北川景子と永山瑛太が共演する金曜ドラマ「リコカツ」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第5話が5月14日に放送された。離婚の決意から一転、あらためて新婚生活を始めようとした咲(北川)と紘一(永山)だったが、価値観の違いが再び浮き彫りに。ついに離婚へ、という展開が描かれた。(以下、ネタバレがあります)

■「どうして分かり合えないのかな、私たち夫婦なのに」

本作は、現代ならではの価値観と時代が変わっても普遍的な男女のもめ事を、離婚に向けた活動=リコカツというキーワードを通じて描き出す、“離婚するかもエンターテインメント”。

現代的で自由な家庭で育った咲と厳格な自衛官一家で育った紘一は、運命的な出会いをきっかけに交際ゼロ日でスピード結婚するが、生活様式や価値観の違いで早々に離婚を決意。しかし、一緒に暮らすうちに少しずつ互いへの理解が深まり、第4話のラストでは紘一が「離婚はやめよう」と告げた。

第5話は、ソファの背もたれ部分に格好つけて紘一が座ろうとして失敗して咲に急接近し、キスへ…というところで二人が持つマグカップが当たって、思わず「乾杯」としたり、仕事で疲れて眠ってしまった咲をお姫様抱っこして寝室へ運んだ紘一がキスをしようとして思いとどまったり、とキス未遂のドキドキ感で視聴者の気分を盛り上げた。

ところが、状況は一変する。自宅と基地が離れていることで任務に支障をきたしてしまった紘一は、基地に近い実家に引っ越すことを決意。「夫婦は一緒に暮らすもの」という価値観の紘一に対し、編集者として文芸部に異動したばかりの咲は仕事をやめてついて行く選択はなく、激しく意見が対立した。

結婚生活と仕事の両立は、現代の多くの夫婦が直面する難しい問題だ。これまでリコカツをしつつも「離婚するのに」に対して「まだ君の夫だ」「まだあなたの妻だから」との言葉で関係を深めてきた二人だったが、今回、咲が口にしたのは「どうして分かり合えないのかな、私たち夫婦なのに」。築き上げつつあった関係がもろくも崩れる瞬間は、切なく、苦しい場面だった。


■3枚の離婚届

ついに離婚という選択が決定的になってしまった咲と紘一。第1話から第4話までは米津玄師が担当する主題歌「Pale Blue」が流れるなかのラストはキュンとする展開だったが、今回はすでに紘一が書いていた離婚届に咲がサインを。これまでの展開で価値観の違いはあっても、互いを思う気持ちがあるのは確かで、咲が判を押すときに手が震えていたのは涙を誘った。

急展開を迎えた様相に視聴者からは「別れてほしくない」という声のほか、夫婦について考える投稿も寄せられ、「#リコカツ」がTwitterのトレンド入りをした。

さらに、このラストでは紘一の父・正(酒向芳)と、咲の父・武史(平田満)がそれぞれ妻から渡された離婚届にサインをして判を押す様子が同時に映し出され、後半戦に向けて主人公夫婦だけでなくリコカツの物語が大きく動き始めた。

(文=ザテレビジョンドラマ部)

■5月21日(金)放送 第6話あらすじ

ついに離婚届に判を押した咲と紘一。新居も新婚夫婦に引き渡すことで話が決まり、咲と紘一は夫婦としてではなく他人として同居生活を始める。

咲と紘一が二人で過ごす最後の夜。咲は「最後の晩餐」だと料理を用意して紘一を待つが、勤務中にトラブルが発生した紘一とは連絡が取れない。すると、咲が担当している人気小説家・水無月(白洲迅)が現れ、勝手に部屋に上がり込む。