3月26日(金)放送の市川海老蔵主演特別ドラマ「桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜」(夜9:00-11:32、フジテレビ系)の主題歌が、宮本浩次の書き下ろし曲となることが分かった。依頼を受けた宮本は、海老蔵演じる織田信長をはじめ、登場人物たちに思いをはせながら新曲「shinng」を制作。激情と哀切が入り混じるサウンドに、ダイナミックでエモーショナルな宮本の歌、そして主人公信長の生き様にも重ね合わせられる歌詞が乗せられた、特別ドラマにふさわしい楽曲となっている。

同ドラマは、今川義元の大軍を数的に遥かに劣る織田軍が打ち破った“日本史上最大の逆転劇”で、織田信長を一躍戦国時代の主役に押し上げた伝説の一戦、桶狭間の戦いを題材とした本格歴史エンターテインメント。海老蔵が織田信長を演じる他、三上博史、広瀬すず、中尾明慶、竹中直人、北村一輝、味方良介、鈴鹿央士、堀井新太、市川ぼたん、堀越勸玄、松田龍平、黒木瞳、佐藤浩市らの出演が発表されている。

■「この曲が流れることが誇らしい」

宮本はドラマ「桶狭間」について、「実に見どころがたくさんあり、歴史的事実に疎い私でも非常に楽しく一気にこの長編作品を無条件で堪能することができました。随所に挿入される海老蔵さんの信長と広瀬すずさんの濃姫のシーンは、うるおいと優しさにあふれていて見るものをほっと温かい気持ちにさせるシーンで印象的でした」とコメント。

楽曲制作については、「(主題歌が流れる)この作品のエンディングはさらにひとつの独立した作品として展開していて、監督はじめ制作スタッフはかなり明快なイメージとこだわりを持っておられました。数度にわたる会議を経て私もその都度気持ちを引き締め直し、この仕事に全力で取り組むことができました。自分にとっても新境地を開けたと実感できる苦しくも楽しい時間でございました」と明かした。

続けて、「『shining』というこの曲のタイトル、桶狭間を一度通して見た後に自然に浮かんできたワードで、この作品を象徴する言葉なのではないかと私なりに考えております。ドラマともどもこの曲が流れることが誇らしいです。どうか皆さん楽しんでください」とアピールした。

■市川海老蔵「宮本さんの曲は“芸術”」

一方、主演の海老蔵は、宮本が主題歌を担当することについて、「作品を見て、私を見て歌を作ってくださったと聞きました。改めて、宮本さんの曲を拝聴して思うことは、“芸術だな”ということ。ご自身の世界観に対して素直に美しい声を出す人物なんだろうと感じました。ですから、改めて、もう一回聞きたいという気持ちが沸き立ってくるんです。宮本さんのストイックな感じが、歌からも聞こえてくる。声からも感じられて、私もすっかり宮本さんのファンになりました」と印象を語った。

また、同ドラマの高井一郎プロデューサーは、「宮本さんは、河毛(俊作)監督と私がドラマの説明をするのを一つ一つメモされて『一生懸命作ります!』とおっしゃってくださり、1カ月後、届いたデモテープは、ギター一本弾きに宮本さんの生声が乗っかった、それはそれは荒々しく魂が揺さぶられるもので、このドラマの本質を見事に体現していました。その後、小林武史さんの手が入って完成した楽曲は、大げさに聞こえるかもしれませんが、さらに気高く神々しいものに仕上がっていました。ドラマのラストにこの歌が流れることで、織田信長という時代の革命児の背負った宿命を、とてつもなく大きく圧倒的なものにみせてくれると思います」と楽曲への感想を述べた。

■あらすじ

1560年、清洲城。27歳の織田信長(市川海老蔵)が「敦盛」を舞っている。

同じ時、今川軍の先鋒・松平元康(後の徳川家康)は織田軍の砦(とりで)の前で、その采配を振るう時を待っていた。駿河の総大将・今川義元(三上博史)が織田家の領地・尾張を我が物にするべく、2万5000の大軍をもって進攻してきたのだ。

前夜、今川軍に対し籠城策を訴える家老衆をあしらった信長は、翌早朝にたった五人の小姓を従えて清洲城から姿を消した。恐れをなして逃げたのだという生母・土田御前(黒木瞳)に対して、濃姫(広瀬すず)は決して逃げたりはしないと言い切り信長の身を案じる。

信長は、木下藤吉郎(中尾明慶)など信用できる者たちを動かし今川軍の情報を集め、義元が大高城に向かうのではなく、織田信長軍と戦う構えで桶狭間にいることを突き止めた。やがて、織田軍本陣に家老衆が軍勢とともに到着したが、その数は2000ほどで、今川軍との差は圧倒的だった。

2万5000VS2000。果たして信長はどんな戦略でこの大軍に立ち向かうのか。奇跡の戦いが今始まろうとしていた。