人気ドラマ「相棒」の新シーズンとなる「相棒season20」(毎週水曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)が2021年10月よりスタートすることが分かった。「season14」以来、7シーズン目に突入し、ますます信頼感を増す水谷豊と反町隆史演じる杉下右京と冠城亘のコンビが、これまでの歴史を胸に新たな扉を開く。

2000年に「土曜ワイド劇場」の一作として誕生して以来、数々の“伝説”を打ち立て、国民的ドラマとしての地位を揺るぎないものにした「相棒」。圧倒的な支持を受けてなお飽くなき挑戦を続け、シーズンを重ねるごとに進化し続けてきた。

ドラマ誕生から20周年を迎えた節目の前作「season19」も、「こう来たか!」とミステリーファンをうならせる骨太なドラマを次々と提示し、日本中を驚かせ、全20話平均視聴率で個人8.4%、世帯15.0%(※視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得した。

そんな「相棒」が2021年、ついに記念すべき「season20」をスタートさせ、さらに公式Instagramも開設。おなじみのキャラクター達の、ここでしか見られない貴重な姿を公開予定。

■森口瑤子、篠原ゆきこも存在感を発揮

「season20」でも、長年シリーズを彩ってきた名キャラクターたちは健在。権力復活のチャンスを虎視眈々とうかがう警察庁長官官房付の甲斐峯秋(石坂浩二)、右京の頭脳を認めながらも2人を疎む警視庁副総監・衣笠藤治(杉本哲太)、亘の元上司で“鉄の女”の異名を持つ警視庁広報課長・社美彌子(仲間由紀恵)など、特命係存続のカギを握る上層部の面々が、またしても暗躍。

もはや“相棒ワールド”になくてはならない存在である捜査一課の“両エース”こと、伊丹憲一(川原和久)と芹沢慶二(山中崇史)、「暇か?」でおなじみ、組織犯罪対策5課・角田六郎課長(山西惇)、そしてサイバーセキュリティー対策本部の青木年男(浅利陽介)もドラマに絶妙なスパイスを加える。

そして昨シーズン、新風をもたらした2人の女性、小料理屋「こてまり」のおかみ・小出茉梨(森口瑤子)、捜査一課の新人刑事・出雲麗音(篠原ゆき子)が今シーズンもそれぞれの存在感を発揮していく。

前作「season19」では、「プレゼンス」前後編(第1話、第2話)、「暗殺者への招待」前後編(第19話、最終話)と全4話にも連なる壮大なストーリーがファンを興奮させたが、「season20」の第1話スペシャルで、特命係は一連の事件の“黒幕”内閣官房長官・鶴田翁助(相島一之)とさらにスケールの大きな戦いを繰り広げることになる。亘が逮捕されてしまうという衝撃展開もあり、特命係はいきなり窮地に立たされる。

■水谷豊のコメント全文

――「season20」の撮影がついに始まりましたが、今の心境は?

毎年この時期になると、「さぁ、またこの時が来たな」という気持ちになります。これだけ続けてきたのでいい加減、慣れてもいいのになかなか慣れないんですよ。今、ちょうどいい緊張感みたいなものに包まれています。今年は20作目という節目。「よくこれだけやってきたな」と、ふと思うこともありますが、基本的にはいつもと同じでありたいと考えています。

――20年以上演じてきた右京に対して、今、どのような気持ちで向き合っていますか?

右京はブレない人だなと思います。これまでの20年、僕自身、さまざまな右京を経験することができました。ある時はものすごくシリアスなのに、ある時はコメディータッチ。そしてある時は巨悪に立ち向かい、またある時はとても小さな事件に一生懸命になる…。そういう“幅”の広さが「相棒」の中にはあり、だからこそ長く続けてくることができたのだと思います。しかも、面白い相棒がいていろいろなことが起きるので、飽きるヒマがなかったですね。

――20年分の右京の人生も一緒に生きてきたような感覚でしょうか?

