JNN九州沖縄7局のブロックネットで放送されている「九州沖縄ドキュメント ムーブ」(毎週日曜朝5:15RKB毎日放送、JNN系列九州各局でオンエア)。3月14日(日)は、長年和牛の改良に携わり、宮崎牛の育種改良の基盤をつくった人物の足跡を追った「和牛道 〜宮崎牛の礎を築いた男〜」を放送する。MRT宮崎放送製作。

今や国内のみならず、世界にもその名をとどろかせる「宮崎牛」。しかし、2010年、畜産王国・宮崎を家畜伝染病・口蹄疫が襲った。一度はどん底を見た宮崎牛だったが、5年に1度、地域の和牛改良技術を競う“和牛のオリンピック”・全国和牛能力共進会では、2017年大会まで3大会連続で内閣総理大臣賞を受賞している。

「これからの宮崎の産業は牛だ!」。1949年に宮崎県家畜登録協会が発足した当初から、宮崎牛の育種改良の基盤をつくり、その礎を築いた男がいる。黒木法晴、現在96歳。

もともと馬産県だった宮崎。しかし、戦後、宮崎の農家が儲かるにはどうしたいいのかと考えた結果、目を付けたのが、和牛だった。国内では、関西、中国地方で盛んに行われていた肉用牛としての和牛改良。アメリカやヨーロッパでも、肉用牛の改良がどんどん進んでいた。

宮崎牛を作り上げるため改良を重ねる日々。そんな中で「黄金を背負った銀色の牛」と称される、フランスのシャロレー牛と出会う。和牛は外国産の牛肉に勝てないのか? 黒木は、知人や親せきに借金をして、シャロレーをはじめ、世界の牛や品種改良の現場を見て回った。そして、和牛改良の可能性を確信する。

「日本一の牛を作りたい」と生涯現役を貫き、和牛改良に人生を捧げた男の意地と情熱を追った。