて爆発させる。

食事を取る際や、金を無心するときだけ姿を見せてきた達也。これまで引きこもっていた部屋については明かされていなかったが、第9話で初公開となる。

そこで、セットの美術デザインを手掛けたデザイナー・新貝香織氏が、部屋の見どころを語った。

――達也の部屋のテーマについて教えてください

達也はいろんなことに興味はあるけど、実際は全部やり切れていないというキャラクターだと思ったんです。そこから、よく見ると何かをやろうと手を動かした痕跡だけ残っているという“やりかけの部屋”を表現しました。

装飾部のスタッフと相談して、これまで達也がどういうことをやってきたかを考えていくときに一番ヒントになったのが、達也が着ているTシャツの文字です。毎回メッセージ性のあるものを着ているので、そこからヒントを得て部屋のデザインを作っていきました。

“心の叫びを持っているけど引きこもっていて外に出せず、あの部屋の中で闘っている”そんなイメージを、監督からのアイデアも合わせて表現しているので、ぜひ注目してください。

■「35歳の少女」第9話あらすじ

望美(柴咲コウ)は多恵(鈴木保奈美)が倒れたことに衝撃を受けつつも心を閉ざしたまま、危険な状態の母を愛美(橋本愛)と進次(田中哲司)に任せて病院を後にする。

そんな中、愛美は入院道具を取りに寄った時岡家で、多恵が倒れる前に日記に書かれた思い「望美が改心したら家族みんなですき焼きを食べたい」を知り、望美のマンションに説得に行く。しかし別人のように変わってしまった望美は聞く耳を持たず、結局言い争いになってしまう。

時岡家を訪ねた結人(坂口健太郎)は、進次から多恵が倒れたことを聞く。多恵を望美の元に行かせたことに責任を感じながらも、今の自分のままでは望美に何を言っても届かないと感じる結人。学校では不登校になった生徒をどうすることもできず、さらに実家に行くと寝たきりの父親の容態が急変していた。

一方、進次は自分の今の家族のことを何とかしようと決意。止める加奈(富田靖子)を振り切り、達也(竜星涼)が引きこもる部屋に突入する。そしてたった一人、自分の幸せだけを考えて生きる決意をした望美は、なぜか再び10歳の自分が現れる夢を見ていた。

多恵が倒れたことを機に、それぞれのゆがんでしまった時計の針が動き始める。