6月11日放送の「金曜ロードショー」(日本テレビ系)では、視聴者リクエスト企画として80年代の傑作アドベンチャームービー「グーニーズ」を放送する。同作は、金曜ロードショーでは初放送、ゴールデンタイムでの放送は28年ぶりとなる。そこで今回は同作をより楽しむために、作品にまつわる5つの伝説を紹介する。

■あらすじ

固い絆で結ばれた少年少女たちが、強欲な宅地開発業者から自分たちの家を守るために大奮闘。ミステリアスな宝の地図を発見した彼らは、気がつけば凶悪な逃亡犯フラテリ一家に追われながら、曲がりくねったトンネルや罠だらけの地底空間で、大冒険を繰り広げる。はたして伝説の海賊“片目のウィリー”が隠した秘宝は見つかるのか。

■伝説その1:黄金期のスピルバーグが原案&製作総指揮

同作の製作総指揮を務め、原案にも携わったスティーブン・スピルバーグ。本作公開前後のスピルバーグの活躍は、まさに伝説。1971年「激突!」で注目され、「JAWS ジョーズ」(1975年)、「未知との遭遇」(1977年)で一躍人気監督に。

そして「グーニーズ」(1985年)が製作された80年代は、「E.T.」(1982年)、「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」(1984年)、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年)など、スピルバーグの代表作ともいえる作品が多く製作され、大ヒット連発の時代となった。

90年代も「ジュラシック・パーク」(1993年)の驚異の映像で世界中を驚かせる一方で、「シンドラーのリスト」(1993年)、「プライベート・ライアン」(1998年)でアカデミー賞監督賞を受賞。最近では「レディ・プレイヤー1」(2018年)のヒットが記憶に新しい。

■伝説その2:脚本家は、のちに「ホーム・アローン」「ハリポタ」を監督したクリス・コロンバス

若い頃からスピルバーグの目に留まり、「グレムリン」(1984年)、「グーニーズ」の脚本に抜擢。その後、監督として「ホーム・アローン」(1990年)、「ミセス・ダウト」(1993年)、「ハリー・ポッターと賢者の石」(2001年)、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(2002年)など大ヒットを連発する。

本作に登場するブービートラップの“カラクリ”や悪役たちのドジっぷりは、「ホーム・アローン」を彷彿とさせる。また、チャックが警察に電話するシーンでは「グレムリン」を思わせるセリフも登場している。

■伝説その3:世界的ヒーロー映画を手掛けたリチャード・ドナーが監督

監督を務めたリチャード・ドナーも、「オーメン」(1976年)、「スーパーマン」(1978年)などを手がけた、ヒットメーカーである。「グーニーズ」の後も、「リーサル・ウェポン」シリーズ(1987年〜)をヒットさせたほか、最近では「X-MEN」シリーズ(2000年〜)の製作総指揮を務めている。

■伝説その4:若き俳優たちのその後

マイキー役:ショーン・アスティン
主人公のマイキー役のショーン・アスティンは、当時14歳で本作が映画デビュー作。2001年から「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで、主人公フロドの従者・サムを演じている。

ブランド役:ジョシュ・ブローリン
マイキーの兄・ブランド役のジョシュ・ブローリンは、当時17歳。本作で映画デビューを果たした後もキャリアを重ね、2008年にはアカデミー助演男優賞にもノミネート。「アベンジャーズ」シリーズでは、最強の敵・サノスを演じている。

マウス役:コリー・フェルドマン
ちょっと生意気なマウス役のコリー・フェルドマンは、「グーニーズ」の直前に「グレムリン」「13日の金曜日−完結篇」(1984年)にも出演し、当時13歳から売れっ子子役であった。「スタンド・バイ・ミー」(1986年)でも眼鏡のテディ役を好演し、その後も俳優を続けている。

また、チャンク役のジェフ・コーエンは当時10歳で、その後は弁護士になっている。

■伝説その5:豪華吹き替え声優陣

今回の吹き替えは、以前のテレビ放送版にて放送。マイキー役には、「キテレツ大百科」のキテレツ、「デジモンアドベンチャー」の八神太一などの声優で知られる藤田淑子さん。ブランド役には、「機動戦士ガンダム」のアムロ・レイで知られる古谷徹、チャンク役には「となりのトトロ」メイでお馴染みの坂本千夏がキャスティング。マウス役は、「ドラゴンボール」孫悟空の声優で知られる野沢雅子が務めるなど、吹き替え声優陣も豪華なメンバーが揃っている。