三浦貴大が主演を、剛力彩芽がヒロインを務める「彼女のウラ世界」(毎週月曜夜0:25-0:55、フジテレビ※第6話は2:00-2:30)の第6話(AKIKO SIDE)が7月26日に放送された。前話までは、彼氏の敏郎(三浦)目線として描かれてきた物語。今週からは、敏郎の元から急に消えた彼女・明子(剛力)の側から描く新展開を迎えた。結婚を視野に入れた恋人同士であっても、視点を変えればまるで違う世界であるという、少しゾクッとするようなストーリーの始まりだ。(以下、ネタばれが含まれます)


■第6話にして、ふりだしに戻った『AKIKO SIDE』

この作品は、男目線で描かれる『TOSHIRO SIDE』をフジテレビTWOで、女目線で描かれる『AKIKO SIDE』をひかりTVチャンネルに分け、リレー方式で放送されたもので、地上波では『TOSHIRO SIDE』から放送されている。

東京カレンダーwebサイトで連載の小説をドラマ化。制作会社でドラマのディレクターとして働く西村敏郎(三浦)と、マッチングアプリで知り合って3年、敏郎を献身的に支えてきた恋人・近藤明子(剛力)の物語だ。

剛力彩芽演じる、明子が何を考えているのか分からない――敏郎もそうなのだろうが、第6話から視聴者にとっても一気に分からなくなった。第5話までは敏郎がモラハラ気味の、他人に対して少々失礼な男で、自信家であるために自分のことを過大評価しすぎているために彼女に逃げられたのだろうと思われていた。

ところが、第6話で『AKIKO SIDE』が始まると、文字通り“ふりだしに戻った”感じがある。文句ひとつ言わず彼氏に尽くす、優しい彼女として描かれていた明子だが、敏郎の家を飛び出す明子の顔からは、焦りや怯えに似た感情があふれ出ていた。

■彼氏に見せる顔と、家族の前の顔…本物はどっち?

スーツケースをひとつ持って出た明子が、母・咲子(藤田朋子)と叔母・夏子(霧島れいか)の暮らす広いマンションに身を寄せ、他愛ない会話をしているときの口調や表情に驚いた。敏郎の前でかけていた丸く細いフレームの眼鏡を外して、自分の家族とチャキチャキと話す明子からは、敏郎の前でラーメンと炒飯を頬張り喜んでいた要素は感じられなくなっていた。

ワインを手にして、何かを考えている明子を見る限り、彼氏に尽くし、男性の力を借りないと生きていけないような女性ではないことが分かる。人にはいろんな顔があるということを改めて描く、不思議なドラマ。

予告の映像は、どんどんホラー味が深まっており、ますますゾッとした。最後まで見ないことには、明子が何を考えて“ウラ世界”に飛び出していったのかは分からなそうだ。
次回、第7話は8月2日(月)、深夜2:00よりフジテレビで放送される。

文=ザテレビジョンドラマ部