AKB48メンバー8人が出演する映画「未成仏百物語〜AKB48 異界への灯火寺〜」が9月10日(金)より全国で公開される。「WEBザテレビジョン」では、公開を直前に控え、AKB48の出演メンバー全員にインタビュー。一人目は、チームKキャプテン・込山榛香に話を聞く。

同映画は、ちまたに溢れる不可解な出来事やミステリアスな世界、心霊現象などを紹介し、最後に成仏させるという怪談エンターテインメント作品。

AKB48の大盛真歩、小栗有以、行天優莉奈、倉野尾成美、込山、坂口渚沙、鈴木優香、武藤十夢が、それぞれ怪談エピソードを座談会で語り合い、その後供養するドキュメントで、撮影は静岡・函南町にある渓月山 長光寺で行われた。ほか、4人がそれぞれ主演を務めるドラマ、事故物件や心霊スポット訪問などのパートで構成されている。

込山が主演を務めるドラマ「見逃し」は、引っ越ししたばかりの新居で一人暮らしを始めたOLの麻美(込山)が、しばらくして部屋の異変に気付くというストーリー。

込山に、撮影の感想の他、個人的な恐怖体験などを語ってもらった。

■小栗有以と一緒に寝ようと思ったら…

――ホラー作品は大丈夫ですか?

むちゃくちゃ苦手ですね。撮影前に「ホラー映画、興味ある?」って聞かれて、プライベートで見に行くという誘いだったら断るところでしたけど、それを言ってきたのがマネージャーさんだったので、これはお仕事の話だなと思って「あります!」って答えました(笑)。映画に出られるといううれしさの方が、怖い気持ちよりも強かったです。

――前の住民が部屋に残していったものにまつわる物語ですが、込山さんは人が使っていたものに抵抗はないですか?

フリーマーケットとかよく行っていたので大丈夫です…人形以外なら(笑)。顔があるものはちょっと怖いですね。小さいころ、ぬいぐるみを20体くらい持っていたんですよ。昼間ずっと一緒に遊んでいたぬいぐるみが、夜になると急に怖くなって、一つ一つに「大好きだよ、おやすみ」と言って、抱きしめて寝ていました。

――今回の撮影中に怖い出来事はありませんでしたか?

(ドラマパート)撮影中は、ロケ地近くのホテルに泊まることになっていたんですが、「ホラーを撮った後に一人で泊まれません!」と言って、車で毎回7時間くらいかけて都内に帰っていました(笑)。

お寺の座談会のシーンの撮影のときは泊まったんですけど、隣の部屋のゆいゆい(小栗有以)に「一緒に寝よう」って言おうと思ったら、そそくさと自分の部屋に入られちゃって、朝までベッドの上で一人で起きていました。寝たら何かあったときに逃げられないと思って、常に逃げられる体制でいましたね。

――演じるにあたり、意識したことはありますか?

恐怖や不安の中では血色良くないだろうなと思って、メークも「唇の色、消してもらっていいですか?」などお願いして、やつれた感じにしたり、髪もわざとボサボサにしたりしてもらっていました。顔色や服装、見た目から恐怖体験に接した心情を表現したので、そこに注目してほしいです。

――ドラマは全体的にはっきりした結末が描かれていないところに、より恐怖を感じさせますね。

そうですね。結末が分からない分、疑問が残ったまま終わる感じなので。現実にあった怖い話なので、本当の恐怖ってこんなに身近にあるんだなって思える映画だし、中でも私が出演した「見逃し」はそれを感じさせる作品になっていると思います。

――お寺のシーンは台本なしのトークのようでした。

台本はなかったですね。メンバーが集まって、ドラマについて思ったことを挙手制で言っていくという感じで。見てくださる皆さんにもドラマパートで一緒に恐怖を感じていただいて、お寺のシーンで私たちの話に共感していただけたらなって思います。

あのシーンでは、本当のお寺の方がきちんと供養をしてくださったのが良かったですね。映画で使われるかどうかに関係なく、供養はしてほしいなと思っていたので。

――これまで実際に怖い体験をしたことはありますか?

4年くらい前、チーム4時代の劇場公演中に「横須賀カーブ」という曲で、メンバー全員が下を向いてスタンバイしていたんです。そしたら、静かなイントロの最中に、ステージ後ろの動線を思いっきり猛ダッシュするヒールの音が聞こえて…。

終演後、スタッフさんに「あれは気を付けてください」と言ったんですけど、その日は女性スタッフが一人もいなくて、ヒールを履いている人はいなかったんです。しかも、皆さんステージ袖にいたので、誰も後ろは通ってないし、メンバーも全員ステージ上。でも、音だけじゃなくて、人が通りすぎる風も感じたんですよね。

――結局、その謎は解明できないままですか?

はい、今でも何だったのか、分かっていないです。

――そんな怖い体験もしつつ、またホラー作品の話が来たら引き受けますか?

(映画スタッフの顔を見ながら)喜んで! 今回は自分が出演した作品を見るのも怖くて、お母さんとお姉ちゃんに一緒に見てもらったんですけど、悲鳴を上げながら見てくれたんですよ。

そのこともなんですけど「榛香、史上最高にかわいくなかったけど、あれをスクリーンに映して大丈夫?」って言われたのがうれしくて。そこまで作品に入り込めていたんだなって思ったし、込山榛香としてではなく、主人公の麻美として映っていたんだなって自信が持てました。

これからもそんなふうに、作品にリアリティーを持たせられるような女優さんになりたい!って強く思いました。