細田守監督の最新作、アニメーション映画「竜とそばかすの姫」に佐藤健が出演することがわかった。佐藤は、これまでベールに包まれてきた謎の存在“竜”の声を担当する。

日本テレビとスタジオ地図LLPが共同幹事を務めて送る本作は、かつて細田監督が「サマーウォーズ」で描いたインターネット世界を舞台に、「時をかける少女」以来となる10代の女子高校生をヒロインに迎えた作品となっている。そこで紡ぎ出すのは、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界「U(ユー)」で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語。

本作で主人公・すず/ベルの2役を演じ、さらに作品の要とも言える「歌」を担うのは、ミュージシャン・中村佳穂。その同級生役に成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、すずを見守る合唱隊メンバーに森山良子、清水ミチコ、岩崎良美、中尾幸世、坂本冬美、父親役に役所広司と多彩なキャスト陣が揃っている。

音楽面でも、岩崎太整、Ludvig Forssell、坂東祐大と才気溢れる複数の音楽家が集結している。メインテーマは、ロックバンド・King Gnuの常田大希が率いるクリエイター集団・millennium paradeが担当するなど、挑戦的な音楽創作が作品世界を彩っている。

そんな「竜とそばかすの姫(英題:“BELLE”)」が、この度、国際映画祭の最高峰であるカンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション内に新設された「カンヌ・プルミエール部門」に選出されたことがわかった。本部門において日本映画としては唯一の選出作品であり、前作「未来のミライ」も「監督週間」としてカンヌで上映されていたが、今回はそれを越える初のオフィシャル・セレクションでのカンヌ国際映画祭参加となる。細田監督は、日本での公開前夜にあたるフランス現地時間7月15日(木)夜8時、カンヌでのワールドプレミアにが臨む予定。

■細田守監督 コメント

前作「未来のミライ」がカンヌ国際映画祭・監督週間に選ばれたことに続き、今回「竜とそばかすの姫」がオフィシャル・セレクション「プルミエール部門」に選ばれたことをとても光栄に思います。アニメーション映画がカンヌ国際映画祭に選ばれること自体が極めて稀なことであり、今回の選出が、これから変化していく新しい映画の価値を観客に指し示す兆しと思います。コロナ渦の中で一時途絶えていた映画文化が再び復活する姿を、共にカンヌの地で祝い、感じたいと思います。