中村倫也が主演を務めるドラマ「珈琲いかがでしょう」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系)の第7話が5月17日に放送された。今回は、中村演じる移動珈琲店「たこ珈琲」店主・青山一(中村)の過去が詳細に明らかになる展開。10歳の“ぼっちゃん”(長野蒼大)との心の交流に感動の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)

■「朝まで俺がそばにいます」

「珈琲いかがでしょう」は、青山がさりげない言葉と一杯のコーヒーで人々を癒やす、優しくもほろ苦い“人情コーヒー群像劇”。第7話「ぼっちゃん珈琲」では、青山が組を去る前のエピソードが描かれた。

当時、「戸籍は売り払った」と、決まった名前を持たなかった青山。10歳だった二代目の息子・ぼっちゃんの面倒を見ることになり、人気キャラクターの名前から“とらモン”と慕われるように。そして、ぼっちゃんが学校でいじめられていることを知った。

給食に出てくるコーヒー牛乳もいつも取り上げられてしまい、一度も飲んだことがないというぼっちゃん。青山は父親がヤクザの二代目(内田朝陽)であることを武器にすればと助言するが、ぼっちゃんはヤクザが大嫌いだと一蹴。自分の力でクラスの底辺から脱出し、いつかコーヒー牛乳を飲むため、毎日苦手な逆上がりの自主練をしていた。

そんなぼっちゃんの覚悟を知った青山は、逆上がりの練習に付き合うように。ぼっちゃんが組の抗争に巻き込まれて怖い目に遭えば救い出し、眠れない夜にはコンデンスミルクをたっぷり入れたコーヒー牛乳で喜ばせた。

「あ、でもコーヒーなんか飲んだらますます眠れなくなるかな」というぼっちゃんに、青山は「眠れない夜は、眠くなるまで寝なきゃいいんですよ。朝まで俺がそばにいます」とほほ笑み、「独りぼっちになるのが怖い。ずっとそばにいるって約束して」とすがるぼっちゃんを「分かりました、約束します。ぼっちゃん様」と抱き寄せた。

■中村倫也の逆上がりに反響!「スマートすぎんか」

かつての2人の絆に、視聴者からは「尊い…」「とらモンはぼっちゃんの唯一の心のよりどころだったんだ」「ぼっちゃんが眠れないってとらモンに甘えるシーン美しすぎた」の声が上がり、とらモン役の中村がさらりと逆上がりをやって見せるシーンも「中村倫也スマートすぎんか」「逆上がりなんなくやっちゃうとらモン、かっこいい」「逆上がりにテンション爆上がり!」といった声でにぎわった。

だが、とらモンが「約束します」と言ったすぐ後に彼は組を抜け、ぼっちゃんは再び独りぼっちに。父親である二代目も抗争で亡くなり、三代目組長として生きざるを得なくなった。

かつての真っすぐな瞳は見る影もなく、すっかり屈折してしまった現・三代目(宮世琉弥)の変貌ぶりには「切ない…」「青山が組を抜けるのがもう少し遅かったら、ぼっちゃんももう少し違う人間になってたのかな…」と、寄り添う声も上がっている。

5月24日(月)は最終話として「暴力珈琲」「ポップ珈琲」の2編を放送する。

組を継いだぼっちゃんが執拗(しつよう)に青山を追っていたのは、信頼していた“とらモン”の裏切り行為に対する報復だった。あれほど嫌っていた暴力ですべてを制するようになったぼっちゃんに、青山は「そのやり方で手に入れたコーヒー牛乳はおいしかったか」と問い掛ける。

ぼっちゃんの脳裏によみがえったのは、同級生を脅して好きなだけコーヒー牛乳が飲めるようになったのに、なぜかまったく味がしなかった頃の記憶。そこで、これまで沈黙を貫いていた夕張(鶴見辰吾)が、見かねて裏切りの真相を語り始める。青山が大金と共に姿を消した裏には、息子を思う二代目とのある固い約束があった。