ヒュー・ジャックマンが主演を務める映画「レミニセンス」が9月17日(金)に日本公開。同映画で製作を務めるジョナサン・ノーランの兄、クリストファー・ノーランが手掛けた「インセプション」(2010年)日本公開から11年ということで、今回はノーラン兄弟の作品を振り返っていく。

クリストファーが監督を務める作品で、脚本の多くを手掛けているのは実弟のジョナサンであり、2人の“ノーラン”は世間を驚かせる映画をこれまで何本も送り出してきた。

ノーラン兄弟の出世作は「メメント」(2000年)。物語を結末から始まりへと逆方向に描くという革新的な内容で、原案のジョナサンはアカデミー賞脚本賞にノミネートされ、アメリカ国立フィルム登録簿に2000年代劇映画として初めて「半永久的に保存する作品」に登録された。

2作目は、ヒュー・ジャックマンを主演に迎えたサスペンス映画「プレステージ」(2006年)。ここで初めて兄・クリストファーが監督、弟・ジョナサンが脚本を務めた。

そして、アメコミ映画に革新をもたらし、近年のヒーロー映画ブームの先駆けともいえる「ダークナイト」(2008年)と続編の「ダークナイト ライジング」(2012年)。

さらに荒れ果てた地球と宇宙を舞台にした壮大なSFとヒューマニズムあふれる時空を超えた家族愛のドラマを、想像を超える形で融合させ、アカデミー賞視覚効果賞を受賞した「インターステラー」(2014年)。これらの作品全てが、2人によって生み出されてきた。

コンビでの活躍はもちろん、それぞれの活躍もすさまじい。クリストファーはアカデミー賞をはじめ、数々の賞を総なめにした「インセプション」や、第二次世界大戦下のフランスとイギリスを舞台に、緊迫感あふれる救出劇を描いた「ダンケルク」(2017年)、驚異の映像体験で世界中を驚かせた「TENET テネット」(2021年)など、数々のヒット作品を世に送り出している。

ジョナサンも人気ドラマ「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」の原案を担当。さらに、原案、脚本、製作総指揮、監督として、HBOドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の視聴数を超え、その圧倒的なクオリティーの高さが全世界で強く支持されたドラマ「ウエストワールド」を手掛けている。

このように“ノーラン”=傑作の証というのは決して誇張された表現ではなく、紛れもない事実。そんなノーラン作品の最新作にしてジョナサンが製作、そして彼の妻であり「ウエストワールド」の脚本・製作総指揮を務めたリサ・ジョイの初監督作品となるのがSFサスペンス超大作「レミニセンス」。

「プレステージ」で主演を務めたヒュー・ジャックマンを再び主演に迎え、クリストファーが「インセプション」で描いた“夢”の中への潜入ではなく、人の“記憶”へ潜入する物語を描いていく。