GENICが1stライブツアー「GENIC LIVE TOUR 2021 -GENEX-」を開催。7月25日に東京・ヒューリックホール東京にてツアーファイナルを迎えた。ここでは7月24日の夜公演の模様をレポートする。

本来であれば昨年開催予定だった1stツアー。新型コロナウイルスの影響により延期となり、1年越しの開催となった。グループ名「GENIC」と「express」を組み合わせて付けられたツアータイトル「GENEX」には“GENICをお届けする”という意味が込められており、GENICはこのタイトルを冠して全国4会場を回った。

ライブは小池竜暉の伸びやかなフェイクを合図に、「UPDATE」からスタート。真っ白な衣装に身を包んだ7人は、クールな表情でキレの良いパフォーマンスを見せていく。続く「HISTORIES」では表情をゆるめ、曲に合わせてクラップする観客の姿をうれしそうに見つめ、軽やかなイントロから「FUTURES」へ進むと、メンバー同士アイコンタクトを取ってはふざけあったりと、楽曲ごとにさまざまな表情を見せていった。

「READY GO」「夏恋」と、オーディション時から歌唱していた、メンバーいわく「懐かしの2曲」をパフォーマンスしたあと、7人は回想モードに。西本茉生がオーディション時に印象的だった雨宮翔とのエピソードを明かすと、西澤呈は「時間が経てば立つほど仲良くなっていくよね」と6人を見回す。続けて「翔くんが朝テンション低いことも知ってるし」と明かすと、さらにメンバーは雨宮と金谷鞠杏の楽屋での“バチバチエピソード”で大盛り上がり。またデビューからの1年間の活躍として、金谷の「ミス・ワールド2020」日本代表選出、増子敦貴の「機界戦隊ゼンカイジャー」(テレビ朝日系)での活躍などが紹介された。それを受けた金谷は同コンテストの本大会が、この日のライブ会場であるヒューリックホール東京だったことを振り返り「両方で立ててうれしい」とニッコリ。増子はツーカイザー/ゾックス・ゴールドツイカーの決め台詞を披露して会場を盛り上げた。

先輩のライブのオープニングアクトとして出演する機会の多かった最近のGENIC。これにちなんで「先輩に感謝と敬意を」との意図から、カバーメドレーも展開。メドレーは高野洸「WARNING」、lol-エルオーエル-「trigger」、Da-iCE「恋ごころ」に加え、ファンからリクエストの多かったというAAA「Wake up!」という計4曲のラインナップ。本家の振り付けを再現したパフォーマンスや、男女グループならではの歌い分けで観客を驚かせた。

カバーメドレーを終えると、7人は一旦ステージからはけ、宇井優良梨が一人ステージへ。そしてバラード曲「月夜に馳せる」をしっとりと歌い始める。そのまま、金谷、西本とメンバーが一人ずつステージに現れる形で情感たっぷりの歌声を聴かせ、観客の耳と心を鷲掴みにしていった。しっとりとしたムードのまま、Da-iCE・和田颯振り付けの「MOONLIGHT」で魅了したあと、軽やかなサウンドに乗せ衣装を翻しながら、TVアニメ「フルーツバスケット」The Finalのエンディングテーマ「春うらら」を初披露。歌い終えたあとにはメンバーが口々に同曲について「めっちゃ好き」と大絶賛した。また、ここまでの感想を聞かれた増子は「ヒューリックしてますね」と独特な感想を口にしたり、ペンライトが光る客席を見て「星空みたい。一番星、見ーつけた!」とキザになってみたりと、独壇場。そんな彼を6人が総ツッコミするなど、和やかなトークが展開された。

最新曲「Shaky Shaky」の振り付けレクチャーを経てライブは後半戦へ。金谷が、こちらも独特なコールアンドレスポンスで場内のテンションをキュートに引き上げると、7人は夏の夜をイメージした「Shaky Shaky」を色気たっぷりにパフォーマンス。「BURNIN’ BURNIN’」では一転、躍動感あふれるリズムにあわせてワイルドな表情を見せる。観客がペンライトを回して客席を彩った「FLY」でさらにヒートアップさせると、1st Digital EP「SUNGENIC ep」収録のDa-iCE・工藤大輝が作詞作曲を手がけた「SUN COMES UP」で、グループの道のりを振り返るように本編を締めくくった。

アンコールではツアーTシャツに着替えたメンバーがステージに登場し、「抱きしめたら」を歌唱。メンバー同士で指ハートし合ったり、目を合わせて笑ったりと、リラックスした表情を見せたあと、改めて一人ずつライブの感想を述べていく。最初に増子は「アンコールで出てきて、拍手をもらったときにうるっときた」と心情を明かし「僕はずっとずっとステージに立ち続けたいと思っています」と改めて決意。宇井は「今、この瞬間を皆さんとともに過ごせていることが本当に幸せです。GENIminがいてGENICがいる。GENICがいてGENIminがいる。この特別な関係性をもっと深く築き上げていけたらいいなって思っています。これからも共にたくさんの景色を見ていきましょう」、西本は「たくさんのアーティストさんたちがいる中でGENICに出会ってくれて、応援してくれて、皆さんに会えたことが本当にうれしいです。僕たちは2年目でまだまだ若いグループですけど、皆さんが数年後“あのときから応援してたんだよ”って胸を張って言えるようなアーティストになっていきたいなと思いますので、それまで一緒に歩んでいただけたらと思います」とファンへのメッセージを贈った。

西澤と小池が制作した「来たる春」では雨宮・西澤・西本による振り付けをファンにレクチャー。サビで会場中が揃いの振り付けをする様子を見てメンバーはうれしそうに目を細め、会場には感動的なムードが広がった。ラストは7人で作詞した「TOGETHER」。この曲はGENICが1stツアーまで温存してきた曲で、7人は観客の前での初披露をかみしめるように、ファンとコミュニケーションを取りながら楽しそうに歌い上げ、念願の1stツアーの幕を下ろした。すべてのパフォーマンスを終えてもなかなかステージを去ろうとしないメンバー。西本が思わず「みんな、めっちゃ(ステージに)残るじゃん」とツッコんでしまうほど、時間をかけてファンに手を振ったり、ボードやうちわのリクエストに答えたり、名残惜しそうにしていたが、最後にはすがすがしい表情でステージをあとにした。

■セットリスト
01. UPDATE
02. HISTORIES
03. FUTURES
04. READY GO
05. 夏恋
06. カバーメドレー〜WARNING(高野洸)〜「trigger」(lol-エルオーエル-)〜Wake up!(AAA)〜恋ごころ(Da-iCE)
07. 月夜に馳せる
08. MOONLIGHT
09. 春うらら
10. Shaky Shaky
11. BURNIN’ BURNIN’
12. FLY
13. SUN COMES UP
<アンコール>
01. 抱きしめたら
02. 来たる春
03. TOGETHER