女優の上白石萌歌が、9月13日に都内で行なわれた『連続ドラマW 宮部みゆき「ソロモンの偽証」』(毎週日曜夜10:00-11:00、WOWOWプライム、WOWOW※10月3日[日]スタート)の完成報告会に登壇。共演の宮沢氷魚、山本舞香と共に、作品や撮影の裏側エピソードなどを語った。

■鼻息が荒くなるような緊張感と対抗心をもっていました
同作は、作家・宮部みゆきが、構想15年、執筆に9年の歳月を経て完成させたミステリー「ソロモンの偽証」を完全ドラマ化。ひとりの同級生の転落死から始まった不可解な出来事を「学校内裁判」で解き明かしていく。原作では1990年代の公立中学校を舞台に描かれているが、ドラマではSNSが普及する現代の私立高校が舞台となる。

連続ドラマ初主演となる上白石は、同級生の不可解な死に疑問を持ち、学校内裁判を主導する高校生・藤野涼子役を演じる。

舞台に登場した上白石は、自身が演じた役について「“藤野涼子”という4文字を見るだけで重みや責任を感じます。(涼子は)誰よりも色々なものを背負っている女の子なので、撮影中は“どうにか彼女を救うことは出来ないか”という思いで過ごしていました。重圧や責任など全てを背負って、強い眼差しでいることを意識しました」と語った。

学校内裁判で検事役を演じることから、実際の裁判にも足を運んだとし「以前、被告人の役を演じた時にも傍聴しましたが、今回は検事の方の動きや空気感を意識しました」と打ち明けた。

また、検事役を演じた際は、宮沢が演じる弁護人と対峙するシーンが多かったことにも触れ「弁護人は3人で、検事は1人だったので、人数にも圧倒されないように、鼻息が荒くなるような緊張感と対抗心をもって“絶対に負けない!”という気持ちでいました」と、撮影時を振り返った。

■自分の中に秘密を留めておけないタイプ(笑)
司会者から、ドラマの内容にちなんだ「秘密」について質問されると、宮沢は「ドラマ撮影のために(芸能)事務所に入ったことを家族に事後報告したこと」、山本は「撮影の時は環境を整えるため、お泊りが出来ない」と、それぞれに秘密を披露。最後に残された上白石は「あまり自分の中に秘密を留めておけないタイプで(笑)」としばらく思案。

山本に「萌歌がんばれー!」と応援されるなか、少し悩んだあと「撮影中に重たい夢をたくさん見ていました。裁判シーンとか、難しい問題が一生解けないみたいな夢を5日連続見たりとか…。私は夢が現実とリンクしていて、たとえば今日の出来事とかがリアルタイムで反映されたりと、思考と夢が結びつきがちです」と回答した。

最後は、上白石が登壇者を代表して「色々な情報が飛び交う世の中ですし、何が正しいのか、真実ってなんだろうという問いが毎日生まれるなかで、この作品が届けられるメッセージはすごく多いと思います。キャスト、スタッフ一丸となり魂を削って作った作品です」と見どころを語り、会見を締めくくった。

取材・文=原千夏