名古屋・栄にあるSKE48劇場では、6月20日にSKE48チームKII「最終ベルが鳴る」公演が上演。同公演は2013年にドラフト1期生としてSKE48に加入した惣田紗莉渚の卒業公演として行われ、松本慈子、青木詩織、荒井優希、入内嶋涼、太田彩夏、川嶋美晴、惣田、藤本冬香、古畑奈和、水野愛理、末永桜花、福士奈央の12名が出演した。

公演は「マンモス」の力強いパフォーマンスから始まると、公演名になっている「最終ベルが鳴る」、さらに「ボーイフレンドの作り方」「偉い人になりたくない」と続き、いつものように激しく楽しげなKIIの雰囲気で幕開け。

だが、その後の自己紹介MCでは、ドラフト2期生の水野が自身のドラフト会議の時のことを振り返り、「惣田さんがいなかったら多分私もここにはいないと思うので…(惣田は)ドラフト生の先輩で、ドラフト2期生がいるのは先輩の1期生のおかげだと思うので、今日は感謝の気持ちをいっぱい伝えていきたいなと思います」と早くも涙声でコメントし、卒業公演であることを改めて実感させた。

アンコールで行われた惣田の卒業ブロックでは、惣田が同期の松本、荒井、福士と共にステージに登場。ユニット“キャラメルキャッツ”でセンターを務めた「あの先の未来まで」を披露し、アウトロでは惣田が「ドラ1(=ドラフト1期生)のみんなに出会えて本当によかったです。みんな、ありがとう」と3人に語り掛け、涙を見せた。

歌い終えた惣田は「初めてセンターをさせていただいた曲で、カップリング曲だったんですけど、歌詞だったり、曲だったり、衣装だったり、全部が本当に思い出というか、ファンの方にとっても私にとっても大切な曲で。メンバーのみんなも『衣装がかわいい』とか、これを着たいって言うメンバーが多かったりして、すごくうれしいです」と、曲への思い入れを明かした。

その後、惣田は衣装チェンジすると、ソロで「泣きながら微笑んで」を歌唱。2番からは公式プロフィールの「将来の夢」に「惣田紗莉渚さんとデュエットすること」を挙げていた藤本も加わって、藤本の夢が実現。間奏ではお互いにメッセージを送り合った。

再び惣田の衣装が変わり、ドレス姿になると、出演メンバー全員で「微笑みのポジティブシンキング」を披露した。

卒業ブロックもクライマックスとなり、松本、福士、荒井がそれぞれ惣田に宛てた手紙で思いを読み上げると、福士の手にはさらにもう1通の手紙が。送り主は4月に卒業した1期生の松井珠理奈で、そのメッセージを福士が代読して紹介した。

すると、いよいよ惣田からファンへ、最後のあいさつの時間に。

加入からこの日までのことを振り返った惣田は、「今まで8年間、本当に幸せでした。SKE48めちゃくちゃ楽しかったし、めちゃくちゃ大好きで、とっても幸せで、これからはSKE48のファンとして、大好きな後輩や先輩、同期、みんなのことを応援したいと思います」とSKE48への気持ちを語った。

続けて「私は私で夢があるので、諦め悪く前に向かって進むのが私だと思うので、これからも自分の夢にだけは絶対に正直に、諦めないで一生懸命頑張って行こうと思います」と話すと、涙で声を詰まらせた惣田。最後は「スピーチも何かぐだぐだで(苦笑)、私ってこういう感じなんですけど、そんな私を好きになってくれて、本当に、本当にありがとうございました」とファンに感謝を述べた。

そして、最後の楽曲「支え」を全員で披露すると、公演は終了となり、メンバーは1人ずつステージから退場。

その際、藤本は去り際に「1つだけいいですか」と切り出すと、「私のずっと夢だった(惣田と)デュエットするという夢をかなえてくれてありがとうございました。本当にうれしかったです。一生の思い出にします」と涙ながらに惣田に思いを伝え、客席からは大きな拍手が送られた。

他のメンバーがステージを後にし、1人残った惣田は最後に改めて「かけがえのない時間、思い出、私の青春ですね、SKE48は。皆さん本当に、何度も言ってるんですけど(笑)、本当に、本当に本当に、ありがとうございました」とファンへの感謝を口にし、自身の卒業公演を締めくくった。

■惣田紗莉渚 終演後コメント

――卒業公演を終えて、今の率直な感想を教えてください。

本当にまだ実感がないんですけど、本当にたくさんの方々に支えてもらって、ここまで来られたんだなって改めて感じています。

――卒業パートでは、「あの先の未来まで」「泣きながら微笑んで」「微笑みのポジティブシンキング」を歌って、「あの先の未来まで」についてはステージ上でお話ししていましたが、「泣きながら微笑んで」と「微笑みのポジティブシンキング」はどういう理由で選曲したのでしょうか。

「泣きながら微笑んで」は、私が大島優子さんを好きだったこともあって、いい曲だなってずっと思っていて。今回何かバラードを1曲やりたいなって思って、(一緒に歌った)藤本冬香ちゃんにも相談したら、冬香ちゃんがやりたいと思っていた曲の中に「泣きながら微笑んで」が入っていて、私もやりたいと思っていたので選びました。2人で歌っても違和感がなくて、お互いを見送り合えるような曲だったので。

「微笑みのポジティブシンキング」は、実はSKE48に入ってすぐの頃からドラフト1期生が「リクエストアワー」とかでアンダーに入らせてもらっていたんです。ドラ1みんなでこの曲をやることが多かったし、私は「リクエストアワー」でセンターもやらせていただいていたので、曲も大好きだし、同期みんなで歌った思い出の曲でもあるので選びました。歌詞に「これから頑張ろう」って勇気をもらえる曲なので、卒業公演にぴったりかなと思っていたので、この曲は前からやるって決めてました。

――公演中は涙を見せる場面もありましたが、一番グッときてやばいなって思ったのはどのタイミングでしたか?

同期4人でのMCは、何も打ち合わせしてなかったんですけど、そこで何か急に泣きそうになってしまって。あと、客席で泣いているファンの方の顔を見た時にうるっときてしまいました。

――後輩の水野さんや藤本さんが泣いていたりと、惣田さんが慕われているのがよく伝わってきました。

本当に今までやってきてよかったなって思います。自分に憧れてくれる子がいるなんて、なかなかないことじゃないですか。本当にそんな子がいてくれて、私は幸せ者だなって思いました。

――そんな後輩たちに伝えたいことはありますか?

今って私が入ったばかりの頃とは違って、チャンスが少ないように感じてしまったり、なかなか思うようにいかないことも多いと思うんですけど、でも絶対にやりたいことって思い続けていればかなうと思います。

劇場では「間違えるのがダメ」とか「間違えないようにやろう」じゃなくて、「ここで自分の個性を出そう」とか「フリーの振りは誰よりも頑張ろう」とか、そういう人とちょっと違うことをやってみることとかが、私がSKE48に入って大事だなって感じたことなので、だから“諦めないこと”と“勇気を持ってアピールすること”は続けてほしいなって思います。

――では最後に、改めてファンの方へのメッセージをお願いします。

SKE48に入れて、アイドルになることができて、本当に幸せでした。皆さんからもらった幸せを、この後の私の人生を懸けて返していけたらいいなと思うので、これからも皆さんを笑顔にできるように頑張ります! 今までありがとうございました!