吉沢亮が主演を務める大河ドラマ「青天を衝け」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第12回「栄一の旅立ち」が5月2日に放送された。栄一(吉沢)が本音を打ち明け、妻・千代(橋本愛)が優しく受け止める姿に、視聴者から感動の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)


■「ああ…死なねえでよかった…」

「青天を衝け」は、資本主義の父と称され、新一万円札の顔としても注目される実業家・渋沢栄一(吉沢)の生涯を描く。同時に、やがて主君となる江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜とのかかわりも、印象的に描かれていく。

第12回では、攘夷思想に燃えた栄一たちが横浜焼き討ちを計画し、ひそかに準備を進めていた。栄一は千代に懇願されても決して我が子・うたを抱こうともせず、自分を追い込んでいた。

だが、長七郎(満島真之介)の猛反対により計画は中止に。栄一は、そこで初めて千代にすべてを話した。「浅はかだった。俺は間違ってたんだ。自分の信じた道が間違っていたなんて。それだけじゃあねえ。俺はとんだ臆病者だ。俺は、うたの顔をまともに見ることができなかった」「市太郎の時みてえに失うのが怖かった。あんな思い、二度としたくなかった」

これしかないと命を懸けた企みが実現せずに終わってしまったことに、気持ちの整理がついていない。1歳にならずに死んでしまった最初の子・市太郎への思いも癒えてはいない。栄一の心はぐちゃぐちゃだった。

「許してくれ、うた。お前のとっさまは臆病者だ。臆病者の、愚かで、みっともねえ、口ばっかのとっさまだ。ああ…死なねえでよかった…」。初めてうたを抱き、泣き崩れた栄一。千代は「道は決してまっすぐではありません」「曲がったり、ときには間違えて引き返したって、よいではありませんか」と優しく諭し、栄一も「もう、うたを抱いたからには、俺は自ら死ぬなんて二度と言わねえ。どんなに間違えても、みっともなくても、生きてみせる」と誓った。

■「血洗島編」は終了、栄一は新たなステージへ!

弱さをさらけ出した栄一と、それを受け止め、優しく包み込むように諭した千代。その夫婦の絆に、視聴者から「ほんといい夫婦」「栄一がやっとうたを抱いたシーンで泣いた」「お千代ちゃんと栄一の涙にもらい泣き…」「なんて良い子なの!もう…お千代ちゃん大好き!」と感動の声が上がった。

このほか、栄一と平岡円四郎(堤真一)の出会いのシーンや、決死の思いで焼き討ち計画を止めた長七郎の涙、栄一を送り出した父・市郎右衛門(小林薫)の真心と、見どころが多かった第12回。Twitterではこの日の放送後、「#青天を衝け」がトレンド1位となるなど大きな注目を集めた。

栄一は血洗島村を去り、「血洗島編」は終わり。次回、第13回「栄一、京の都へ」から、新たなステージが幕を開ける。

第13回「栄一、京の都へ」は5月9日(日)に放送する。栄一と喜作(高良健吾)は無事、京都へたどりつく。京都では朝廷が参与会議を開催。薩摩藩などが国政に影響力を持ち始めていた。一方、栄一からの文を喜んだ長七郎は、京都に行くことを決意。しかし道中で誤って飛脚を斬ってしまい捕らえられる。栄一の文も見つかり、幕府から目を付けられた栄一と喜作は追い詰められる。