2019年4月期に放送された窪田正孝主演の“月9”ドラマ「ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜」の続編が、10月4日(月)に「ラジエーションハウスII〜放射線科の診断レポート〜」(毎週月曜夜9:00-9:54※初回90分拡大、フジテレビ系)として帰ってくる。

病院を陰で支える放射線技師たちに光を当てた今作は、視聴者から「“ラジハ”チーム大好きだよ」「シーズン2待っています!」と続編が待ち望まれていた。多くのファンを獲得した人気の理由は実にたくさん! 続編のスタートを前に、シーズン1を振り返ってみる。

■窪田正孝演じる主人公・唯織がかわいいのにデキる! ギャップが魅力

ドラマ「ラジエーションハウス―」は「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名コミックを原作に、レントゲンやCTで患者の見えない病を見つけ出す放射線技師や放射線科医ら“縁の下のヒーロー”たちの戦いを描く。

主人公の天才放射線技師・五十嵐唯織(いがらし・いおり)を演じるのは窪田正孝。連続テレビ小説「エール」(2020年3月〜11月、NHK総合ほか)での作曲家役が記憶に新しいが、これまでヒモ男や推理作家、刑事やホストなど多岐に渡る主人公を演じてきた窪田のハマり役といえる一つが、この唯織だ。唯織は、写真には必ず真実が写ると信じている。医学に関しての知識が豊富で、放射線技師として真面目な誠実な面と、的確な判断をするカッコよさ、幼いころから片思いし続ける杏(本田翼)にメロメロでフニャフニャなかわいい面をバランスよく組み合わせたような愛すべきキャラクターである。

窪田には視聴者から「役によって目の使い方から歩き方まで変わるよね、全然違う」「目の奥の奥の感情まで伝わる」「はぁ、かわいいのにデキるとか何者!?」といった称賛の声が集まった。

シーズン1最終話(2019年6月17日放送)では、放射線技師として働く唯織が、手術で医療行為を行い、病院は“医師法違反”の騒ぎになったが、実は唯織は医師免許を持っていたことも判明。デキる男ぶりを最大級に見せつけたところで、シーズン2のスタートというのは何ともニクい男だ。


■ダンス動画も話題に…豪華俳優陣のチームワークが抜群!

人気キャラクターは、窪田の演じる唯織だけではない。父親が院長を務めていた甘春総合病院の放射線科医・甘春杏(あまかす・あん)に本田翼の白衣姿は視聴者の目をくぎ付けにすることも多く、放送中には「杏ちゃんの茶髪&赤メガネかわいすぎない!?」「あんなかわいいお医者さんに骨まで見られるとは…どきどき」などのコメントがSNS上に急増した。
スタート時には放射線技師を下に見がちでクールに振る舞っていた杏が、その職の重要性に気付き、彼らを尊敬するようになっていったのも、お仕事ドラマとして“100点”の展開だった。

ほかにも、持ち前の努力で成長を遂げた若手放射線技師で、唯織にひそかに恋心を抱く広瀬裕乃(ひろせ・ひろの)に広瀬アリス、脳のMRI検査が得意で、いじられキャラの中堅放射線技師・軒下吾郎(のきした・ごろう)に浜野謙太、テキトーに見えるが、仕事に対するプライド・技術はピカイチの放射線技師長・小野寺俊夫(おのでら・としお)に遠藤憲一、そして、“ラジハ”メンバーのよき理解者で、甘春総合病院の前院長・大森渚(おおもり・なぎさ)を和久井映見が演じる。

共演者たちが、撮影合間に楽しそうに踊る姿が撮影されたダンス動画も話題となり、ノリノリな窪田の華麗なステップや、本田の弾ける笑顔にキュンとさせられた人も多かった。

続投する丸山智己、矢野聖人、山口紗弥加、鈴木伸之、浅野和之ら人気と実力を兼ね備えた豪華俳優陣に加え、シーズン2では新たに、唯織と同じく、甘春総合病院の放射線技師として働く田中福男(たなか・ふくお)役に八嶋智人、新院長・灰島将人(はいじま・まさと)役に高嶋政宏が出演することが決まっている。
※高嶋政宏の高は「はしご高」が正式表記



