2012年の放送から、10年ぶりとなる2022年にTVアニメ化することが決定した「新テニスの王子様」。「テニスの王子様」が2001年にTVアニメ化されてから、シリーズアニメが20周年を迎える中での発表となった。

今回、そんな「新テニスの王子様」に登場する越前リョーガを演じる宮野真守にインタビューを実施! 初参加となるテレビシリーズへの思いや意気込み、役について語ってもらった。

■リョーマへの想いを大事に演じています
――この度10年ぶりに「新テニスの王子様」のTVアニメ化が決定いたしました。オファーを受けた際のお気持ちを教えてください。

僕は「テニスの王子様」のテレビシリーズに参加するのは初めてなのですが、テニプリといえば、僕が10代のころから続く伝説級の作品。今こうして10年ぶりにTVアニメ化するというときに参加できるのは、とても光栄ですし、感動しますね。
ミュージカル「テニスの王子様」には出演していましたが、アニメーションで「テニスの王子様」に戻ってこられるとは思っていなかったので、リョーガ役をやらせていただけるとなったときは非常にうれしかったです。リョーマにとって特別な存在でもあるので、作品の中でも重要なキーパーソンになってきますし。

――主人公・越前リョーマの兄であるリョーガを演じる上で、意識していることは何ですか?

まだリョーガはミステリアスな部分が多いので、僕自身もこれからに期待しつつ、今はリョーマへの想いというものをすごく大事に演じていますね。

――そんなミステリアスなリョーガですが、宮野さんご自身との共通点はありますか?

まだ謎な部分が多いので、共通点というとなかなか難しいんですけど…僕もお兄ちゃんですね、お兄ちゃんやってます(笑)。僕の場合、下は妹なんですけど、無条件に愛情があるというのはリョーガも同じなので。
一方でリョーガとリョーマは会えない時間が長かったということもあって、普通の関係性ではないことは確かですよね。でも逆に、会えなかったからこそより想いは大きくなっていったんじゃないかなと思います。

■当時から夢中になって漫画を読んでいました
――冒頭でも少しお話しいただきましたが、改めて、宮野さんにとって「テニスの王子様」とは?

原作は僕が高校生の頃に少年ジャンプで連載が始まっていますよね。僕もジャンプっ子だったので、熱いスポーツもので、かっこいい必殺技が飛び出して…というのに興奮しながら夢中で漫画を読んでいました。
テニスの王子様の魅力って、もちろん男の子が燃える側面と、女性に刺さった側面というのがあると思うんです。リョーマという主人公が、クールで完璧な、絶対的強さを持っていて、今までの主人公像とはまた違う存在だったところとか。
あと、ミュージカル「テニスの王子様」の成功も作品の魅力につながっているのだと思います。

――そんなリョーマを演じている皆川純子さんとは、どのようなお話をされましたか? 現場でのエピソードなどもあれば、お伺いできればと思います。

以前皆川さんとお話した中で、僕とのお芝居の掛け合いから、リョーガの底にある優しさを感じられるということをおっしゃってくださって。リョーガはリョーマにちょっかいを出したり、からかったりするセリフも多いんですけど、その根底には弟への想いというか、リョーマへの愛情があるというところを意識していたので、すごくうれしかったです。
現場では、僕自身が新しく参加する存在なので、とにかくこの「テニスの王子様」の空気感にしっかり入っていけるように心の準備をしました。あとは10代のときに見ていた伝説級の作品に出させていただいているので、リョーマの名ゼリフとかを隣で聞くと本当にただただ興奮してしまうというか。「まだまだだね」っていうリョーマのセリフを皆川さんがおっしゃったときには、思わず「ありがとうございます!」って言いました(笑)。感動が止まらないですよね。

■桜井は最高のパートナーだと思ってます
――若いときに「テニスの王子様」を見ていらしたとのことで、リョーガ以外で宮野さんが共感する、あるいは最も近いと思うキャラクターは誰ですか?

石田鉄ですかね! なぜか彼の気持ちはすごくよく分かりますね(笑)。
(宮野はミュージカル『テニスの王子様』1stシーズンに石田鉄役で出演)

――では好きなキャラクターは?

好きなキャラクター、そうですね…やっぱり桜井ですね(笑)。あいつがいないと石田はね、まっすぐ進んでいけないんで、最高のパートナーだと思ってます。
僕(石田)はね、“波動球”っていうすごいのを持っているんですけど、桜井の必殺技は“強烈なトップスピン”っていうね。そういうところも愛おしいですね(笑)。

――越前リョーガといえば、無類のオレンジ好き。宮野さんにとって、そんなリョーガにとってのオレンジのように欠かせないものはありますか?

僕にとっては牛乳です!(笑) 何を食べるときも牛乳があれば幸せ。

――毎日飲んでいたり?

毎日飲んでますね。おかげでこんなに大きくなりました(笑)。

■リョーガの心根の部分が見えるシーンになった
――「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP」のお話の中で、宮野さんのおすすめやお気に入りのシーンなどがあれば、教えてください。

リョーガは結構、リョーマをからかうことが多いんですよね。昔のことをほじくり返したり、ずっと「チビ助」って呼んでいたり。
でもそんな中で、リョーマが疲れ切って倒れて寝ちゃったときに、おぶってやるシーンがあるんです。そのときに掛ける言葉が、兄貴としての優しい言葉になっていて…僕もその場面は自然と優しいトーンになりました。リョーガの心根の部分が見える、そんなシーンになったと思います。

――それでは最後に、「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP」を楽しみにしているファンの皆さまに、メッセージをお願いします!

アニメ20周年ということで…やっぱり20年続く作品って偉大だと思うんですよね。さらに10年ぶりにテレビシリーズでアニメ化されるというのも素晴らしいことで、「テニスの王子様」のパワーをすごく感じます。
そこに僕自身がアニメの声優として参加できることもすごく幸せですし、自分の持てる力で最大限、作品を一緒に盛り上げていけたらいいなと思っています。楽しみに待っていてほしいですし、何よりもう作品が面白過ぎるので、期待していてください!

スタイリング:横田勝広(YKP)/ヘア&メーク:Chica(C+)