原宿発の5人組アイドルグループ・神宿のニューアルバム『THE LIFE OF GIRLS』のCDが、8月25日(水)に発売。現在デジタル先行配信中の同作は、前作『THE LIFE OF IDOL』全曲と、シングル「FANTASTIC GIRL」「Caramel Sweet」を含む計16曲が収録されている。

WEBザテレビジョンでは、神宿メンバーのSPインタビューをお届け。コロナ禍でエンタメ業界全体が大きな打撃を受ける中、その勢いに全く翳りが見られない彼女たちがリリースする最新アルバムの聴きどころや最近気になっているもの、“素の自分になれる瞬間”などを語ってもらった。

――それぞれの“推し曲”はどれですか?

羽島みき:私はソロ曲の「トキメキ☆チュウ」が推し! 普段から聴いていて、気分が上がるような曲を歌いたいと思っていたんです。私自身もよく聴いているし、女の子のファンからもこの曲を聴きながら準備をすると気分が上がるとか、声がかわいいと言ってもらえるのですごくうれしい。皆さんにも、この曲を聴いてときめいてほしいです。

小山ひな:私も、初めてのソロ曲「を愛に」が好きです。ボカロPの匿名ゲルマさんと一緒に作らせていただきました。女の子目線の曲で、そんなにつらくならなくてもいい、ちゃんと生きてほしいという思いを込めています。量産型・地雷系の子に聴いてほしい。私のTikTokで振りを覚えて、かわいい女の子はもちろん、男の子にも踊ってほしいです。

羽島めい:今回は「LOVE GAME」「Caramel Sweet」「Trouble」の3曲でラップパートの作詞を担当しました。時間がない中で、それぞれに違うテーマと向き合いながら作った時間は大変だったけど、すごく楽しくて。出来上がった曲を聴いた時に、自分で考えたワードが曲に合っているなと思いました。

塩見きら:今回はマスタリングをはじめ、全体を通してアルバム制作に携わらせていただきました。曲間の秒数や、前後のつなぎ、曲の順番など、いろいろ話し合いながら作ったので、1枚を通して頭から最後まで聴いてほしいです。

一ノ瀬みか:どの曲も思い入れがあって選ぶのが難しいんですけど、その中でも私には2曲あって。まずは、初めてのソロ曲「Lion」。この曲がみんなの耳に届いた時に、どういう気持ちになってくれるのか。どんな感想をもらえるのか。すごく楽しみでしたし、ドキドキしていました。今回は作詞もさせていただいて、自分の心の中で一番大事にしている部分を歌詞に反映させるということにチャレンジしたんです。

曲を聴いた方たちからは、その人の心の動きやどういう状況で聴いて、こんなことを思いましたというたくさんの感想を頂いて。自分が作った曲を誰かが聴いてくれているということを実感して、うれしいなと思いましたし、とても不思議な気持ちにもなりました。

もう1曲は、しおみぃとめいと一緒に作った「Trouble」。私にとっては、初めて曲を手掛けた作品。自分がデモを上げる時は、すごく緊張しました。コロナ禍の今だからこそ、明るくなれるような曲を届けたいと思って作ったので、1人でも多くの方にこの曲を聴いて楽しんでもらえたらうれしいです。 

――自分たちで曲を作るようになって、歌に対する向き合い方が変わってきたなと感じることはありますか?

塩見:みかさんは歌に関する知識を増やしてくださって、それをメンバーに共有してくださるんです。ソロ曲の「Lion」は楽器を生で録っているし、声も今までのみかさんとは違うんです。あるライブでは「Erasor」の時にどこか「Lion」っぽい雰囲気の歌声になっていたりして。いろいろ試行錯誤しながら歌と向き合っているんだなと感じました。

一ノ瀬:小さい頃から歌うことが好きでしたけど、アイドルになって歌を歌って皆さんに聴いてもらうという職業に就いてからは、ただ好きなだけではダメだなと感じる部分が多かったんです。どうやったら歌がうまくなるんだろうと思って、ボイトレに通ってめちゃくちゃ練習しました。でも、そうやって自分を追い込み過ぎた結果、初めてのツアーの時に声が出なくなって。その時に練習だけではダメだということに気付いたんです。

