5月31日、「第30回日本映画批評家大賞」の授賞式が東京・新宿文化ホールで行われ、映画「瞽女 GOZE」(2020年)に主演した吉本実憂が「新人女優賞(小森和子賞)」を受賞した。

今回の受賞に、吉本は「盲目の旅芸人、実際にいらっしゃった小林ハルさんの人生を描いた作品です。私は青春期を演じましたが、壮絶な人生の一部を演じさせていただいたことで精神的に強くなれました」とコメント。

続けて「役を生きる時間は、自分の中で本当に大切な時間です。今回、役とともに弱ったり、強くなったりして、幸せな気持ちを感じましたので、これからも大切にしたいなと思っています。この賞に恥じないよう、これからも精進していきたいと思います」と新たな決意を示した。

同じく、「新人女優賞」を受賞した服部樹咲は「『ミッドナイトスワン』(2020年公開)は私の初めての作品でしたが、内田(英治)監督をはじめ、優しいスタッフの皆さんに囲まれながら撮影できたことを、幸せだったなと今あらためて感じています。現場に慣れていない私を、自然体でいられるようにサポートしてくださった草なぎ(剛)さんや共演者の皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです」と伝えた。

続けて「こんなにいっぱいの人と時間をかけて一つの作品が出来上がるんだなってことを知ることができて、映画って素晴らしいんだなって思いました。この気持ちを忘れず、これからも一つ一つの作品に誠実に向き合って、頑張っていけたらと思っています」とポジティブな気持ちを表した。

「37セカンズ」で「新人女優賞」を受賞した佳山明も「このたびはこのような賞を頂きまして光栄に思っております。新人女優賞を頂きましたけど、監督をはじめ、共演者の皆さま、お一人お一人に支えてもらいましたので、皆さんと頂いた賞だと思っております。これが障がいがある方々の希望になっていけばいいなと思います」と思いを伝えた。


◆取材・文・撮影=田中隆信