MBS/TBSドラマイズム「トーキョー製麺所」(毎週火曜夜1:28-1:58ほか、TBSほか)の第5話が10月5日に放送された。今回は、“夢のため”バイトを続けてきた青井(柳俊太郎)の葛藤が浮き彫りになる展開。店長・赤松(吉野北人)との絆も描かれ、最終回に向けてチームの結束が際立つストーリーとなった。※柳俊太郎の「柳」は木へんに夘が正式表記 

同作は、うどんチェーン店「トーキョー製麺所」で働く5人の男女の奮闘記をシニカルかつコメディータッチで描く、青春グルメ群像劇。リーダー&人手不足にあえぐ店に、ポマードヘア&蝶ネクタイ姿の元ホテルマン・赤松が新店長として着任したことから始まる、ドタバタかつじんわり沁みるストーリーが展開している。

第5話では、店の閉店が決定。次なる就職先をどうするか、バイトの緑川(奥野壮)や桃田(秋田汐梨)、パートの黄本(江上敬子)がため息まじりに話す一方で、青井だけに正社員登用の話が舞い込み、夢のためにバイト生活をしていた青井は人知れず思い悩む――という展開が描かれた。

■「でもやっぱり…小説やりたくて」

ただでさえそんな微妙な空気が漂う中、失礼すぎるドキュメンタリー取材班が「トーキョー製麺所」をかき乱す。だが、そのことがかえって面々の絆を際立たせることに…。起爆剤となったのが、青井の“夢か、正社員か”の葛藤だった。

「夢のためにとか言ってたクセに、同世代の成功とか結婚には嫉妬するし。そういうカッコ悪いのがうんざりで。でもやっぱり…小説やりたくて」。テレビクルーがいることも忘れ、青井は本音をさらけ出した。

ヒリついた空気が流れた。それを変えたのは、仲間の絆。カメラが青井の泣き顔を撮ろうとすると赤松が割って入ってクルーを帰し、緑川は「リスペクトですから。リーダーが小説選んでも、社員選んでも…」と青井に寄り添った。

赤松と青井の絆も育っていた。
テレビクルーに「この店でもサービスを重視し、売り上げを落としている」と指摘された赤松をかばいたい一心で、青井が口を開いた。「あの…僕も不思議なんですが、その売上も、ちょっとずつ上がってるんです。いいサービスを目指してれば結果はついてくるって店長がずっと言ってて。もしかしたら、その通りなのかなぁって」

青井は、続けて赤松への思いも語り始めた。「限界でも、無理だってわかってても、諦めないんですよ、店長は。僕たちも、それについていきたくなっちゃって。だって、ずっと本気なんですよ、この人」

丁寧すぎる赤松の接客に、当初は不満も口にしていた青井。その日々があるからこそ、不器用な青井の成長ぶりが伝わってきて、心に沁みる。そんな姿が視聴者の心もとらえたよう。視聴者からも「赤松と青井の絆に泣けた…」「青井、成長したなぁ!」の声が上がっていた。

閉店まで残りわずかとなってしまった「トーキョー製麺所」。5話ラストでは、赤松が何やら決心したような表情を見せていたが、起死回生の一打は放たれるのか…。次回はMBS10月12日深夜0:59、TBSで同深夜1:27、ほかで放送する。