練習量に対して心の成長が追いついていなかったんです。歌のレッスンも大事だけど、自分自身が大人になることも大切なこと。挫折を経験したり、ライブを通してファンの皆さんと絆を深めていきながらいろいろなことを学びました。それが歌との向き合い方にもつながっているような気がします。

めい:どの曲も気持ちの入り方に変わりはないんですけど、自分が作詞を担当したり、メンバーが手掛けた曲は、より思いが強くなるような気がします。ライブで歌っている時もファンの皆さんと、より深く共感できているんじゃないかなと思っています。

小山:歌が好きだということは変わっていないですし、歌を嫌いになりたくないから自分が歌いたくない歌い方はしないと決めています。最初の頃はファルセットでか細い声しか出せなかったんですけど、今は「Erasor」や「全身全霊ラプソディ」の時も力強い声を出せるようになって。歌い方に幅が出てきました。ホントは、みかみたいな声を出したいんですけど(笑)。

一ノ瀬:私は、ひなの声がいいと思っているよ。「Erasor」で歌い合っている時にひなの声を聴くとグッとくるものがある。

小山:たまに泣きそうになる。

一ノ瀬:私もそうだよ(笑)。

みき:私は踊ることが大好きなので、より気持ちが入るなと実感しています。しおみぃが作詞を担当した「在ルモノシラズ」は決して明るい曲ではないんですけど、踊っていると自分の思いが解放されて楽しくなってきます。

――リーダーから見たメンバーの変化は?

みき:めいは昔からライブへの思いが強かったんですけど、今はMCでもみんなを力強く引っ張ってくれるんです。声が出せない状況でのライブが続く中で、ファンの皆さんの思いを受け止めながら、私たちの気持ちも代弁してくれる。すごく頼もしいなと思っています。

一ノ瀬は歌の表現力が豊かなんです。「お控えなすって神宿でござる」はかわいらしいんですけど「Erasor」を歌っている時は誰よりも大人っぽい。グループの最年少なのに、最年長にもなれるところがすごいです。

ひなは、昔からずっとかわいいんですけど、歌の力強さとのギャップにいつもやられています(笑)。その日によって歌い方や表現の仕方が変わるというか“ライブは生もの”を体現しているなと。その時にしか聴けないひなの歌声があるんだなと感じています

小山:自分の感情がそのまま出ちゃっているだけです(笑)。

みき:しおみぃは、ホントに天才! 私は1日24時間ですけど、しおみぃはたぶん5日ぐらいの勢いで過ごしているんじゃないかなと思っています。

一ノ瀬:そこは時間じゃないの?(笑)

みき:時間では表せないぐらい変化している(笑)。誰よりも、いろいろなことに挑戦している人です。

塩見:毎日変化していないと不安になるんです。やりたいことがいっぱいあり過ぎて、全然時間が足りない。

めい:“何日”という表現で合っていたんだ(笑)。

――「仕事=アイドル」ということを抜きにして、今1人の女性として注目していること、気になっているものは?

みき:ネイルが好きなので、いつかプロデュースしてみたいです。

一ノ瀬:そんなこと初めて聞いた。

みき:いろんな色で、女の子の手元をかわいくしたいです。

――みきさんにネイルをプロデュースしてもらいたいですか?

めい:あぁ〜色とかは試してみたいかなと思うんですけど…、塗ってもらうのはいいかなって。以前やってもらった時は、かなりはみ出ていました(笑)。

みき:自分で塗る時はうまくいくんだけどね。

めい:いやいやいや。自分で塗ります(笑)。私はイメチェンが激しくて、髪形も髪の色も結構変わるので、どういう服が似合うのか研究するのが楽しい。前髪のあるなしでもずいぶん違ってくるんです。

塩見:神宿はYouTubeの配信を毎日やっているんですけど、その動画を切り抜きしてくださる方がいるんです。“しおみぃが○○しているシーン”とか“ひなぷぅが○○をやっている”とか。それをどういう基準で切り取っているのか、すごく気になるんです。