そうですね。ただ、20年という感覚って、あるようでないんです。確かに20年がたったのですが、僕の中ではそれがどのくらいの長さだったのか、区切れないところがあります。ロケ先で出会った子どもたちに「右京さんって名前なんて言うの?」と聞かれたときには、「みんな僕の名前、分からなくなってるんだな」と思い、それだけ長く演じてきたんだなと実感しましたが(笑)、右京とはいつも新鮮に付き合ってきたという思いです。

――7年目を迎えた右京と亘の関係性について、どう感じていますか?

いろいろな意味で“良い時間”が増えてきたなという感想ですね。これまで、お互いに意識して何かを変えようとしたことはなかったと思います。1年、1年、同じ時間を重ねる中で、自然に2人の世界が生まれてきた…。説明しづらいのですが、カメラの前で右京と亘として芝居しているとき、2人の間でちょっとしたことを面白く感じる瞬間があるんです。まさにちょっとしたことなのですが、この空気はとてもいいなと思いながら演じています。これだけ一緒にやってきたからこそ、生まれたものですね。

――新シーズン初回のシナリオを読んで感じたことは?

現実のどこかでこんなことが起きているんじゃないかと思うような、リアルな感覚を覚えました。それを“相棒ワールド”で描くと、こうなるんだなと…。よく考えると心底、恐ろしいストーリーです。「相棒」は内輪の人間も油断できない人物だらけで、まったく先が読めない。それでも次から次へと新しい事件に向かっていかなければならず、本当に「この先、どうなってしまうのか」と思います。これから、誰がどんなことをわれわれに仕掛けてくるのか、怖さと面白さに期待しています。どんなことにも恐れず立ち向かっていこうと、2人で気持ちを奮い立たせています。

■反町隆史のコメント全文

――「season20」の撮影がついに始まりましたが、今の心境は?

毎年、同じスタッフが迎えてくれるので、少し間が空いてもスッと入ることができる空気感があります。共演者も同じで、暗黙の了解のもといろいろな芝居に挑戦できるので、みんなで「あぁそうそう」「こういう感じがいいね」なんて言いながら撮影させていただいています。

――シーズン20作目という節目を迎えて感じていることは?

僕自身は冠城亘を演じて7年目になりますが、7年も同じ役を演じるってなかなかないこと。そう考えると、水谷さんの20年という数字はとんでもなく重いものですね。また、同じような状況の撮影でも毎回、シチュエーションや内容などさまざま違っているわけで、長い月日の中では語り切れない多くのことがあったんだろうなと想像すると、改めて20という数字のすごさを実感します。

――7年目を迎えた右京と亘の関係性について、どう感じていますか?

これまで、右京と亘はさまざまな犯人と向き合って事件を解決してきました。水谷さんと僕も同じように、さまざまな撮影現場の中で大変な思いをしながら作品を作ってきました。そんな右京と亘、水谷さんと僕の7年目という数字が自然と重なり、2人の関係性が味になって、よい空気感が生まれているのではないかなと思います。水谷さんも同じだと思いますが、“ここで終わりではない” “もっと何かできるのでは”という思いで日々撮影に取り組んでいます。

――亘を演じて7年目。亘というキャラクターをどう捉えていますか?

「season14」のときとまったく変わっていません。どこかおちゃめで人間味があって…。法務省から来たという素地があるから、その分、遊びができ、役として楽しいなと思います。僕の中では亘は振り幅がすごく大きいキャラクターだなと思います。最近は亘の単独行動が増えましたが、それだけ右京さんからの信頼が厚くなってきたのかな。右京さんと別行動することでまた新たなストーリーが生まれてくるのも面白いなと思っています。

――新シーズン初回のシナリオを読んで感じたことは?

前作に引き続き、キャストたちのお芝居をじっくり見ていただきたいなと思いました。特に今作は、キャラクター同士の掛け合いの面白さが際立っているのではないかなと思います。「相棒」の登場人物は全員が全員、怪しいのですが(笑)、それが面白いところ。最後まできっちりご覧になっていただきたいなと思います。