BS12 トゥエルビでは、傑作ホームドラマのスペシャル版「寺内貫太郎一家2000」を2月18日(木)夜7:00より放送。1970年代から連続ドラマやスペシャルドラマとして度々放送されてきた人気シリーズの最終作となった本作で、往年のメンバーが再集結する。

東京・谷中で三代続く老舗の石材店「石貫」を舞台に、ワンマンで怒りっぽいが人情家の頑固おやじ・寺内貫太郎(小林亜星)とその家族、さらには彼らを取り巻く人々とのふれあいを描いた「寺内貫太郎一家」(1974年、TBS系)。

脚本・向田邦子、演出・久世光彦のゴールデンコンビで生み出された本作は、毎回のクライマックスである居間での大乱闘や、樹木希林(当時は悠木千帆名義)の「ジュリィ〜!」といったコミカルな描写に加え、家族特有の「面倒臭さ」までを巧みに描き出し大きな話題に。

続く「寺内貫太郎一家2」(1975年、TBS系)でその人気を不動のものとすると、向田の逝去後も「新・寺内貫太郎一家」(1991年、TBS系)や「寺内貫太郎一家'98秋」(1998年、TBS系)といったスペシャル版が制作されるなど、ホームドラマの金字塔として長年にわたり愛されてきた。

そんな人気シリーズの最終作となったのが「寺内貫太郎一家2000」(2000年、TBS系)。主演の小林をはじめ、加藤治子、西城秀樹、浅田美代子、樹木希林といったおなじみのキャストが集結。さらに大塚寧々や加藤晴彦も「寺内家」に加わり、新たな風を吹かせている。

もちろん、本作でもちゃぶ台は飛び、樹木扮する寺内きんの辛口トークはキレキレ。やかましくも温かな家族のやり取りは、昔ながらのファンには懐かしく、若い世代には新鮮に映るはずだ。時代を越えて語りつがれる家族の姿と絆の深さをぜひ堪能しよう。

■「寺内貫太郎一家2000」あらすじ

ある日、貫太郎(小林亜星)がいつものように石を彫っていると、大工の棟梁・金田(梅津栄)が駆け込んできて、貫太郎の長女・静江(大塚寧々)の縁談が破談になったことを告げる。相手が娘に恥をかかせたことに貫太郎は怒り狂っていた。

夕食時、里子(加藤治子)は意を決して縁談が破談になったことを静江に切り出すが、静江は意外にもあっさりしており傷ついた様子も見せない。家族がホッとしたのもつかの間、長男の周平(西城秀樹)が「破談になったのは家が石屋だからだ」と言い出し貫太郎は激昂。たちまち周平と大げんかに発展する。

ちゃぶ台をひっくり返し、額が落ち、襖は破れ、茶だんすが倒れ…という、寺内家ならではの光景は昔と変わらず。里子やミヨ子(浅田美代子)らの連携プレーも慣れたもので、散らばった食器の応急処理に機敏な避難行動を見せていく。だが、そんな嵐が収まった頃、周平は突然家を出ていってしまう。