映画やドラマ、舞台にバラエティーとマルチに活躍する大泉洋が、3月28日放送の「林先生の初耳学」(TBS系)に出演。前週に引き続き、林修のインタビューに答え、仕事への向き合い方を語った。

■「ちょっと考えさせて、って言いました」

俳優としては大河ドラマ「真田丸」(2016年、NHK総合ほか)、主演ドラマ「ノーサイド・ゲーム」(2019年、TBS系)などで高い評価を得て、TEAM NACSとして舞台でも大活躍、さらにバラエティー番組でも引っ張りだこの大泉。「第71回NHK紅白歌合戦」(2020年、NHK総合ほか)では白組司会を務め、安定した司会力を発揮した。

この大役には、ためらいもあったという。オファーを受けた当時を「ビックリしましたね。『紅白歌合戦の司会、してみる?』みたいな感じでマネージャーに聞かれて、『ええーーーっ!』って。ちょっと考えさせて、って言いました」と振り返り、「私っていう人間は慎重なんですよね、臆病だし。たぶん『逃げるっていう手もあるのかな?』って一瞬考えるんでしょうね」と自身を省みた。

だが最後は、大好きな番組に恩返しをしたいという思いが勝った。「もう単純に、紅白が好きで」「ここ数年は紅白に感謝していたんですね。ありがたいなと思っていたし、私は出ていないけれども私の仕事に改めて誇りを持つというか、こうやって皆さんを楽しませる仕事なんだよねと思えていたわけです。今まで楽しませてもらっていた分、皆さんが楽しく年越しを迎えるように頑張るべきだなと最終的には思った、っていう感じですね」。そんな気持ちからオファーを受けた。

総合司会・内村光良の印象は「兄貴っぽい方」。「分かりやすく『大泉ついてこいよ』っていう人ではないんだけど、打ち合わせなんかで『ちょっと大泉くん言いたいことあるのかな』『何かちょっと疑問点があるのかな』とか、スタッフにそれをなんとなく話してくれる。『じゃあここ、こうしていきましょうか』っていう感じにしてくれる」と回想し、林先生の「ぜひぜひ今年もやっていただきたいです」の言葉に「私もやりたいと思います」と応じた。

■大泉洋、ストイックすぎる林先生に「その生き方はつらい!」

1973年4月3日生まれで、まもなく48歳を迎える大泉。林先生から「いよいよ50歳が見えてきました。ここから先もポジティブに?」と振られると、意外にも「この先どうしたいっていう考えがない」という。林先生が「その瞬間その瞬間が充実しているから、計画を立てる必要がない?」と問われると「ああ、そうなのか…」としみじみ頷いた。

そこから二人の話題は“仕事への向き合い方”へ。大泉の「期待に応えたいというよりも、期待を超えたい」という言葉に共感した林先生が「期待に応えるだけだったらもう負けです。引き分けは負けっていうルールで生きてきましたから。収録が終わった後はもう反省だらけです」と話すと、大泉も「分かるなぁ!」と納得。自身の仕事観について語り始めた。

「僕はやっぱり役者の仕事ですね」と俳優の仕事にストイックに向き合う一方で、「自分のバラエティーは大好きで、手たたきながら見て笑うんですよ。バラエティーはスベったらカットしてくれるから、楽しく見られるんですよ」という。

林先生に「カットされたこと自体が負けって感覚はないんですか?」とツッコまれると大爆笑。「林先生の生き方はつらい! そんな生き方はつらいですよ。僕はバラエティーでは3割バッターでいいと思っています。7割スベってもカットしてもらえばいいと。面白い3割を使ってくれればいい」と持論を展開した。

これに対し、林先生も野球に例えて、「僕はピッチャータイプなんですよ。バッターは3割打てばいい。でもピッチャーは3割勝つだけだったらクビになるんですから。3勝7敗だったらクビになりますよ」と語った。

■林先生「大泉さんは人間的な魅力がすごく大きい」

大泉は2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)に源頼朝役で出演が決定している。脚本は、学生時代から「憧れの方だった」という三谷幸喜が手掛ける。

同じく三谷氏が脚本を担当した大河ドラマ「真田丸」(2016年、NHK総合ほか)では真田幸村の生真面目な兄・信之を演じた。大泉が生真面目一本のキャラクターを演じるのはどこか新鮮で、視聴者にも好評だった。

だが大泉は「三谷さんに書いてもらうと面白い役にしかならないんでね。頼朝とかどうなっちゃうんだろう」とどこか不安顔で、林先生が「僕はあの兄弟の中で(頼朝が)一番好きですよ。小学校時代とにかく源氏の研究だけしていた小学生だったんで」と打ち明けると「一回食事にでも。頼朝についていっぱい教えてください!」と提案。林先生が「僕が頼朝についてしゃべりだしたら3日くらいいただけます?」と意欲を見せると「3日お願いします! 合宿しましょう」とノリノリで応じていた。

初対面ながら、大泉とじっくり語り合った林先生。インタビューを終え、大泉について「人間的にすごく魅力的で、そういう人が活躍するのがこの芸能界なんだなってことを認識しましたね」としみじみ語った。

「林先生の初耳学」は4月18日(日)から「日曜日の初耳学」にリニューアル。また、大泉洋が出演した3月28日放送「インタビュアー林修」は、「TVer」と「林先生の初耳学」公式YouTubeチャンネルで配信している。