10月15日(金)より、吉高由里子が主演を務める金曜ドラマ「最愛」(毎週金曜夜10:00-10:54※初回は夜10:00-11:09、TBS系) がスタートする。このほど、同作で主人公の真田梨央を演じる吉高、事件を追う刑事・宮崎大輝を演じる松下洸平、梨央の会社の弁護士・加瀬賢一郎を演じる井浦新に取材を実施。お互いの印象や、ドラマ放送開始直前の心境を語ってもらった。

同作は、金曜ドラマ「アンナチュラル」(2018年、TBS系)や「MIU404」(2020年、TBS系)を生み出してきたプロデューサー・新井順子氏と演出・塚原あゆ子氏、そして2人とは金曜ドラマ「リバース」(2017年、TBS系)でタッグを組んだ脚本家の奥寺佐渡子氏と清水友佳子氏が完全オリジナルで描く。

殺人事件の重要参考人となった実業家・梨央と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事・大輝、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬の3人を中心に15年前の失踪事件から現在の連続殺人事件へとつながる謎に迫る、サスペンスラブストーリー。

今回のインタビューは、10月15日の“電波ジャック”の合間時間を利用して行った。

■吉高「まるで梨央と加瀬のような関係性」

――お互いの印象はいかがですか?

吉高:松下さんとは2020年にドラマで共演したのですが、撮影期間が3日間ほどだったのですぐに終わってしまって…。その時に“もっと一緒に(演技)できたらよかったな”と思っていたので、こんなにすぐに共演できて、大変うれしく思っています。

新さんとは、今回のドラマで3度目の共演になります。10代、20代、30代と(それぞれ共演する中で)私を見ていただいているので、40代も、50代も、60代も見ていてほしいなと思います(笑)。私の変わらない部分や、変わった部分も知っていると思うし、いてくださると安心します。まるで梨央と加瀬のような関係性ですね。

松下:吉高さんと以前共演したドラマはライトなラブコメの作品だったので、現場もすごく明るくて、楽しい思い出しかないくらいハッピーな現場でした。

しかし、今回はミステリーやサスペンスの要素があるドラマなので“(吉高が)どういう面持ちで現場にいるのかな”と考えながら現場入りしたら、以前共演した吉高さんと何も変わらない、とっても元気な様子を見て“僕の知っている吉高由里子だな”と思いました。

吉高:(笑)。

松下:でも、それがすごいところだと思うんですよ。シリアスなシーンを直前に控えていても、カメラがまわる5秒前まで僕らが知っている吉高さんがいて、でもカメラがまわった瞬間に切り替えて、時には涙を流したりするので“すごい人だな”と。時々、変なむちゃぶりをされることもありますけど…(笑)。

吉高:(笑)。

松下:それもすべてひっくるめて、魅力に変えてしまうパワーがある方だなと思いますね。新さんは今回初めての共演になります。以前、「レ・ミゼラブル 終わりなき旅路」(2019年、フジテレビ系)で共演シーンはなかったんですが、同じ作品に出演したことがあるんです。その時に“いつかご一緒できたらいいな”と思っていて、どんな方なのかなと気になっていました。

なので共演するにあたり、まずは僕自身のことを知っていただきたいなと思って初日から積極的に話し掛けていたんですが、めちゃくちゃ優しくてびっくりしました(笑)。

吉高&井浦:(笑)。

松下:僕の勝手な印象なんですが、(井浦は)クールで、怖い方なのかなと思っていたんです。でも、実際には優しいというか“温かい人”でした。役柄的にはバチバチしていますが、僕個人としては今後もいろんな話を聞けたらいいなと思っています。

井浦:えーっと、普段はクールで怖いですけど(笑)。

松下:そんなことないですよ!(笑)

井浦:洸平くん、ありがとうございます(笑)。洸平くんとは現場で話していると会話が広がるんですよね。きっと興味のあるものや、好きな分野がリンクしているんだろうなと思います。結果、自然と仲良くなっていってしまっているんですが、役柄的に梨央を挟んで両サイドから火花を散らす関係性なので…。

でも、肌と肌を合わせてお芝居するのは今作が初めてなので、加瀬と大輝の関係性は最終話までフレッシュでいたいなと思っております。

吉高さんとは何度か共演したことがありますが、今回は久々に共演シーンが多いので、出会った頃に比べてお芝居で“変化した部分”と、吉高さんの“変わらない部分”っていうのをしっかりと感じています。本人にはあまり言っていなかったんですが、感動しているんです。

吉高:ふふ(笑)。

井浦:すごいなって思っています。でも(吉高に)「すごいね」なんて言ったら、本人がすぐに調子に乗るので、あんまり言わないですけど(笑)。

吉高:(笑)。

■井浦「“早く現場で芝居しないとやばいな”という気持ち」

――いよいよドラマがスタートしますが、今の心境はいかがですか?

吉高:大きいプロジェクトが動き始めて、ようやく見てもらえる日が来るのかというワクワク感と、“どう思われるだろう”という緊張感もあります。ドラマって1話が始まると(スケジュールや時間に)追われる感覚になるので、そういったものもいよいよ始まっちゃうんだな、と。

でも「面白い」とか「よかった」と言ってくださる人が多いので、たくさんの方が見てくれたらうれしいなと思います。

松下:(撮影が始まって)一カ月半たったということにびっくりしています。“もうそんなにたったんだ”って思うくらい、あっという間でしたね。それだけ内容の濃い時間を過ごしていたんだなと実感しましたし、目まぐるしい日々の連続だったなと思います。

僕は一足先に1話を拝見させていただいたのですが、すごくハラハラドキドキしたんです。なんなら自分が出演していることを忘れて映像に見入ってしまって、次の展開が気になったり、怖くなったりすることもあって…。本当にいろいろなものが詰まった第1話になっています。

この作品が終わるころには街はクリスマスくらいの時期になっていると思いますが、今の集中力を切らすことなく、突っ走っていけたらいいなと思います。

井浦:まず、ドラマがスタートすることは素直にうれしいです。共演者と制作陣のみんなで作り上げていく中で育ってきている役が、どのように視聴者の方たちに届いていくのか、物語がどのように伝わっていくのか、うれしい気持ちと共にドキドキしています。

今日からいよいよスタートしますが、どんどんオンエアが追いついてくるので、現場のスピード感も変わってくるだろうなと思います。なので、こうやって宣伝することも大事なことですが“早く現場で芝居しないとやばいな”という気持ちもあったりします(笑)。

■“事件”が動きだす…第1話あらすじ

「真田ウェルネス」の社長・真田梨央(吉高)は、“世界を変える100人の30代”に選ばれる気鋭の実業家。その彼女が、かつて心を通わせた宮崎大輝(松下)と15年ぶりに再会した時、大輝は刑事、梨央は殺人事件の重要参考人だった。

15年前の2006年、岐阜県。梨央は東京の大学の薬学部に進学を希望する高校3年生。白山大学陸上部男子寮の寮夫として忙しく働く父・朝宮達雄(光石研)に代わり、弟・優(柊木陽太)の面倒をよく見る、寮の看板娘だった。

その梨央が恋心を抱いていたのが、陸上部のエースである大輝。梨央は彼が出場する駅伝の地区選考会に駆け付け、精いっぱい声援を送る。大輝もまた梨央に思いを寄せており、彼女の推薦入試が終わったら告白しようと決めていた。

そんなある日の夜、達雄が留守にしていた寮で“事件”が起こる。梨央を心配した母・真田梓(薬師丸ひろ子)は、弁護士の加瀬賢一郎(井浦)を梨央の元へと向かわせる。