10月よりテレビ朝日系にて、沢口靖子主演のドラマ「科捜研の女 season21」(毎週木曜夜8:00-8:54)がスタートすることが分かった。22年続くこのシリーズは、安定した人気を集めながらもたゆまぬ挑戦を続け、2021年は初の映画作品を公開。シリーズの集大成ともいえる「科捜研の女 -劇場版-」(公開中)には歴代レギュラーも総出演している。そんな劇場版を経て、ついに「season21」がスタート。現行連ドラ最多シリーズ記録を更新し続ける“科学捜査ミステリーの最高峰”として、その歴史をリブートさせる。

同作は、京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く、ミステリードラマ。

“最新の科学捜査テクニック”と“豊饒(ほうじょう)な人間ドラマ”が絡みあうハイクオリティーなミステリーとして、1999年のスタート時から根強い人気を誇り、現行のテレビドラマでは最も長く続いている長寿シリーズ。

■マリコがまさかの異動?シリーズの歴史を裏切る、波乱の幕開け

新シーズンは劇場版のインパクトが波及するかのように、波乱のスタートを切る。解禁されたばかりの「season21」ティザー予告映像によると、初回からマリコに警察庁への異動話が浮上。さらに、ティザーには胸を鮮血に染めて倒れるマリコの姿が映し出される。

また、「season21」には、劇場版で反響を巻き起こしたキャラクターがゲストとして続々登場。第1話に現れるのは、マリコの別れた夫・倉橋拓也(渡辺いっけい)。約20年ぶりに登場した映画では、マリコ、土門薫刑事(内藤剛志)と3ショットを披露しファンを騒然とさせた彼が、テレビシリーズでマリコにさらに接近する。

実は、倉橋こそがマリコに異動を持ちかけた張本人。自らが室長を務める警察庁“刑事指導連絡室”に、マリコを引き抜こうとする。

第1話では、マリコをめぐって“土門VS倉橋”の直接対決も。

■衝撃的なマリコのワンカットも!初回は、マリコが検視“される”?

さらに、ファンにとっての楽しみとなっている“衝撃的なマリコのワンカット”も継続。真相解明のためなら向こう見ずに行動するマリコと、演じる沢口靖子の真摯(しんし)さがシンクロし、これまでもさまざまなカットが誕生。SNS上で次々とトレンド入りを果たしてきた。
 
最新シーズンでも各話に必ず、マリコの衝撃の姿が登場。第1話ではマリコが検視するのではなく“検視される”側に。

第2話以降も、「マリコのラーメン大食い選手権!?」「マリコ、ピアニストに挑戦!?」「マリコが土門の靴磨き!」など、未だかつて見たことのないマリコの姿がドラマを盛り上げる。

また、なかなか旅を楽しむことのできない今、同作では京都の魅力も発信。加えて、科学捜査の醍醐味(だいごみ)である最新科学ギミック&新鑑定アイテムも続々登場する。

■沢口靖子(榊マリコ役)コメント

――新シーズンの始動に向けた、今のお気持ちを教えてください。

20周年の集大成として臨んだ劇場版が無事公開され、「season21」という新たなステージに向けて出発する、勢いに満ちた気持ちです。シリーズ史上最強の敵に立ち向かった映画を経て、マリコの真実を追求する姿勢に変わりはありませんが、今回のシーズンではキャリアを積んだマリコの“余裕”を表現できたら、と思っています。

――最新シーズンの見どころを教えてください。

渡辺いっけいさん演じるマリコの元夫・倉橋拓也をはじめ、「season21」には劇場版に登場したキャラクターが再び姿を現して、「科捜研の女」の世界に波乱を巻き起こしていきます。マリコも対峙(たいじ)する相手によって、さまざまな表情を見せていきます。ゲストたちが作品の世界観にどんな影響を与えるのか、ご期待ください。

――沢口さんが考える、初回の見どころは?

第1話では劇場版に続き、元夫・倉橋拓也が登場し、マリコと土門刑事と“拓也さん”の3ショットが見どころとなっています。撮影では、いっけいさんと相談してアドリブでハンカチを使ったお芝居を加えました。元夫婦だからこそのやりとりになっていると思いますし、マリコが最終的に選択するのは“どちら”なのか…ぜひ楽しみにしてください。

――視聴者にメッセージをお願いします。

劇場版という大きな節目を経て、「season21」という新たなステージが始まります。「科捜研の女」ならではのバラエティー豊かな、まるでレインボーカラーのようなエピソードがそれぞれバージョンアップしていますので、ぜひご期待ください。

今、ドラマの現場では、新型コロナウイルスへの対策を徹底して撮影に臨んでいます。視聴者の皆さんにドラマを通して少しでも元気や勇気、希望をお届けできたらうれしいですし、コロナ禍でのエチケットをみんなで守り、明るい未来を信じてこの状況を乗り越えたいですね。

■「科捜研の女 season21」主な登場人物

榊マリコ(さかき・まりこ)役/沢口靖子(さわぐち・やすこ)

京都府警科学捜査研究所、通称“科捜研”の法医研究員。科捜研の名物研究員として知られている。科学捜査には信念とプライドを持っているが、若い頃のように科学を過信することなく、真理は科学を扱う人間にかかっていることも学習している。独身だが、実は一度結婚していたことがある。土門とは強い絆で結ばれており、互いに信頼しあっている。

土門薫(どもん・かおる)役/内藤剛志(ないとう・たかし)

