第108回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞で助演男優賞を獲得したのは、「リコカツ」(TBS系)で、北川景子演じる緒原(水口)咲の夫・緒原紘一を演じた永山瑛太。堅物な自衛官をコミカルに演じて話題となり、演技の幅を評価する声が多く集まった。受賞インタビューでは、共演者・スタッフへの感謝や、真面目で熱すぎる男・紘一を演じての思いを語ってくれた。

――助演男優賞を受賞した感想を教えてください。

助演男優賞を頂けて本当にうれしいです。この賞を頂けたのも、北川景子さんをはじめとする共演の皆さん、スタッフの皆さん、視聴者の皆さんのおかげです。

――「リコカツ」という作品に込めた思いをお聞かせください。

テーマは離婚活動でしたが、植田博樹P、坪井敏雄Dとも「コロナ禍の中、とにかく面白いものを作って日本を元気にしよう」というポジティブな気持ちを皆で持ち続けることができたから、最終回まで紘一を演じ切れました。初めて準備稿を頂いたときから、今どき珍しい古風な男・紘一という役が頭の中を駆け巡り、思いっきり自分の肉体で具現化できることを確信しました。

――コミカルな演技が評判になりました。紘一を実際に演じてみての感想をお聞かせください。

紘一を演じることで視聴者の方に笑ってもらえることが活力になり幸せな時間でしたが、キャラクターが強い分、正直、精神的に疲弊するときもありました。でも、どんな芝居をしても北川さんは絶対に受けてくれる、スタッフさんも紘一をどこかで「あそぶ」気持ちを持ち続けてくれた。「じゃあ、もっと演ろう!」と自分を奮い立たせることができました。感謝し切れない気持ちを、またどこかで皆さんにお返しできるよう、紘一精神を忘れず俳優生活を送りたいと思います。

(取材・文=小田慶子)