若手俳優11人が出演する舞台『「青空ハイライト」〜from 主役の椅子はオレの椅子』が2月11日(木・祝)に開幕する。この舞台の出演権を懸けて19人の若者が激闘した記録が、オーディションバトル“オレイス”こと「主役の椅子はオレの椅子」(ABEMA)だ。

19人の候補者が、12日間におよぶ合宿オーディションで10人に絞られた(残る1人は敗者復活)。その最終日の悲喜こもごもを、ザテレビジョン独占ショットとメンバーの手書き日記や番組公式ブログの記録から振り返る。

■園村将司「辛いのは自分だけじゃない」

最終審査の課題は「現代版桃太郎」の上演。オーディションに脱落しサポートに回ったメンバーも含めた全員を3つのチームに分け、脚本、美術、衣装、演出、出演すべて行い15分の舞台を制作。その結果を受けて12日間の総合ランキングが発表された。10位までに入れば、舞台「青空ハイライト」への出演が決まる。
※「ABEMAビデオ」未公開映像ページでは「【#12】合宿の集大成!最終審査『現代版桃太郎』全チームノーカット版」も視聴可能

合宿総合順位1位を獲得したのは、オールラウンダー“そのまし”こと園村将司。講師の丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)に「今間違いなく主役に一番近いのは園村だと思う」と高評価を受けた。

園村は番組ブログで「合宿。つらかった。苦しかった。でもめちゃくちゃ楽しかった。全然寝てない日もあった。追い込まれすぎて帰りたい日もあった」と振り返った。その一方で「バディのひばちゃんと話したり、みんなで大浴場で話したりしてたら、辛いのは自分だけじゃないと感じて頑張ろうって思えました」と、合宿で仲間の存在のありがたさも実感した様子だ。

2位で合宿を終えたのは“やんちゃキャラ”で番組MC陣からも人気だった高橋祐理(※「高」は「はしご高」、「祐」は旧字体が正式)。最終審査の演技後、丸尾に「初めて感情が動きました。泣けそうな気がした」と評価され、自身のTwitterで「やっとスタート地点に立てた」「僕にはもう一つ、主役の椅子に座るというゴールが残っている」とストイックに綴った。

■曽田陵介「素敵なメンバーに恵まれ最高でした」

最終審査で最高評価を受けた飛葉大樹。丸尾から「まったく舞台上の飛葉は別人に見えた」と絶賛され、総合でも3位に入った。「#7」精神力審査の際には番組ブログで「土俵際に追い込まれた時の僕は正直…強いです!!」と胸を張っていた飛葉。一方で「毎日審査が終わると疲れ果てて、帰りのバスで横になって寝てた」とも明かすなど、マイペースなキャラクターを持つ個性派だ。

総合4位は三浦海里。演技力審査で高評価を連発してきただけに最終審査にも期待がかかったが、丸尾からは「ドラマを引っ張ることには長けているが、悪く言えば自分に酔ってるような演技に見えてしまう。もっと深みが欲しい」とやや厳しい評価を受けた。だが丸尾からは「合宿前半はずっと最下位だったところ、よくここまで盛り返したと思う」と労いの言葉も。悔し涙も流した合宿を笑顔で締めくくった。

丸尾が「このオーディション合宿で一番成長した」と称えたのが、総合5位の曽田陵介。甘いルックスで序盤から注目を集めた一人だが、演技経験不足もあって苦しい戦いが続いた。最終審査でも丸尾から「声が小さい」「感情表現が弱い」と厳しい指摘を受けたが、最後は「このまま伸びていけば主役の椅子も夢じゃない」と嬉しい評価を得た。

合宿中、手書き日記を初日から最終日まで欠かさず綴り続けた数少ないメンバーの一人。最後は「合格できたメンバー、できなかったメンバー関係なく、全員素敵なメンバーに恵まれ最高でした。ありがとうございました」と感謝の思いを綴り、合宿を終えた。

