4月22日から配信スタートしたドラマ「ブラックシンデレラ」(毎週木曜夜10:00-、ABEMA SPECIALチャンネル)。学園一の美男美女を決めるミスコンが行われている学校、清蘭学園高校を舞台に、ミスコンに憧れながらも見た目にコンプレックスを持つ平凡な女子高生・愛波(まなは)が、ルッキズムに立ち向かいながら夢や恋に奮闘する“逆襲”ラブストーリー。莉子演じる愛波が憧れる、元ミスコングランプリ・ルイ役で鈴木愛理が出演。今回のインタビューでは、演じた役や作品のことをはじめ、モデル、歌手としての活動について聞かせてもらった。

■“チビ愛波ちゃん”のファンになっちゃいました!
――主人公・愛波が幼少期からずっと憧れている、かつての清蘭学園ミスコングランプリの“ルイ”役で出演されていますが。第1話の冒頭から登場されていましたね。初回の冒頭は、そのドラマを印象付ける重要さもありますが。

そうなんです。すごく大事な役回りをいただいて、「どうしよう?」って思っちゃいました。ルイはウエディングドレスみたいな白いミスコンの衣装を着てるんですけど、飛んだりしますし、観た方はビックリしたんじゃないかなって(笑)。チビ愛波ちゃんがめちゃくちゃ可愛いんですよ。私、浅田芭路ちゃんのファンになっちゃって、インスタをフォローしましたもん。ずっと一緒にいて、「ルイさんと一緒にお弁当食べたい!」って言ってくれて、「うんうん、一緒に食べようね!」っていっぱい思い出もできました。

――このドラマのオーディションを受けたということですが?

はい。このドラマのオーディションが今年最初のお仕事でした。オーディションの段階で、ルイちゃんと私の性格が似ていると感じる部分があって、すごく理解できるなって思ったので、割とナチュラルに役に入れました。

■江戸切子に挑戦!「やってみてすごく感動しました」
――鈴木さんから見た“ルイ”はどんな女性ですか?

何事もとらえ方が前向きで、誰かの背中を押す時も無理に押すんじゃなくて、そっと押してあげられる人だなって。ポジティブな人って、2種類のタイプがいると思っています。根っから明るくて本当にポジティブな人、それと一度ネガティブを経験したからこそポジティブになれた人。ルイちゃんは後者だと思うんです。私自身も後者だと思うので、そういうところで共感できて、改めてルイという役を通して、人に対しての言葉の選び方の大事さなどをすごく考えることができました。言葉の伝え方次第でニュアンスが全然違っちゃうと思ったセリフもあったので、“根本がすごく素敵な女性”というルイのイメージは守りたいという気持ちで演じていました。

――共通部分が多いと感情移入しやすくて演じやすそうですね。

そうですね。ただ、ルイちゃんは江戸切子の職人で、そういう職人気質なところは自分とは違うかなって思いましたけど、弟がいるところとかも同じで、弟との接し方はほぼ私ですね(笑)。すごく近いものがありました。江戸切子のことはあまり知らなかったんですけど、撮影の前日に学びに行かせてもらって、練習したりしてすごく勉強になりました。なかなか体験する機会がないじゃないですか。演じるお仕事をやってるからこそ体験できたんだと思いましたし、やってみてすごく感動しました。

■10年前の高校生、演じ分けのポイントは?
――職人として働いているルイが第4話で再登場します。

第1話の時から10年経っています。私自身、髪型とかメイクで印象が変わるタイプなので、ルイの役づくりもそこから入りました。大人になってからのルイちゃんは茶髪で前髪を流して、高校生の時のルイちゃんは黒髪で。今の高校生じゃなくて10年前の高校生なので当時流行していた感じで、触覚があって前髪も重めです。ルイちゃんの年齢設定と私の年齢がそんなに違わないので、当時の自分に戻る感覚で見た目も含めて演じ分けました。

――「ブラックシンデレラ」は“ルッキズムに立ち向かう逆襲ラブストーリー”ということですが、主人公の愛波も含め、誰もが何らかのコンプレックスを抱えていると思うので共感できる場面も多いかと。

