9月20日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(毎週月曜深夜0:15-0:45ほか、テレビ朝日系)に登山家の野口健氏がゲスト出演し、エベレスト登頂の際に当時付き合っていた彼女のおかげで命を救われた体験について語った。

野口氏は1999年に世界最高峰エベレストの登頂に成功し、七大陸世界最高峰登頂の世界最年少記録を樹立した。しかし、それまでにエベレスト挑戦に2回失敗した経験もあり、そのたびに命を懸けた決断を迫られたという。

1回目の失敗の後、エベレスト登頂を断念することも頭をよぎったが、「やっぱり俺にはエベレストしかない。やめた時に自分になにが残るのか」という気持ちで再挑戦を決意した。

生徒役で出演したファーストサマーウイカは、当時の野口氏が付き合っていた彼女の気持ちを代弁するかのように「2回目止めません?」と質問。野口氏は「僕がすごくもがき苦しんでいたので、彼女は『あきらめちゃうとこの人は一生それで苦しんでいくんだろうな』と思っていた。止めることはしなかったし、応援してくれてましたね」と打ち明けた。

その後、2回目のエベレスト挑戦では順調に歩を進めて「確実にあと2、3時間で山頂」というポイントまで到達。しかし、ゴールまであと400mの地点で猛吹雪に見舞われて頂上へのアタックを断念した。

この時も進むか戻るかの命を懸けた決断を迫られた野口氏だったが、撤退を決めることができたのは「彼女からお守りとしてもらった香水」の小瓶のおかげだったという。猛吹雪の中で岩陰で身を守りながらポケットに入れていたその小瓶にふと気づき、香水の匂いを嗅いだ野口氏の耳には「帰ってきて」という彼女の声が聞こえた気がしたとか。

2回目の登頂も失敗した野口氏を日本で待っていたのは世間の猛バッシングだったが、野口氏は「極限状態で下山すると言えた自分の勇気をほめてあげたい」と語っていた。