■河島樹来「嬉しいですがまだ納得はしてません」

総合6位の河島樹来の課題は“強み”を見つけること。丸尾から「言葉はすべて聞こえるし、なにも悪いところはないかもしれない。ただ、いいところもない」「必ず特別なものはあるから。自信を持って」と激励され、自身のTwitterで「10人の中に残れました 嬉しいですがまだ納得はしてません 上に行けるよう努力しないと」と気合を入れ直した。

メンバーきっての愛されキャラ・中三川歳輝は総合7位。丸尾の評価も「すごく可能性にあふれている役者だと思う。今日の舞台上での中三川を見て虜になった。どんな役でもこれからやっていけるんじゃないかと思う」と高い。舞台出演権を獲得し、手書き日記で「10人の中に残りました!めちゃくちゃ嬉しいです!!ここから主役の席取りに行きます!」と喜びを爆発させた。

■森田力斗、安堵「10位に残れて良かった」

総合8位の松井遥己も、スキルは高いが自身の役者としての“強み”を見つけられず苦悩している候補者の一人。丸尾からは「君が見せなきゃいけないのは“新しいこと”。今までの自分にない色、キャラクター、カラー」というアドバイスを得た。

ライバルのいい面を自身の学びにつなげることができる冷静さを持つ。最終審査のオンエア後は、番組公式ブログでも「個人的ハイライトは、(清水田)龍の感情の振れ幅(稽古中、龍のイメージが凄く変わった)、(中塚)さとっちゃんの演技(すごい好きなんです、彼のナチュラルな演技)、(高橋)ユーリの涙(さすがバディ)」と綴り、自らについては「課題を消化しきれず合宿を終えてしまった」と厳しい言葉で省みた。

総合9位でオーディション合宿を終えた清水田龍は、圧倒的な身体能力でスタートダッシュを決めたメンバー。番組スタート当初、番組ブログに「俳優としての演技経験が今回初めてで、なにもわからないまま挑みます」と綴っていたが、演技経験がない中で舞台出演権を得たことは快挙だろう。合宿審査を勝ち抜き、丸尾からは「とにかく舞台上で存在感がある」「もしかしたらとてつもなく高い場所まで行けるかもしれない」と嬉しいメッセージを受け取った。

そして総合10位、最後に舞台出演権を勝ち取ったのは、森田力斗。丸尾からは、最終審査でのキャラクターの掘り下げ方について厳しい指摘も受けたが「森田には(演技の)素質があると思う。早く、自分の演技を見つけてほしい」という期待の言葉もあった。

運命の合宿最終日、森田は手書き日記に「あの10位を呼ばれる緊張感は一生忘れないと思います。10位に残れて良かった。丸尾さんが言ってくださったように、自分の個性をクセにせず自分の芝居を確立させていきたいです。精進します!!」と誓った。

こうして、12日に及んだ合宿オーディションを勝ち抜いた10人が舞台「青空ハイライト」の出演権を獲得した。公演は2月11日(木・祝)に開幕する。

■最年長“いじられキャラ”久保雅樹が9人目の脱落者に

合宿最終日、最年長ながら“いじられキャラ”でメンバーに慕われてきた久保雅樹が9人目の脱落者となった。中間チェックで受けたアドバイスをものにできなかったことが敗因となった。

丸尾に「本当にここまでよく努力してきたと思う。まだまだ今からもっといい味になっていくと思う」とあたたかい言葉を掛けられた久保。悔しい結果となったが涙を見せることはなく、番組ブログに「(残った10人は)納得のいくメンバーでした。だから涙は出しませんでした」と当時の思いを告白。「この合宿で得た事は何事にも変えられないパワーとして今後の活動の糧にしていきます」と前を向いた。

「主役の椅子はオレの椅子」(全15話)はABEMAビデオで配信中(5話まで無料)。本編「#13」からは、勝ち残った10人が主役の椅子を掛けた新たなオーディションに臨む。

なお、“オレイス”公式サイトでは本記事でも一部紹介したメンバーの直筆日記、アメブロではメンバーがオンエアに合わせて合宿当時の心境を振り返って綴った番組公式ブログを読むことができる。