3月26日(金)に放送される市川海老蔵主演の特別ドラマ「桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜」(夜9:00-11:32、フジテレビ系)で、鈴鹿央士が松平元康(後の徳川家康)役を演じることが分かった。本作は、今川義元の大軍を数的にはるかに劣る織田軍が打ち破り、織田信長を一躍、戦国時代の主役に押し上げた伝説の一戦“桶狭間の戦い”を題材とした本格時代劇。

海老蔵が織田信長を演じるほか、三上博史、広瀬すず、中尾明慶、竹中直人、北村一輝、松田龍平、黒木瞳、佐藤浩市の出演が決定している。

鈴鹿は2016年に、映画「先生!、、、好きになってもいいですか?」にエキストラで参加。その際に主演を務めた広瀬すずの目に留まり、2018年から広瀬と同じ事務所に所属、芸名も“すず”にちなみ“鈴鹿”と付けられた。

その鈴鹿が今回演じるのは、三河の城主・松平元康(後の徳川家康)。元康は今川軍の先鋒(せんぽう)として織田軍の出城である丸根砦(とりで)を攻め落とす。
その際に、砦に援軍を送らなかった信長の非情とも思える戦法を目の当たりにし恐れおののく。人質として織田家に幽閉されていたことのある元康は、若かりし日の信長を思い出し、信長の存在を強く意識するのだった。

■鈴鹿央士コメント

――今回の出演の話が来た時の感想は?

まさか僕があの松平元康の役をやらせていただく時が来るとは思っていませんでした。後に徳川家康に名前を変え天下統一を果たす、日本の歴史上とても有名な人物を演じることは心躍るものでした。

――役を演じる上で気をつけた点は?

撮影現場に入る前にたくさん、徳川家康について調べました。若い頃の家康を演じるので、その頃はどんなことが起きて、どういう状況の中で生きていたのかなど、当たり前のことですが、頭の中に情報はきちんと入れておこうと思いました。

――実際演じてみて、苦労した点などありましたか?

実際に演じてみて、歩き方やしぐさで松平元康という人物を出していかないといけない場面があったりして、そういう場面は現場で監督さんやスタッフさんたちにいろいろ教えていただきながら撮影していました。

――読者の皆さまにメッセージをお願いします。

歴史の教科書で、絶対に載っている“桶狭間の戦い”が豪華なキャストの方々が集まり、一つの映像作品になりました。とても重厚感のある作品になっています。僕はその中に少しでもいい感じに入り込めれば幸いです。皆さんぜひご覧ください。

■プロデュース・高井一郎氏(フジテレビ第一制作室)

幼い頃から人質としてたらい回されるという複雑な背景を、繊細なお芝居で表現できる人を、とキャスティングしました。最初にお会いした時は「戦国武将には少し線が細いかな?」と心配しましたが、甲冑(かっちゅう)姿で現場に現れた時には押しも押されもせぬ立派な侍大将になりきっていて感服しました。

空き時間も惜しんで監督からどんどん吸収していこうとする真摯(しんし)な姿勢も素晴らしかったです。短いシーンですが、のちの300年の太平の世の礎を築く人間の萌芽(ほうが)がしっかり垣間見えると思います。

■あらすじ

1560年、清洲城。27歳の織田信長(市川海老蔵)が「敦盛」を舞っている。

同じ時、今川軍の先鋒・松平元康(後の徳川家康)は織田軍の砦とりでの前で、その采配を振るう時を待っていた。駿河の総大将・今川義元(三上博史)が織田家の領地・尾張を我が物にするべく、二万の大軍をもって進攻してきたのだ。

前夜、今川軍に対し籠城策を訴える家老衆をあしらった信長は、翌早朝にたった5人の小姓を従えて清洲城から姿を消した。恐れをなして逃げたのだという生母・土田御前(黒木瞳)に対して、濃姫(広瀬すず)は決して逃げたりはしないと言い切り信長の身を案じる。

信長は木下藤吉郎(中尾明慶)など信用できる者たちを動かし今川軍の情報を集め、義元が大高城に向かうのではなく、織田信長軍と戦う構えで桶狭間にいることを突き止めた。やがて、織田軍本陣に家老衆が軍勢とともに到着したが、その数は二千ほどで、今川軍との差は圧倒的だった。

二万VS二千。果たして信長はどんな戦略でこの大軍に立ち向かうのか。奇跡の戦いが今始まろうとしていた。