■これぞ“月9”の安定感で放射線技師の活躍を描く

今作は登場人物たちのキャラがそれぞれ立っており、人となりが分かるエピソードが各話しっかりと盛り込まれていた。“ラジハ”チームへの愛着が見るたびに高まっていくようなこの作りは、多くの視聴者が「この感じ、知ってる!」とどこか懐かしい安心感を覚えた。シーズン1の第1話(2019年4月8日放送)が始まるや否や“こんな月9が見たかった!”と話題になったのには、理由がある。

「ラジエーションハウス」の演出は、フジテレビ系“月9”の大先輩、木村拓哉主演の「HERO」(2001年ほか) や「王様のレストラン」(1995年)、「ロングバケーション」(1996年)などのフジ系ヒット作を手掛けた鈴木雅之監督が担当している。登場人物たちが屋外で一列に並ぶオープニング映像や、ひとつのコーヒーメーカーの元に集まってはコーヒーを注ぎながらセリフを話すシーン、モノクロカットで画面が制止するなど「HERO」を彷彿とさせる演出が盛り込まれ、ドラマ通を熱くさせた。ちなみに音楽担当も「HERO」と同じ服部隆之だ。

ベテランスタッフたちが作り出す“チーム感”満載の医療モノ。日本人に多い“デンスブレスト”(乳腺密度が濃く、正確な診断ができにくい身体的特徴)の女性の乳がんがテーマだったり(2019年4月22日放送・第3話)、CTやMRIを使って遺体の死因を究明する、通称『Ai』と呼ばれる死亡時画像診断で少年の死を解明したり(5月6日放送・第5話)、骨折しやすい「くる病」と診断された赤ちゃんの事例を紹介する(6月10日放送・第10話)など、あらゆるケースや病気にスポットを当てて、丁寧に描いたことも作品の信頼度を高め、多くの視聴者の心を掴んだ。

■あの“オオカミ”バンドの主題歌も続投!

“ラジハ”といえば、耳に残る主題歌を思い出す人も多いだろう。MAN WITH A MISSIONの「Remember Me」は、自身初のオリコン週間デジタルシングルランキング初登場1位を獲得した人気曲だ。

ドラマ放送中だった2019年5月21日には、MAN WITH A MISSIONがツアー中の神奈川・横浜アリーナ公演に、窪田、本田、広瀬、浜野、丸山、矢野、山口、遠藤らがサプライズで駆け付け、ステージに上がったこともあった。

逆に、MAN WITH A MISSIONのベースを務めるカミカゼ・ボーイが、ドラマの撮影現場にサプライズ訪問して、スタッフやキャストが温かく迎えたこともある。“ラジハ”チームの一員として欠かせない存在となっているMAN WITH A MISSION「Remember Me」もシーズン2主題歌として続投が決定している。

■気になる「ラジエーションハウスII」第1話あらすじは…

シーズン1にて、数々の患者の命を救ってきた“ラジエーションハウス”の仲間たち。アメリカで最も権威ある放射線科医・ピレス教授から才能を認められ、人工知能を使った読影補助ソフトの開発プロジェクトに誘われた唯織は、渡米を決意し、仲間たちに別れを告げた。杏は、そんな唯織に「あなたが手出しできないくらい優秀な放射線科医になってみせます。だから…必ず戻ってきてください」と約束した。

10月4日(月)スタートのシーズン2、第1話では、その約束から2年後が描かれる。

プロジェクトが一段落した唯織は、日本に帰国し、甘春総合病院への復帰を望んでいた。だが、甘春総合病院は、院長だった渚の後を引き継いだ新院長の灰島将人が病院の合理化を実施。「放射線科医はいらない」と言い出し、読影はすべて外部の「遠隔画像診断センター」に委託してしまう。それに伴い、ラジエーションハウスも規模が縮小されてしまい…。

唯織と杏、そして“ラジハ”チームの面々がどんな形で再会をするのか。ファンにとっては楽しみな10月となりそうだ。