女優の高梨臨が、日英合作映画「Cottontail(コットンテール:英語タイトル)」(2022年日本公開予定)にメインキャストの1人として出演することが決定した。高梨にとって海外との合作映画出演は今作が3回目。世界に通用する美貌と演技力があらためて注目を集めている。

■日仏合作、日インドネシア合作作品にも出演

「Cottontail」は、愛する人を失うことにより崩れかけた家族の愛の再生を描く物語。“家族愛”は世界共通であり、誰もがその生涯の中で、大切な家族を失う悲しみを経験する。

本作では、妻・明子(木村多江)を亡くした健三郎(リリー・フランキー)とトシ(錦戸亮)父子がその悲しみを受け入れるまでのさまざまな思いを、イギリス北部・ウィンダミア湖への旅とともに描く。コットンテールとは、ビアトリクス・ポターの名作「ピーター・ラビットのおはなし」に登場する、ピーターの3匹の妹のうちの1匹の名前だ。

そんな本作でトシの妻・さつきを演じる高梨はこれまで、2本の合作映画に出演してきた。2012年公開の「ライク・サムワン・イン・ラブ」は、イランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督が初めて日本を舞台にした日仏合作映画。高梨は同作の主演を務め、同年カンヌ国際映画祭コンペティション部門にノミネートされレッドカーペットを歩いた。

同作はトロント国際映画祭マスターズ部門正式出品、釜山国際映画祭ガラ・プレゼンテーション部門正式出品、ニューヨーク映画祭メイン・スレート部門正式出品の実績も持つなど、世界で広く賞賛される作品となった。

そして2014年公開のサイコサスペンス「KILLERS」ではヒロインを演じた。映画「ザ・レイド」のギャレス・エヴァンスが製作総指揮、モー・ブラザーズが監督を務めた日本・インドネシア初合作作品で、2014年サンダンス映画祭に出品された。

「Cottontail」では、リリー・フランキー、錦戸亮、木村多江らとともにメインキャストを務める。

「Cottontail」のパトリック・ディキンソン監督は高梨について「カンヌ国際映画祭に正式招待された『ライク・サムワン・イン・ラブ』でのお芝居は本当に秀逸でした。臨さんは役柄を、希望や恐怖心などを抱え持つ人間味あふれる存在として見事に演じ、私は、彼女に特別な才能を感じました」と絶賛。「幸運にも臨さんがキャストに加わって下さったことで、『コットンテール』をご覧になった方々は、きっと彼女の細やかな感情あふれるお芝居に心を動かされることだろうと思っています」とその魅力を語っている。

「Cottontail」は2021年初夏に日本での撮影からスタート。イギリスではロンドンで撮影し、2022年の日本公開を予定している。

高梨はドラマ「セイレーンの懺悔」(WOWOW)や「ディア・ペイシェント〜絆のカルテ〜」(NHK総合)にレギュラー出演し、繊細な演技で視聴者を魅了してきた。「Cottontail」のほか映画「夏への扉ーキミのいる未来へー」も待機しており、今後の活動にも注目が集まる。