毎週土曜夜7:00より、BS12 トゥエルビにて放送中の「土曜洋画劇場」。1月23日(土)は、役所広司主演のバイオレンスムービー「孤狼の血」を特別編として放送する。

柚月裕子の同名警察小説を白石和彌監督が映画化した本作は、昭和63年の広島の架空都市・呉原を舞台に、刑事、暴力団、そして女性たちが、それぞれの正義と矜持を胸に生き残りを賭けて戦う姿を描かれる。

役所広司演じる主人公・大上章吾は、手段を選ばない捜査方法から暴力団との癒着もうわさされる暴力団担当刑事。そんな大上を監視する目的で、広島県警から呉原東署に派遣された新人刑事・日岡秀一役には松坂桃李。日岡は大上の強引なやり方に疑問を持ちながらも、次第に影響されていく。

その他、尾谷組の若頭・一之瀬守孝役の江口洋介、大上たちの捜査に協力するクラブ「梨子」のママ・高木里佳子役の真木よう子、右翼団体「全日本祖国救済同盟」代表・瀧井銀次役のピエール瀧など、超豪華なキャスト陣が集結。日本屈指の俳優陣による演技合戦は高く評価された。

■オンエアの限界は? 強烈なバイオレンスシーンに刮目せよ!
本作では、「暴力団対策法」成立直前という時代背景の中、時に市民を巻き添えに激しい抗争を展開する暴力団の様子を生々しく描写。一方、抗争に終止符を打つために常軌を逸した振る舞いを見せる大上と、そこに隠された確固たる信念には、思わず心を揺さぶられること必至だ。

また、映像コンプライアンスの限界に挑戦した白石監督特有のバイオレンス描写も見どころの一つ。中でも大上、日岡、里佳子が加古村組の組員・吉田(音尾琢真)を追い詰めるシーンは思わず目を覆いたくなるほど。

さらに、中村倫也演じる若手組員が“カチコミ”を行う際にドラッグをキメるシーンや、大上が風俗店でサービスを受けながら聞き込みを行うシーンなど、R15+指定ならではの描写も続々登場。そうしたシーンをどこまで放送できるのかにも注目だ。

なお、本作の続編となる「孤狼の血II(仮)」は2021年に公開を予定。完全オリジナルストーリーで描かれる新作を前に、伝説の刑事の生き様にぜひ触れてみよう。

■映画「孤狼の血」あらすじ
昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島。所轄署に配属となった日岡秀一(松坂桃李)は、暴力団との癒着を噂される刑事・大上章吾(役所広司)と共に、金融会社社員失踪事件の捜査を担当することに。常軌を逸した大上の捜査に日岡が戸惑う中、失踪事件を発端に、対立する暴力団組同士の抗争が激化していく。