広瀬すずが主演を務めるスペシャルドラマ「エアガール」(テレビ朝日系)が3月20日(土)夜9:00から放送される。同作は、昭和という激動の時代の空を舞台に、戦後初となるキャビンアテンダント(客室乗務員)たちの挑戦を描くお仕事ドラマ。当時の最先端の仕事である“エアガール”たちの奮闘物語や恋模様が繰り広げられる。

WEBザテレビジョンでは特別集中連載企画として、エアガールに扮(ふん)するキャスト陣にインタビューを実施。ラストとなる第4回は、英語が堪能で女性の社会進出についての意識も高い相原翠役の山崎紘菜が登場。

名家の令嬢を演じる上で苦労したことやエアガールの制服のお気に入りポイント、現在計画中(?)の“空の旅”などについて語ってもらった。

――今回、演じた相原翠は華族出身の令嬢ですね?

すごく気品のある女性です。でも、戦後になって華族を取り巻く環境が変わってしまったので働かなければいけなくなるんです。それでエアガールに応募。どうしても名家の出身というプライドが捨てきれず自分の中で葛藤しているところがあります。

――演じていて苦労した点は?

翠は由緒正しい家柄の子という設定ですから言葉使いも丁寧ですし、一つ一つの所作が美しい。常に背筋がピンと伸びているような女性なので撮影中はもちろん、休憩の時も気が抜けない(笑)。

少しでも自分に戻ってしまうと翠の品の良さを出しにくくなってしまうのでずっと気を張っていました。

――エアガールの仲間との距離感については?

決して距離を置いているというわけではないと思うんですけど、今まで自分が接してこなかったような人たちと接することに戸惑っているのかもしれません。自分の中のプライドと折り合いがつけられず悩んでいるのかなと思いながら演じていました。

――今回の作品はエアガールの制服も見どころの一つ。

小さい頃、客室乗務員さんに憧れていた時期があったんです。だから、まさか自分がその制服を着られるとは思っていませんでした。

しかも、スカートの丈が長過ぎて不便だったということで、少しの間しか使われていなかった幻の初代の制服。それを再現したものを着せていただけるなんてすごくうれしかったです。

――個人的なお気に入りポイントは?

一人一人、全部オーダーメードなんです。ちゃんと採寸しているので私しか着られない制服。そこがお気に入りポイントです(笑)。

――思い出に残っている“空の旅”は?

海外に行く際、離陸した後すぐご飯が出てきたんです。そんなにおなかが空いていなかったので断ったんです。でも、10時間以上の空の旅だったので、次の食事まで結構時間が空いていて。途中で「あの時食べておけばよかったな」って後悔するくらいおなかが減ってしまったんです。

――それは、なかなかつらいですね。

その時に客室乗務員さんが「おなか空いていないですか?」ってカップラーメンを出してくれたんです。その気遣いがホントにありがたくて。カップラーメンがあるということも知らなかったのですごくうれしかったです。

――もし、自由に“空の旅”ができるとしたら、どこに行ってみたいですか?

エジプトに行ってピラミッドを見るというツアーを自分の中で考えているんです。そのために「エジプト貯金」をしています!

――以前からエジプトに興味があったんですか?

「アルケミスト 夢を旅した少年」という本が好きなんです。エジプトのピラミッドに宝物を探しに行く少年の話。その物語に影響を受けて私も行きたいと思いました。

――主人公の小鞠は幼い頃、パイロットになりたいという夢がありましたけど、山崎さんの子どもの頃の夢は?

結構コロコロ変わるタイプだったんですけど、その中の一つに客室乗務員さんがありました。いろいろな国を旅してみたいと思っていました。

――これからの目標や夢は?

アニメの声優に挑戦してみたい! 強くてかっこいい女の子のキャラクターを演じてみたいです。

――では、最後にメッセージを!

私自身“空の旅”というのは当たり前にできることだと思っていましたが、かつて日本の空を守るために強い信念を持って困難に立ち向かって行った人たちがいることを初めて知りました。

この作品にはいろいろな人の熱い思いが込められています。ドラマを通して、一人でも多くの人に日本の空を切り開くために奮闘した人たちがいたことを知ってもらえたらうれしいです。


◆取材・文=月山武桜