5月14日(金)より、WOWOWプライムスタートする「WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て」。このほど、60秒に及ぶ本作の予告映像が初公開。併せて、松本まりか演じる“いくつもの顔”を持つ女性・池松律子の8種類に及ぶキャラクタービジュアルも一挙に明らかになった。

本作は、ドラマ、舞台、小説と3つのコンテンツで展開される連動プロジェクトのドラマ版。幼なじみを放火の末殺したとして逮捕された謎の女性・池松律子(松本まりか)の事件を担当する検事が、彼女の足跡をたどりながら事件の真相に迫っていくという物語だ。

事件の被害者で律子の幼なじみである小説家・君塚公平役の松下洸平や、事件の真相を追う中で次第に律子へ傾倒していく担当検事・津田口亮介役の柿澤勇人の他、加治将樹、渋川清彦、豊本明長、宇野祥平といった多彩なキャストが律子に翻弄される男たちを演じていく。

本作の監督を務めるのは、映画「ミッドナイトスワン」(2020年)で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞したばかりの内田英治。数々の話題作を手掛けてきた日本映画界の俊英が、男たちの人生を破滅させてしまう“ファム・ファタール”的な女性の物語をどのように描き出すのか注目が集まっている。

■あなたはどの時代の律子がお好き? 多彩なビジュアルに目が釘付け!

今回公開された予告映像は、「被疑者・池松律子役の口から出てくる言葉はどこか人とは違っていた」という津田口の独白からスタート。後に事件の被害者となる公平に狂気的な暴力を振るったかと思えば、時には男を誑かしたり、健気に寄り添ったり、優しい微笑みを見せたりと、男たちが語る「池松律子」の印象が徐々にあらわになっていく。

そして激しい雨が降るあの夜、マンションの一室で律子と公平の間に一体何が起こったのか。津軽三味線小山流三代目・小山豊の奏でる主題曲「時雨」が、この物語の持つ切なさと緊張感を幾重にも奥深く演出する。松本の体当たりの熱演のみならず、律子を取り巻くキャラクターたちの姿も必見だ。

さらに、松本演じる池松律子のキャラクタービジュアル8種類も初お目見え。関わってきた男たちが口々に証言する律子の印象は、「夜叉のような女」「娼婦のような女」「嘘つきな女」「柔らかい女」「太陽のような女」とすべてがバラバラで掴みどころが無いが、その言葉を体現する見事な変身を見せている。

また、本作の舞台が1960〜80年代となるだけに、律子の衣装やヘアメイクも時代や土地柄を反映したものに。素朴で幸せそうなスタイルから鮮やかで派手な装いまで、時代の移り変わりとともに周囲を取り巻く男たちとの関係性も変わっていく律子の姿から目が離せなくなりそうだ。

その他、4月23日(金)からはいよいよ本作の舞台版が東京・本多劇場にて上演。舞台版を手掛けるのは、2016年の旗揚げ以来国内のみならず台湾でも公演を成功させるなど、今もっとも注目される劇団の一つである「ゴツプロ!」。

旗揚げ以来男性キャストのみで公演を行ってきた「ゴツプロ!」だが、今回初の女性キャストとして小泉今日子がゲスト出演。小泉はドラマ版で松本が演じる律子役を務める。ドラマ版とは違った魅力をぜひ体感してみよう。

■「WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て」あらすじ

昭和60(1985)年の東京。ある日、男女の痴情のもつれによってアパートの一室で放火殺人事件が発生。逮捕されたのは池松律子(松本まりか)という女性。死亡した小説家・君塚公平(松下洸平)とは幼馴染みだった。

事件を担当する検事・津田口(柿澤勇人)は律子を取り調べるが、彼女はどこか浮遊しているような態度で問いかけをするりと躱していく。事件の真相に迫るべく、津田口はこれまで律子と関わってきた人々と接触し始める。

次第に明らかになっていくのは、律子の数奇な人生と彼女を取り巻く男たちの姿。だが、彼らが口々に証言する律子の印象はすべてバラバラだった。津田口は事件を追い続ける中で、次第に律子そのものに傾倒していく。

やがて津田口は、律子と公平が幼少期を過ごした昭和30年代の青森・津軽に事件の真相を解くカギがあると推測。そして、律子と公平の父親たちが津軽民謡の同じ一座で活動しており、そこである事件が起きていたことを知る。

果たして律子はなぜ公平を殺したのか。そして二人の過去には何があったのか。すべての真相が明らかになるとき、閉ざされていた因縁が解き放たれる…。