企画・原案の秋元康ほか「あなたの番です」(2019年日本テレビ系)の制作陣が再結集した2クール連続の“ノンストップ考察ミステリー”「真犯人フラグ」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)が、10月10日(日)にスタート。本作で共演する西島秀俊と芳根京子にインタビューを実施した。

本作は、ごく普通の真面目なサラリーマン・相良凌介(西島)が、家族が失踪したことで日本中の注目を浴びる“疑惑の男”になってしまうというストーリー。凌介の妻で、ある日突然子どもとともに姿を消してしまう相良真帆を宮沢りえが、凌介と共に真帆の行方を追う部下・二宮瑞穂を芳根が演じる。

西島:僕は、家族を愛するごく普通の男・相良凌介を演じます。ある日突然、妻と子供たちが失踪して、それを捜しながら真相を追い求めるんですが、お人よし過ぎて、本人も周りから疑われてしまいます。

芳根:私が演じる二宮瑞穂は、相良課長の部下で、ちゃきちゃきした関西人の女の子。マイペースな課長をグイグイ引っ張って、相棒として事件を探る役なのですが、私自身も何より相良課長が心配で!

西島:…役だから(笑)。

芳根:撮影してても、この人本当に大丈夫かな?って心から思うので、きっと視聴者の方は、瑞穂目線で課長を応援すると思います。

■現場の雰囲気は良好

取材日は、初共演の2人が撮影に入りわずか4日たった頃。だが既に相当打ち解けた様子だ。

西島:役の二宮さんはデキる人だけど、芳根さんは、いろんなエピソードを聞いたら意外にも強烈にポンコツな方なんですね。僕もまぁ、よくそう言われる方ですけど…。

芳根:(手をたたいて笑い)恥ずかしいなぁ。こんなに早くバレるなんて初めてで、戸惑ってます。西島さんは、笑いのツボが浅いですよね。気付いたら本番中も西島さんが一人で笑っていることがあって…。

西島:すみません、あれは本当に反省してる。申し訳ない…けど、あれは耐えられなかったなぁ。

芳根:私もつられて笑って、笑いの連鎖が起きて、現場が面白いことになってしまう。一緒にいて、心がキレイになるような方ですよね。

西島:いや、2クールで半年間と長丁場になる作品なので、最初にみんなで「楽しく自由にやろうね」って話をしたら、本当に皆さん自由にし過ぎて、片っ端から監督に「いや、そこまで面白くしなくていいです」ってダメ出しされてるんですよね。

芳根:「西島さんと芳根さんでコメディーやれるのは分かったんで、もう大丈夫です」って(笑)。

西島:「家族が失踪中っていうことは忘れないでください」って、基本の気持ちを演出されてしまった。共演者の方々も、ずっとそんな感じ。

写真撮影中も笑いっ放しの2人。再記するが本作は伏線やミスリードが見もののミステリーだ。

西島:こんな2人じゃ、絶対犯人見つかんないよな〜。

芳根:ラブコメみたい。

西島:いや、父と娘でしょ!

芳根:ホームコメディーか!

西島:身に覚えがない娘が突然やって来て、同居してぶつかり合いながらも親子になっていくっていう。

芳根:(笑)。いやー、今日もほら、こんなに笑うと思わなかった!

西島:じゃ次はラブコメですね、年の差で話が全然合わないっていう。

芳根:(笑い過ぎて出た涙を拭いながら)面白過ぎる〜!


取材・文=magbug

■第1話あらすじ

中堅の運送会社・亀田運輸のカスタマーサービス部に勤務する相良凌介(西島秀俊)は、妻の真帆(宮沢りえ)、高校2年生の娘・光莉(原菜乃華)、小学4年生の息子・篤斗(小林優仁)の4人家族。一家は団地住まいだが、建築中のマイホームの完成を心待ちにしていた。

ある雨の日、凌介の部署に配達中のトラックが事故に遭ったという連絡が入る。このままでは配達が滞ってしまうため、凌介は事後処理に追われるものの、部下の瑞穂(芳根京子)のサポートで事なきを得る。

その晩、凌介が帰宅すると、家には誰もおらず、真帆と光莉の携帯に連絡してもつながらない。3人で映画にでも行ったのかと思った凌介は、大学時代の友人・河村(田中哲司)からの誘いを思い出す。凌介たちと同じサークルだった日野(迫田孝也)が店を出したので、開店祝いでサークル仲間が集まることになっていたのだ。凌介は、日野の店へ向かうことに。

凌介が店に着くと、すでに他の友人たちは帰った後で日野が片付けをしていた。学生時代に戻った気分になり、はしゃぐ凌介と日野。日野は、おどける凌介と写真を撮る。そこに河村も合流。河村は今最も売れている週刊誌「週刊追求」の編集長。3人で楽しく飲み、深夜、帰宅した凌介は異変に気づく。真帆たちは、まだ帰っていない。すぐさま真帆の母・志乃生(丘みつ子)に連絡するが、3人は実家にも行っていなかった。

夜が明けても、真帆たちは帰ってこない。真帆が出かける前に炊飯器のタイマーをかけていったらしく、前日の夜にご飯が炊けていたと気づく凌介。帰って夕飯を用意するはずだったようだ。

凌介は警察に届け出る。しかし、家出の可能性もあり緊急性が認められないと言われてしまう。凌介は真帆のパート先や光莉と篤斗の学校を訪ねて周囲の人々に話を聞いて回るものの、手掛かりはつかめない。困り果てた凌介は、河村に相談。事件性を感じた河村は「記事にすれば注目されて警察も動くかも」と、週刊追求で記事にすることを提案。戸惑いつつも、凌介はその提案に乗る。河村の手腕で、真帆たちの失踪は事件として注目され、凌介に同情の声が集まる。しかし、あるSNSの投稿をキッカケに、凌介は“悲劇の夫”から一転、“疑惑の夫”へ…。愛する家族を取り戻すため、“真犯人”と“世間の目”との闘いが始まる。