斎藤工が主演を務め、白石麻衣が共演する金曜ナイトドラマ「漂着者」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)の第8話が9月17日に放送。ヘミングウェイ(斎藤)がその能力を発揮し、第1話から描かれてきた連続する女児失踪事件の謎に迫る様子が描かれ、生瀬勝久とリリー・フランキーの演技が注目された。(以下、ネタバレがあります)

■女児失踪事件の犯人を追う

本作は、とある地方の海岸に漂着した正体不明の男が不安に苛まれる人々の前に現れ、次第に人々から崇められる存在になっていく物語。企画・原作・脚本を秋元康が担当する。

第8話は、ヘミングウェイが注目されるきっかけになった連続女児失踪事件の解明に向けた道筋がようやく付いた。

捜査一課長・佐々木(岩谷健司)の娘が失踪し、この事件についてヘミングウェイが描いた絵にあった鳥が朱鷺(とき)だと知った詠美(白石麻衣)は、朱鷺が見られる佐渡島へ。そこでヘミングウェイの絵にそっくりな鳥が描かれた和菓子店「嘴屋(くちばしや)」を見つけた。

ヘミングウェイのアドバイスを基に捜査した刑事の柴田(生瀬勝久)と野間(戸塚純貴)は、和菓子店で佐々木の娘を発見し、跡取り息子・進(阿部亮平)が犯人と判明した。

しかし、それで解決とはいえない。ラストで和菓子店の大女将・ふみ(根岸季衣)に柴田が刺されてしまったのだ。その柴田が捜査の過程で怪しんでいたのは、過去に不起訴になったものの女児失踪事件の容疑者だった寺の住職・深見(リリー・フランキー)。

深見の寺で嘴屋のまんじゅうを仕入れていたことに気づいた柴田は深見に迫った。演じる生瀬とリリーの息詰まるような攻防戦は、さすがの見応えだった。

そのときに、ニヤリと不気味な笑みを見せていた深見が、事件の本当の黒幕なのか。ただ、謎が謎を呼ぶ展開のなかで、最初から怪しそうだった人物がそのままとも思えない。また、柴田の娘が12年前に行方不明になっていることや、嘴屋の絵がヘミングウェイのタトゥーに似ていることも気になるところで、SNSでは考察が盛り上がっている。

■日本の未来を託されるヘミングウェイ

さて、ヘミングウェイについて、ローゼン(野間口徹)によって明かされたのは「この国が滅びそうになったとき、預言者様は海を渡ってやって来る」ということだった。そして総理大臣臨時代理・藤沼(峯村リエ)は、ヘミングウェイの未来を変える能力を利用しようと思い付くという展開に。

日本の未来と、通して描かれてきたその日本で起きている女児失踪事件のつながりとは? ついに次回が最終回となるが、予告では「ラスト5秒。全ての真実が明かされる」とあった。視聴者の間では「ラスト5秒は短すぎない?」と動揺が広がりつつも、本話で柴田が刺されたように毎話のようにラストの衝撃があったことから期待が高まる。

第9話は9月24日(金)に放送。総理大臣臨時代理・藤沼は、大規模テロを企てている某国の工作員を特定。公安が監視を続けるなか、ヘミングウェイに“未来を選ぶ能力”で、日本を危機から救ってほしいと懇願する。

(文=ザテレビジョンドラマ部)