京都府警捜査一課の刑事(警部補)。一匹おおかみ的な性格で、団体行動が苦手。直情的に突っ走ることが多い。上からの指示を待たずにマリコと捜査に走り、藤倉刑事部長から苦言を呈されることもしばしばだが、やり方を変える気はない。妻とは死別。かつての部下の殉職に責任を感じ続けている。

風丘早月(かざおか・さつき)役/若村麻由美(わかむら・まゆみ)

洛北医科大医学部病理学科法医学教室の教授。一男一女の母。のんきで陽気な性格。マリコとは同世代ということもあり、仕事以外でも何かと相談に乗っている。性格も私生活もマリコとは正反対だが、仕事に関しては、よいパートナーシップで結ばれている。

宇佐見裕也(うさみ・ゆうや)役/風間トオル(かざま・とおる)

科捜研の化学担当。狭き門の中途採用試験に合格、採用された。以前は国立航空科学研究所の技官として、航空及び空港テロに備えた爆発物および化学兵器の防犯・研究をしていた。気象や海洋など航空安全に関わる知識も豊富。マリコのよきアドバイザー。

藤倉甚一(ふじくら・じんいち)役/金田明夫(かねだ・あきお)

京都府警刑事部長(警視)。以前は鑑識畑一筋、筋金入りの現場第一主義の鑑識員だった。頑固で、曲がったことが嫌い。人にこびたり、愛嬌を振りまいたりなどは絶対にしない。以前は「科捜研はあくまで裏方であるべき」と考え、捜査に過度に介入するマリコの行動を厳しく非難していたが、最近は一定の理解を示すようになった。

日野和正(ひの・かずまさ)役/斉藤暁(さいとう・さとる)

科捜研所長。文書鑑定担当(筆跡、印影、写真複製物等によって印字された文字の識別。偽造通貨鑑定等)。もともと警視庁科捜研にいたが、京都府警からの要請で異動してきた。そのため、妻子は東京在住で京都に単身赴任中。見かけはいい加減だが、意外に正義感も強く、情にもろい。過労で仕事中に倒れて入院して以来、科捜研メンバーの働き方に気を配っている。

橋口呂太(はしぐち・ろた)役/渡部秀(わたなべ・しゅう)

科捜研の物理担当(銃器鑑定、機械・建造物の破損。交通事故解析など)。天真らんまんで愛嬌(あいきょう)がありオシャレ。敬語が使えず、誰に対しても“タメ口”を利くなど、社会常識に欠ける部分もあり、日野所長や亜美にしばしばたしなめられる。その一方で、マリコに“ムチャぶり”された大量の鑑定を睡魔と戦いながら、徹夜でやり遂げる根性もある。

涌田亜美(わくた・あみ)役/山本ひかる(やまもと・ひかる)

科捜研の映像データ担当。童顔で飾り気のない風貌で、気が付くと毎日同じ服を着ていたり、平気で科捜研に泊まり込んだりと、まったく女性らしさを感じさせないキャラクター。性格は天然を通り越しており、空気の読めないタイプ。だが、見た目の頼りなさとは裏腹にデジタルスキルは高く、映像関連のデータ分析や解析能力も並はずれている。

佐伯志信(さえき・しのぶ)役/西田健(にしだ・けん)

京都府警本部長。事なかれ主義で、波風を立てることを良しとしない。何よりも警察のメンツにこだわり、その徹底ぶりがコミカルに見えることすらある。

蒲原勇樹(かんばら・ゆうき)役/石井一彰(いしい・かずあき)

京都府警捜査一課で土門と行動を共にする若手刑事(巡査部長)。かつては組織犯罪対策課におり、強引な捜査手法で知られる落合佐妃子警部補(池上季実子)に心酔していたが、マリコや土門と捜査を共にするうち、真の正義について考えるようになった。刑事としては優秀でクールでとっつきにくいタイプだが、子どものいたずらに引っかかってしまうなど素直な一面も。

■「科捜研の女 season21」第1話あらすじ

マリコ(沢口靖子)に思いがけず“異動話”が舞い込んだ。警察庁で“刑事指導連絡室”室長を務める元夫・倉橋(渡辺いっけい)が、刑事講習で科学捜査を教える専門指導官に、マリコを推薦したのだ。もし選ばれたら警察庁、つまり東京に出向となる。

科捜研の仕事を天職と思う一方、20年以上培ってきた科学捜査の経験を若い世代に伝えることにも価値があると考え、マリコは迷う。

その倉橋が突然、マリコに相談を持ちかけてくる。実は数日前、倉橋の同僚が京都出張中に雑居ビルの非常階段から転落死。事故として処理されたにもかかわらず、庁内にはかん口令が敷かれたという。

不審感を抱いた倉橋は友人の死の真相を明らかにしたいと願うものの、立場上動くこともできず、マリコに捜査を頼みたいと話す。

科捜研所長・日野(斉藤暁)は正式な要請がない以上、協力できないとくぎを刺すが、マリコは早速土門刑事(内藤剛志)や蒲原刑事(石井一彰)を巻き込んで捜査を開始。

蒲原が所轄署から入手した調書によると、倉橋の同僚は雑居ビル内にあるガールズバーを訪れ、トイレと間違えて非常階段のドアを開け、そのまま足を滑らせて転落したとされていた。また、遺体の所持品からスマートフォンが消えていたことが判明。正体不明の目撃者が公衆電話から119番通報していたことも分かった。

蒲原と共に転落現場を訪ねたマリコ。手がかりを求めて非常階段を調べたところ、わずかな繊維片を見つける。ところがその直後、マリコは怪しげな男たちに拉致されてしまう。