一ノ瀬:勉強熱心か!(笑)

小山:私はTikTokです。やっと個人アカウントを開設して、まだフォロワーは少ないですけど、わざわざ服を着替えたりして動画を上げています。バズったらすごく楽しい。 

一ノ瀬:私の喜びは、ファンのみんなが笑顔になってくれること。「今日も幸せだったな」って、どこかで思ってくれていることが、私にとっての幸せなんです。そのために、絵を描いたり、曲を作ったり。0から1を生み出す作業をひたすら続けています。みんなの手元に届くまでは時間がかかるかもしれないけど、待っていてくれるとうれしいなと思います。すみません、どうしても仕事につながってしまうんです(笑)。

塩見:最近、夜に電話をすることがあるんですよ。その時に「どういうふうに生きていこうか」なんてことを話したりして。

一ノ瀬:やっぱり、仕事をしていく上で、この能力は必要だねとか。

塩見:夜中に哲学的なことを話しています(笑)。

――自分自身が解放される瞬間、素になれる時間は?

塩見:ゲームをしている時です。「もう働かなくてもいいよ!」っていう状況になったら、クーラーをガンガン効かせて、冷蔵庫も近くに置いて、とことんゲームを楽しみたい。

一ノ瀬:それ、今でもしてるでしょ?

塩見:最近は忙しくて遊ぶ時間がないですけど、たまにゲームをする時は何も考えずに楽しんでいます。

一ノ瀬:また、哲学的な話をすると……“素の自分”って何だろうって思う(笑)。

塩見:すぐ、そういう話になる(笑)。

一ノ瀬:もう、1年365日、24時間、ずっと一ノ瀬みかなんです。それが素なんだと思います。よく「ストイックな人」としてカテゴライズされたりもするけど、私は本来自由になりたいからアイドルをやっているんです。だから「私はこういう人間です」と、自分自身にレッテルを貼らないようにしています。誰もが自由になれるということを、これからも伝えていけたらいいなと思っています。全く面白くない答えですみません。将来の夢としては、イギリスに移住して犬を50匹ぐらい保護して、庭にリンゴの木を植えたいです!

小山:私も、普段から小山ひななんです。小山ひなでいることの方が居心地がいい。わがままでもいいし、すごく楽。割と自由です。

みき:私の場合は実家に帰っている時です。

めい:めちゃくちゃ帰るんですよ。

みき:月3ぐらいのペースで帰っています(笑)。お母さんとしゃべっていたいし、猫と犬もいるから、私にとっては癒やしの場所です。

めい:私はお酒を飲んでいる時です。1人飲みはあまり好きではないので、個人のファンクラブでみんなと対話をしながら飲んでいます。誰かとしゃべりながらじゃないと楽しくないし、飲んでいる意味がない。お酒が入ると、普段の5倍ぐらいしゃべりますし、誰とでも仲良くなれる自信があります。

 
――アルバム収録曲「FANTASTIC GIRL」にちなんで、同性から見てすてきだなと思う女性は?

みき:小嶋陽菜さんは、とても美しいと思います。ファッションセンスもすてき!
   
めい:芯が通っている女性はすてきですね。

塩見:リーダーシップを取れるけど、傲慢ではなくみんなから慕われている女性。

――リーダーのみきさんも、皆さんを引っ張ってくれますか?

めい:お姉ちゃんは引っ張っていないですよ。

みき:確かになぁ〜(笑)。

めい:“見守り系”リーダーです(笑)。

一同:(笑)。

小山:私は、私にないものを持っていて、私ができないことをできる人はみんなすてきだと思います。

みか:最近、女性ファンも増えてきたんですけど、皆さん素直に自分の思いを伝えてくれるんです。私なんかのことを支えてくれるのが、すごくうれしくて。いつも「ありがとう、大好きだよ」って思っています。私も誰かのことを素直に応援できるような女性になりたいです。


◆取材・文=月山武桜