映画「鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽」(2022年公開予定)の製作発表記者会見が6月19日に東京都内で行われ、出演者の宮本茉由、安藤政信、白須慶子、岡元あつこが登壇。製作発表後、宮本が囲み取材に応じ役作りなどを語った。

同作品は、太宰治「斜陽」執筆75周年を記念して製作されるもので、主人公・かず子を映画初出演にして初主演となる宮本が演じる他、太宰自身を投影したかず子の年の離れた恋の相手の売れっ子作家・上原を安藤、上原の妻・亜津子を白須、女給・みわ子を岡元がそれぞれ演じる。

会見後、マスコミ向けの囲み取材に応じた宮本は「最初に出演のお話を聞いた時はドッキリじゃないかと思ったくらいびっくりして、驚きの後に喜びが来ました」と回顧。

さらに「太宰さんのお墓参りに行かせていただいたのですが、(この日は桜桃忌だったため)たくさんのファンの方がお参りされていて、『こんなに愛されている人の作品を主演でやらせていただくのか』と、さらに緊張感とやる気が増しました」と明かした。

ほか、原作小説について「かず子や上原だけでなく、お母さんや弟など、一人一人の人生がすごく繊細に描かれていて、しかも、没落していく家族の人生の闇だけじゃなくちゃんと光の部分もあったりして、すごくすてきだなと感じました」と感想を。

そんな中、役作りについて聞かれると、「まだ途中の段階なのですが、時代背景が昭和で元貴族という役柄なので、お母さんのことを『お母さま』と呼ぶシーンが多いんです。だから言い慣れるために、家で母のことを『お母さま』って呼んで練習しています(笑)」と打ち明けて笑いを誘う場面も。


最後に、「太宰治さんを愛している方、『斜陽』を愛している方はもちろん、太宰治さんをそんなに知らない方にも見ていただいて、この作品をきっかけに太宰さんを好きになってもらえるような作品にできたらいいなと思います!」と意気込みを語った。