そう思います。視聴者の方は高校生や大学生も多いと思いますが、学生の頃って周りに人がいっぱいいるので意識してなくても人と比べてしまってたりするんですよね。日常的に「あの子、可愛いな」「あのこの服いいな」「あの子の持ってる物、すごく素敵だな」とか、どんどん自己嫌悪に陥りやすかったりするので、そういう子たちにも観てもらいたいドラマです。一番悩みやすい時期の子たちに、今すぐじゃなくても、何年か後にでもこのドラマで観たことが響いたらいいなと思っています。私も高校生の時には気づけなかったんですけど、主人公の愛波ちゃんが高校生でこの考えができているのが素晴らしいと思いましたし、愛波ちゃんからパワーをもらっている人が絶対いると思うので最後までしっかり観てほしいですね。

■女優、アーティスト、モデル…27才を迎えて
――演技のお仕事も多くなってきましたが、女優業はどういう気持ちで臨んでいますか?

今年に入ってからこのドラマで3本目なんですけど、それまではドラマのお仕事をそんなにしてこなくて、「私なんて演技はほとんど未経験です…」みたいな状態でした(笑)。でも、連続でやってみて思ったのは、歌うことももちろん大好きで、歌うことも演じることも“表現する”ということでくくると同じですけど、お芝居の現場でしか学べないこともたくさんありますし、自分の殻を破ることが一番できる現場だなって。お芝居って殻を破らないとできない。それをここ最近学びましたので、それが歌に還元されていくといいなって思います。

――音楽面でも、誕生日の4月12日にBlue Vintageとのコラボシングル「Apple pie」を配信リリースしたり、去年は鈴木雅之さんのシングル「DADDY!DADDY!DO!」にフィーチャリングアーティストとして参加したり、いろいろチャレンジしていますし。

自分でもビックリするようなお仕事がソロになってからもポン!と決まったりしてきましたし、いつチャンスが来てもガッチリつかめるようにしたいなと思っています(笑)。15年アイドルをやって学んだことをしっかりとエンジンとして持った状態でソロになって、今、いろいろできているというのは本当にありがたいことだなって。マーチンさんにはいろいろ引っ張っていただきましたし素敵な経験でした。まだまだ上を目指していきたいですね。

――モデル業はどうですか? ファッション誌「Ray」の専属モデルもかなり長くされていますが。

そうなんです。意外と長くやってるんですよね(笑)。私、「Ray」の専属モデルの最年長で、最長歴なんです。読者層が大学生ぐらいなので、逆に、自分が若く保てる場所というか、いつまでもこの服が着られるようにいたいなというモチベーションにさせてくれる場所なので、暖かい雰囲気の中でやらせてもらってます。去年ぐらいから新しくビューティ雑誌のお仕事も始まったんですけど、普段ライブの時は自分でメイクをすることも多いので、すごく興味のある分野だったんです。4月に27歳になったので、27歳だからこその説得力のあるお仕事の一つかなって思うんですよね。やってきたことが顔とか肌とかにそのまんま出るので、自分自身の身をもって、説得力のある仕事ができる人になりたいです。

――仕事の幅もさらに広がってきたところで27歳になりましたが、「また一つ大人になった」という感覚ですか?

いやぁ、それが全然変わんないんです。私が思っていた27歳はもっと大人だったんですけどね(笑)。18歳の時にも言ってたんですけど、18歳ぐらいと28歳ぐらいに自分の中の目標を立てていたんです。勝手な想像ですけど、18歳って少女と大人の間のすごくいい時期で、そこから10年後の28歳は“女性として輝きがマジで増しだす”年齢だというイメージが小さい頃からあったんです。それの前の年になったということを考えると「あれ?想像してる感じと違うかもしれない」って。10代の頃は17、18歳はまだ若造だなって思ってましたけど、27歳も若造ですね。この10年ぐらい変わってないから今後の一年で変わらないんじゃないかと思いますけど(笑)、一年後の自分を楽しみにしてお仕事を頑張りたいと思います!